参道の一角に 修復工事の概要 アフタービフォーの写真が案内板にあった。
この「タ・プローム」遺跡は 1860年に発見された当時からも
ガジュマルの浸食が進んで 自然の脅威に晒されており 崩壊の危機にあった。
アンコール遺跡の保存には 過去の状態に戻す復元と
歴史や社会 自然環境の現況の保全がある。
ここタ・プロムでは 後者の 浸食された状態はそのままにして
敢えて 修復せずに 自然との共存・現状維持に努める方法を選択している。
浸食されていない部分は 修復を行ってはいるが
しかし 確実に崩壊が進んでいるのには変わりはない。
それ故 この巨大な榕樹が遺跡の上に覆い被さる光景は
訪れる者に 自然の脅威を見せつけている。
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