花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

流石はなれ / 麺つながりの週末ごはん 

2009-07-29 | 週末ごはん・お酒
昨日は会社から近い中央区湊にある素敵なお蕎麦屋さんに行きました。










ここ 「流石 はなれ」 は、カウンターのみ10席の、お昼も夜も "おまかせ料理のみ" で、そば料理に懐石を織り交ぜた蕎麦懐石のお店。銀座「流石」の系列店で今年オープンしたばかりです。

奥行きのある分厚い木のカウンターがやさしく肌に馴染み落ち着きます。


ここの料理長の "五十嵐さん"が前に板長をしていたお店では五十嵐さんの出身地=青森の郷土色も入ることのあるおいしいお料理を食べさせてもらっていたので、久しぶりに彼に会うことと彼のお料理をとても楽しみにしていました。 お店に入って誰だかわかってもらえなかったらどうしよう。。。なんてちょっとドキドキしたりして。


笑顔で「お久しぶりです!」の声を聞いて一安心。

旬のものを使った私好みのやさしく上品な味つけのお料理に、持ち帰りたくなる(←こらこら)粉引きを中心とした器たち。
笠間(茨城県)の吉村昌也さんの作だそうで。。。喉から手が出るほど欲しいけど残念ながら手が出せません。(喉から手が、じゃなくて大まじめに家庭じゃなかなか買えません)


この日のメニューはこんな感じ

じゅんさい・モロヘイヤ・鱧の乗った冷たいお蕎麦
みずみずしく柔らかい蝦蛄やズイキ・蛇腹胡瓜等のお野菜
いか塩辛
焼き茄子のあったかおそば
穴子と新銀杏・ナントカ唐辛子の天ぷら
焼き魚(たかべ)
かおり高いそばがき
鱧・松茸・青菜の鍋
〆の冷たいお蕎麦 & 濃厚そば湯
白桃ゼリー



おなかいっぱい!心も満足なメニューでした。
ああ苦しい!

強いて言えば中国産の松茸は香りがあまりなく食感だけでわざわざ松茸にしなくても良かったんじゃ?という感がありました。


お酒は〆張鶴・三千盛・扶桑鶴純米&純米吟醸・諏訪泉を冷酒やら燗やら。


ここのお蕎麦は蕎麦打ちから、そばがきは粉を挽くところも見ることができます。
コシや食感よりも味わいのお蕎麦というべきか?
美しく細く切られた味わい深いお蕎麦の香りは余韻が自分のなかに長く漂いつづけました。


こういうお店は季節ごと訪れてみたいですね。
・・・そんな贅沢はまずできませんけど。


ああ、そうそう。 この日の主目的は半世紀を迎えた先輩社員の誕生会だったのでした。 
いかんいかん、途中すっかり忘れてましたわ~(半分は冗談ですよ)


<流石 はなれ>
東京都中央区湊3-13-15
03-6228-3870
営業時間:12時~14時/18時~20時半(入店)
昼夜ともに予約制
定休日:日・祝日(予約をすれば、日・祝日も営業)
お任せコースのみ(昼4,200円~、夜8,400円~)






さて、こんなおいしいお話のあとではやりにくいんですが「週末ごはん」です。
お店の料理写真がなくて良かったかも?



お蕎麦から麺つながりってことでいかがでしょうか?






からすみとズッキーニのぺぺロンチーノ風

(あんまり辛くならなかったのでペッパーふっちゃった)




会社の役員さんからお裾分けでいただいたカラスミを使ってカラスミとズッキーニのペペロンチーノ風

カラスミとズッキーニは適当な大きさに切って薄くスライスします。

フライパンにオリーブオイル・にんにく・赤唐辛子を入れて焦がさないようゆっくりと香りを油に移します。
薄くスライスしたズッキーニを炒め塩胡椒し、パスタの茹で汁でオイルを乳化させます。 白ワインも少々(なくても大丈夫)。
茹で上がったパスタを入れたら少量のカラスミをとっておき残りをパスタと合わせます。
お皿に盛ったとっておいたカラスミを上からちらしてできあがり。 (忘れて全部混ぜちゃったのよ~、私ってば)




カラスミなんてお高い物!贅沢でいや、という方には

ひやむぎチャンプルーなんてどうでしょう? (素麺のつもりがうちにあったのが"ひやむぎ"だったの)







こちらはゴマ油、ニンニク少々、豆板醤少々、刻みねぎ、生姜、薄切りゴーヤ、スパムまたはハム(これはいただきもののパストラミ)・塩胡椒を炒め、固めに茹であげた冷や麦(そうめん)を加えたら最後にレタスを炒め合わせて塩胡椒で再び味を整えゴマ油を一回しして完成。  

麺は必ず固めにあげましょう。


ゴーヤの苦み、豆板醤の辛さ、生姜の爽やかさ、レタスのシャキシャキがクセになります~