シティオ広場
トマールから約80kmのナザレへ
ナザレの見学は明日の予定であったが
時間があったので 夕日が傾くころ
町の高台 シティオ広場に到着。
広場の中心にはイベント用の屋台が鎮座しているが
名物豆売りの店の姿はすでに店じまいで閑散としている。
西側には ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会が
その存在を示していた。
絵のように美しい海辺の村を描いたアズレージョ
(ケーブカー駅の壁面)
言い伝えによれば
4世紀にイスラエルのナザレから
聖職者ロマノが木製の聖母マリア像を
持ち込んだことにちなんで
町の名がついたという。
ナザレは 絵のように美しい
海辺の村として町を売り込み
ポルトガル屈指のリゾート地として
人気の観光地となった。
大西洋に面し 長い砂浜を持ち
夏期には観光客で混雑する。
(ポルトガルでも良質の砂浜とされる)
人口約15千人
町は 3つの地区からなる。
プライアは 海岸部
シーティオは 丘陵の頂上の旧市街
ペデルネイラは 南側丘陵頂上部
プライアとシーティオとは
ケーブルカーで行き来ができる。
海岸から標高110m地点の岩の上に
あるシティオに最初の定住地ができた。
住民は バルバリア海賊、フランス、
イギリス、オランダ各国の海賊たちからの
略奪を避けるため安全な基地を造った。
こういった襲撃は、19世紀初頭まであった。
9月8日の祝日には ナザレの聖母を
記念する宗教行事と礼拝行進があり
その他に闘牛と民族舞踊が行われる。
因みに 美しい海岸を持つ町から
神奈川県・逗子市と
2004(平成16)年に
国際友好都市提携を結んでいる。
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