ふつう、ピアノ協奏曲をピアノだけで演奏する場合は、オケパートとピアノパート、二台で(もちろん二人で)弾くということになると思うんですが…
←生き別れの二人がジョイントしたリサイタル
今日は、ピアノ協奏曲を一人で演奏するのを見て、というか聞いてきました。
コンサートのタイトルは、「森下唯&ピアニート公爵ジョイントリサイタル」となっていますが、ピアニートというのは森下さんの別名(ニコニコ動画ピアニスト名?)なので、ピアノも一台、人間もひとりです。
でも音だけ聞いてると…オケパートとピアノパートがちゃんとあるように聞こえるし…ともかく音が多すぎるし…
そんなわけアルカン!?
とか思うわけですよ。ピアノ協奏曲をひとりぶんに編曲するなんて、頭おかしいと思うんですけど、それをやっちゃうのがアルカンで、それを弾いちゃうのが森下唯。いや、ピアニート公爵なのかな。このとき(コンサート前半)はかつらかぶって公爵のかっこうで弾いていました。
森下さんはアルカン好きというかアルカン推し、つまりあまり巷でアルカンが流行ってないのを憂いて(?)布教活動に努めているらしいのですが、流行らないのも当たり前で、誰が弾くんだ(弾けるんだ)っていう無茶苦茶な音の多さです(オープニングはアルカンの「鉄道」でしたがなんかスゴかった)。これだけ音が多いと、ただ並べても(なかなか並びませんが)聞いてるほうは何がなんだかよくわからないことになります。森下さんの演奏は、ものすごい音数の中から、ちゃんと構造がクリアに浮かび上がってくるところがすばらしいと思います。アルカン向き?
今日のコンサートにどうしても行きたかったのは、ガンバスター幻想曲を生で聴いてみたかったからです。CDも持ってますが。
それで、勢いでチケット二枚買ったら、よしぞうの都合が悪くて、それで無理にきーちゃんさんを誘ったんですが、そういえばきーちゃんさんはガンバスターなんて知らんよな…ちょっと悪いことしたなと思って、
コンサートが始まる前に「ガンバスター幻想曲を聞くための基礎知識講座」を急ぎ足で。
「ガンバスターってのは、『トップをねらえ』っていうアニメに出てくるロボットだけど、これはタイトルからわかるように『エースをねらえ』からパクった設定で、ノリコって主人公と、おねえさま(宇宙兵士を育てる士官学校の上級生)、コーチというのがいるんです。…(中略)人類対宇宙怪獣の戦いで、人類は押されまくってもうダメだってところに来て、ブラックホール爆弾を起死回生の一手にしようとして。でも、急ごしらえでいろいろ間に合ってないトコあって、最後ノリコとおねえさまの二人でそれをなんとか起動させるんだけど、重力に巻き込まれて、地球に帰ってきたときは一万二千年後になっていたという」
(いや、これじゃさっぱりわからんがな)
ってか、基本的に「エースをねらえ」の設定で、基本的に宇宙怪獣と戦うロボットアニメだっていわれたら、
そりゃ意味わからんね。すいません。あとはアニメ見てもらわないと。
それで、私にとっては、もうこの曲を間近で聴くと、どこを取っても感動のシーンで、すごくよかったです。
これは森下さん本人の編曲ですが、この曲の音の多さというか響きが、耳だけで聞いてるとどうやって腕二本で弾いてるのかさっぱりわからない。それで、動きを見るに、まぁ要するに、「ドレミファソ」って、私がせいいっぱい速く弾いたとして、それより速く和音のままで動けると思えばいい(のかな?)。んで、このへんの音の塊の響きもおさまらないうちに、別の箇所にすっ飛んでいってまた別の音の塊を弾いている、というような。
アルカンも音多くて、状景描写的だったり、なんか共通するところがありますね。
ブラックホール爆弾が爆発したところでは、ウッてみんな息を詰めて聞いています。長い長い時を経て、ガンバスターが帰還したときはあぁほんとによかった、という感じで、割れるような拍手でした。と、いっても、客席が埋まりきってなかったのがなんかもったいなかったんですけど…どういう人が聞きに来るかっていうと、やっぱりなかなか難しいかなぁ~?? チケット代払ってピアノのコンサートに行く層の中で、ガンバスター知ってる人(あるいはコアなアルカンファン)はどれだけいるのかって。でも、ほんとにいい曲なんですよ。ガンバスター幻想曲。
応援してますよー!!
【これまでのピアニート関連記事】
・思いこんだらショパンの道を~
・混ぜるな危険、のバランス
・進学校とピアニスト
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今日は、ピアノ協奏曲を一人で演奏するのを見て、というか聞いてきました。
コンサートのタイトルは、「森下唯&ピアニート公爵ジョイントリサイタル」となっていますが、ピアニートというのは森下さんの別名(ニコニコ動画ピアニスト名?)なので、ピアノも一台、人間もひとりです。
でも音だけ聞いてると…オケパートとピアノパートがちゃんとあるように聞こえるし…ともかく音が多すぎるし…
そんなわけアルカン!?
とか思うわけですよ。ピアノ協奏曲をひとりぶんに編曲するなんて、頭おかしいと思うんですけど、それをやっちゃうのがアルカンで、それを弾いちゃうのが森下唯。いや、ピアニート公爵なのかな。このとき(コンサート前半)はかつらかぶって公爵のかっこうで弾いていました。
森下さんはアルカン好きというかアルカン推し、つまりあまり巷でアルカンが流行ってないのを憂いて(?)布教活動に努めているらしいのですが、流行らないのも当たり前で、誰が弾くんだ(弾けるんだ)っていう無茶苦茶な音の多さです(オープニングはアルカンの「鉄道」でしたがなんかスゴかった)。これだけ音が多いと、ただ並べても(なかなか並びませんが)聞いてるほうは何がなんだかよくわからないことになります。森下さんの演奏は、ものすごい音数の中から、ちゃんと構造がクリアに浮かび上がってくるところがすばらしいと思います。アルカン向き?
今日のコンサートにどうしても行きたかったのは、ガンバスター幻想曲を生で聴いてみたかったからです。CDも持ってますが。
それで、勢いでチケット二枚買ったら、よしぞうの都合が悪くて、それで無理にきーちゃんさんを誘ったんですが、そういえばきーちゃんさんはガンバスターなんて知らんよな…ちょっと悪いことしたなと思って、
コンサートが始まる前に「ガンバスター幻想曲を聞くための基礎知識講座」を急ぎ足で。
「ガンバスターってのは、『トップをねらえ』っていうアニメに出てくるロボットだけど、これはタイトルからわかるように『エースをねらえ』からパクった設定で、ノリコって主人公と、おねえさま(宇宙兵士を育てる士官学校の上級生)、コーチというのがいるんです。…(中略)人類対宇宙怪獣の戦いで、人類は押されまくってもうダメだってところに来て、ブラックホール爆弾を起死回生の一手にしようとして。でも、急ごしらえでいろいろ間に合ってないトコあって、最後ノリコとおねえさまの二人でそれをなんとか起動させるんだけど、重力に巻き込まれて、地球に帰ってきたときは一万二千年後になっていたという」
(いや、これじゃさっぱりわからんがな)
ってか、基本的に「エースをねらえ」の設定で、基本的に宇宙怪獣と戦うロボットアニメだっていわれたら、
そりゃ意味わからんね。すいません。あとはアニメ見てもらわないと。
それで、私にとっては、もうこの曲を間近で聴くと、どこを取っても感動のシーンで、すごくよかったです。
これは森下さん本人の編曲ですが、この曲の音の多さというか響きが、耳だけで聞いてるとどうやって腕二本で弾いてるのかさっぱりわからない。それで、動きを見るに、まぁ要するに、「ドレミファソ」って、私がせいいっぱい速く弾いたとして、それより速く和音のままで動けると思えばいい(のかな?)。んで、このへんの音の塊の響きもおさまらないうちに、別の箇所にすっ飛んでいってまた別の音の塊を弾いている、というような。
アルカンも音多くて、状景描写的だったり、なんか共通するところがありますね。
ブラックホール爆弾が爆発したところでは、ウッてみんな息を詰めて聞いています。長い長い時を経て、ガンバスターが帰還したときはあぁほんとによかった、という感じで、割れるような拍手でした。と、いっても、客席が埋まりきってなかったのがなんかもったいなかったんですけど…どういう人が聞きに来るかっていうと、やっぱりなかなか難しいかなぁ~?? チケット代払ってピアノのコンサートに行く層の中で、ガンバスター知ってる人(あるいはコアなアルカンファン)はどれだけいるのかって。でも、ほんとにいい曲なんですよ。ガンバスター幻想曲。
応援してますよー!!
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