このシトー派の修道院は 1133年 時のオーストリア支配者だった
バーベンベルク辺境伯レオポルト三世 (オーストリアの聖人と称され
ている。) によって創建され 創立当初から絶えることなく存在する
シトー修道会として 世界最古のものとなっている。
修道士は 一日に7回神に祈りを捧げる日課を維持し 朝5時15分の
“朝課(聖務共唱の祈り)”で始まり 20時15分の“終課”で締めくくられる。
夜は “沈黙の行” が遵守されているとのこと。
* ハイリゲンクロイツ=「聖なる十字架」という名は
一貴族からキリストの架刑された十字架が寄贈されたという
言い伝えが元になっている。
アーチ門を入ると 中庭の周りは1・2階ともルネッサンス様式の
回廊になっており 中ほどに 「三位一体」 の記念塔が建っている。
この「三位一体」とは
「主イエスにより啓示された神は 父と子と精霊の3つの位格を有し
この3位格は 同一の本質を共に有し 唯一の実態において存在
する。」という。 なかなか難しい・・・
教会に入ると ゴジック様式アーチ型の天井が高く 薄くらい中に
鮮やかな花模様のステンドグラスが目に入ってくる。
また主祭壇には 十字架を背負ったキリスト像が浮かびあがって見える。
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