順序よく並んだ窓に
外から梯子掛け
繭を出し入れした。
横町通りに
「須坂ふれあい館 まゆぐら」がある。
この建物 明治期に建てられた
三階建ての旧田尻製糸の建物で
生糸の原料となる繭を貯蔵する繭蔵。
現在は 製糸業で栄えた
須坂の歴史を後世に伝える
歴史的に貴重な建物として
また市内観光の休憩所
として開放されている。
繭蔵は 製糸工場が
大量に仕入れた「繭」を
保管する倉庫で
通風を良くすることで
温度変化があまりなく
「繭」の品質が
落ちないようにした
構造になっている。
なお この繭蔵は
都市計画道路の整備のため
2002(平成14)年
南東に約180m離れた
立町から3ケ月かけて
この地に“曳家移転”したそうだ。
中二階部分もすべて床があり
完全な3階建てで
大量に効率よく
貯蔵できる構造なっている。
地元のボランティアの方に
お茶の接待をしていただいた。
須坂は、色々ご説明なさっていらっしゃるように、
蔵と繭と、そんな町だと聞かされています。
こちら松代でも、かつては製糸業が盛んでしたが、
それ以上に、須坂地域でも、この製糸に力を入れていたと聞いたことがあります。
ですが、今回ご紹介いただいた繭蔵が
あること自体、存じ上げなくて、
参考になりました。
松代の製糸については
六工社や横田家で知りましたが
特に 横田英と富岡製糸との
かかわりなど
松代は 製糸の礎的な街ですね。