旧呉服屋「山丹」(明治10年頃築・切妻平入瓦葺き建築)
説明文には、
「旧街道沿いに 明治から大正期に
北信有数の呉服反物商として栄え、
町内一の立派な耐火耐震建物で、
昭和40年代に化粧直しがされた
黒塗りの重厚な土蔵や家屋が残されている。」
現在も居宅となっているが
蔵が1号から8号まで完全な形で残されている。
蔵の壁に見られる突起物は、「折れ釘」という。
漆喰を半球形に盛り上げた部分(ツブ)に、
鉤形に折れた太い釘が突き出たものだが
これは、補修作業の際のハシゴの固定など、
縄をかけるために使う。
折釘に荷重をかけた際に、
壁とは別にツブをつけておくことでツブの損傷だけで
本体の壁土に亀裂が入るのを防ぐのだそうだ。
「山丹」脇の水路は、中町と荒町の境で、
稲荷山城の堀跡といわれている。
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