あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

信州紀行 別所温泉25 歌碑・記念碑

2018-10-18 | 国内・長野

 

 

 

北向観音の境内には 
いくつかの歌碑等が置かれている。

こちらは 新派の名優・人間国宝 
花柳章太郎(1894~ 1965)の供養碑。


 「北向にかんのん在す 志ぐれかな 章太郎」

章太郎は 白粉(おしろい)が肌に合わず、悩んだが
北向観音に願をかけたところ快癒することができたという。

1965(昭和40)年 晩年に詠んだ句と言われ
建立発起人に大映社長・永田雅一の名もある。

 

 

 

芭蕉「観音の いらか見やりつ はなの雲」の句碑もある。 

 

1686(貞亨3)年 松尾芭蕉43歳
江戸深川の草庵で伏せっていた時
布団の中で詠んだ句と云われ 
浅草観音を詠んだものらしい。

1774(安永3)年に建立された。


揮毫は加舎白雄(上田出身の俳人)。

「観音のいらか」とは当然、
北向観音の事ではなく浅草観音寺の大屋根の事で
「はなの雲」とは 桜が満開で雲のように
咲き誇っている様子を現しているという。

 

 

 

こちらは 北原白秋の歌碑。

 「観音のこの大前に奉る 絵馬は信濃の春風の駒」

 1962(昭和37)年 建立された。

白秋は 1923(大正12)年に 家族と別所へ遊びに来て
わずか数日で162首の俳句を詠んだという。

 

 

 






コメントを投稿