アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

楽しい曲選びのじかんです

2012年03月13日 | ピアノ
五月にピアノの発表会がありますので選曲を…

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私が、ヤマハの発表会に出ていたころ、選曲で考えていたことは、まず「作曲家」が他の人とかぶってないこと。つまり、基本コンセプトは、「演奏がよくないにしても、せめて素敵な曲との出会いがありますように」っていうサービス精神というか(^^;; あ、そんな曲あったんだ、と思っていただこうという趣旨である。

だから、ショパンはもちろん、リスト、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、シューマン、シューベルト、ドビュッシー、ブラームス、湯山昭あたりは避け、フォーレ、ラベル、ラフマニノフ、グラナドス、シベリウス、プーランクなどから選んできた。フォーレ、ラベル、ラフマニノフあたりならメジャーどころに入るんじゃないか? というのはちょっと微妙なところだけれど、先生から提案された曲を弾くタイプの人とは少なくともあまりかぶらないようだった。

時は流れ、最近はやたら私より曲に詳しい人がたくさんいる会ばっかり出ているうちに、マイナーな曲選びで勝負しようという気はすっかり薄れ…というか、はなっから勝負もへったくれもないんだけど、私が一度も聞いたことがないような作曲者名が並ぶ中で、もう、グラナドスでもフォーレでもいっそショパンでも、なんでもおんなじという気がしてきたのだ。どのみち、「誰でも知ってる作曲家」のくくりとしかいえない。

それで、先日の発表会(これはヤマハ)では、気の迷いで(?)王道中の王道、ショパンのワルツなんかを選び、そのあげくにショパンのソナタの次に弾くはめになったので、もう怖いものはなくなった。ふははは。

ショパン、そしてまた、ショパン、という曲順になったとしても、結局のところ、弾き方は人によってえらく違うわけで、自分が聞く立場で考えても、同じ作曲家が続くと退屈するかというと、必ずしもそうではない、と思う。まぁ、自分らしく弾ける曲がいちばんなのかな、とありきたりの結論に。

今から、五月の発表会の選曲をするとなると、こみいった曲でかつまったく新規というのはありえない。何年も前であっても、とにかく一回は弾いたことのある曲のリサイクルが望ましい。

というわけで、昨日は、コピー譜をひたすらストックしたファイルを、片っ端から弾いてみたりしていた。

コピー譜というのはつまり、どっかで弾いた曲ってことで、つまり世界にあまたある曲の数々の中から、自分がなじみの曲ばかりを集めたファイルということになる。これをあえて「レパートリーファイル」と呼んでみたいが、実際はそんな呼び方できるほど弾けるわけではもちろんなく、何年間もメンテナンスのないまま捨て置かれた曲たちは、ただちょっと譜読みが速くできるというくらいのことでしかないんだけど。

でも、自分で楽しみのために弾き散らかすならすぐだし。そういう意味では「準レパートリーファイル」「潜在的レパートリーファイル」(^^;; 定年退職した暁には、こういうファイルをぼちぼちメンテして、ほんとの意味でレパートリーファイルにできたらいいな(妄想モード)。

それはともかく。そうやって楽しく弾き散らかしていて、やっぱりショパンってしっくりくるなー、というのがひとつ。それから、やっぱり短い曲がいいかなというのがひとつ。あまり練習時間もまとまって取れない中、それでいてそんなに子どもっぽくない曲、ということになると、あとは短さで崩壊を防ぐしかないよね。

ショパンの前奏曲に戻るってのはどうだろう。というのが、昨日の結論。

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コメント
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