あかない日記

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地蜘蛛

2021-08-09 | 出来事・行事

 

前々回は蟻地獄 今回も虫の話

暑い日が続く中
庭いじりをしているとき 土台に
少々気持ちの悪い糸状の管を見つける。

 

調べると「ジクモ」の巣で
クモあるとのことで  びっくり!

その「ジクモ(地蜘蛛)」とは

木の根元や建物の基礎部分などの
地面に10cm程度の縦穴を掘り
次に 掘った穴の中に糸で裏打ちした
細長い袋状の巣をつくる。


その巣を地上部に延長して
先細りの先端部をそばにある壁や
木の幹に付着させているのだそうだ。

この袋の地上に出た部分は
捕虫装置としての機能があり
餌は小型の甲虫 ダンゴムシ 
ワラジムシ などで
これらがこの袋の表面を歩いた時に
袋越しに長大な鋏角で咬みつき
袋を破れるままに巣内に引きずり込む。

食べかすは袋の先端から捨てられる。

この地上部を
つまんでそっと引っ張ると

地下部もいっしょに
引き抜くことができるので

中のクモを捕まえることができる。


しかし ジグモは
頭胸部を腹部の方に曲げると
その長い顎で
自分の腹を切り裂いてしまうので

“サムライグモ” などと呼ばれて
子供のおもちゃになっていたとも。


日本では 本州、四国、九州に分布し
孵化から性成熟するまでに3~4年かかる。

成体の寿命はオスの場合1年足らずだが
メスは卵巣が空にならない限り
さらに4~5年生き続け

1年に1度程度の割合で脱皮も行うとある。

 



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