ウダイヤの門
カサブランカから 東へ大西洋の海岸沿いに走り
19時過ぎ 陽も沈み 薄暮状態のなか
首都ラバトへ。
ラバトの西北 大西洋に注ぐ
ブー・レグレグ川の河口にある
城壁に囲まれた
「ウダイヤのカスバ」を見学。
“カスバ” とは
城壁に囲まれた居住区のこと。
日干し煉瓦で築いた城壁の
高さは 約10m 厚さ2.5mで
上部には 巡警路が設けられている。
ラバトは ”近代都市と歴史的都市が共存する”
ことで 2012年 世界遺産 になっている。
1146年 ムワッヒド朝の
アミール・アブドゥルムウミンによって
11世紀のリバートがスペインへの
攻撃拠点として大規模な城塞に改築された。
1170年には「勝利の要塞」とよばれ
これが 現在の都市名の由来となっている。
18世紀にウダイヤ・アフブ族の軍隊を
ここに駐屯させたことから
この名が付いたという。
17世紀に入ると スペインでの
レコンキスタ運動により
アンダルシアを追放された
イスラム教徒たちが 難民として流入し
現在のラバトの土台ができた。
1912年になるとフランスが
モロッコに侵攻し フランス保護領とし
首都をフェズからラバトに遷都され
1956年のモロッコ独立後も
首都として継続されている。
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