「これからの人生、今が一番若いんだから、とりあえず手にあてとくぞキャンペーン」(←長い)第二弾はベートーベンのピアノソナタ、テレーゼ(の第一楽章)です。
←とにかくもう一回はレッスンに持って行く予定です
なんでテレーゼなのか…
もちろん、これまで手つかずのジャンルとして、「ベトソナ」はぜひこのキャンペーン中に手をつけておきたいものですが、その中でなぜこの曲か、というね。
ベトソナは、弾くほうはともかく聞くほうならそれなりに好きですが、一部の方々のように「ベト様(無条件)らぶ」ではなくて、そうなんでもいいわけじゃないんです(笑) しかも、いくら「手にあてとくぞ」といったって、あんまり楽譜真っ黒い系(音符が立て込んでいるもの)は土台、話にならないわけで。
ベトソナに出現する、私にとっての「障害」というのは
・音階、(くどい)和音
・長い
・耳タコ
などなど、けっこうあるんです。音階というのはいうまでもなく、ハノンやツェルニーをやったことない者としてはベトソナのテクニックがいちばん距離の遠いものとして感じられるということですが、案外ばかにならないのがその長さ。同じ難しさだって、短い曲なら同じ時間で何回も弾けるわけですから、やはり現実問題、長さは難しさだというのがあります。
「耳タコ」というのは何かというと、一部のベトソナは、昭和のピアノ教室であまり頻繁に聞きすぎて(しかもちっとも素敵でない演奏で!!)トラウマなんです。好きになれない。
で、そのようなトラウマ耳タコ曲は、揃って「ベトソナの中ではわりと弾きやすい曲」なので(当たり前ですね)、さぁ弾く曲がない、ということになります。
そこへ、私の好みも技量も知り尽くしているくさぴあさんがアドバイスしてくれたのがコレなんです。
「テレーゼはどう? わりと好きでしょ? 短いわよ」
さすがよくわかってらっしゃる~
私がテレーゼにする、というとおゆき先生は「テレーゼむじゅいです」と忠告してくださったんですが、んじゃー簡単な曲ってのがあるのかっていえばないわけなので、その親身のアドバイスは無視してしばらく弾いてみてました。
弾いてみますと、音階とか和音といった私がテクニック的に困難を抱えている分野については、まぁゆっくり弾いてる分にはそんなに問題じゃないというか、案外、問題はそこではないような気がしてきました。
私が「とりあえず弾いてみた」テレーゼは、ゆっくりだからではなく何か別の原因で、ちっとも素敵でない。
ひとつには、なんか急にfになったりpになったりとか、その唐突さがしっくりこなくて、なんかうろたえたりためらったり、あまつさえ逆にしちゃったりとちぐはぐでどうも取ってつけたような。このベト様っぽい強弱記号のつきかたが~
…まぁほかにもいろいろあるんだろけどな。
と思いつつ、レッスンに行ってみましたところ、
いろいろ問題あるなかであえていうなら、音符と音符の「隙間」というか、その隙間にあるべき妄想力の欠如というか…
音楽は妄想力なんですよ
前に、おゆき先生に習い始めたときに、「アンダンテさんは妄想しなくていいですから」っていってもらってすごく気が楽になったってことがありましたが、その、しなくてもいい妄想というのは
「ひなびた酒場で、おばあさんがこんな踊りをしていて、そこへ、おじいさんが…」
みたいなやつね(^^;;
そうではなくて、たとえばピアノは物理的な事実からいうと、いったん打鍵した音をそこから大きくすることってできないんだけれど、「大きくなって」次の音符に行くんだという気持ちを持ってそのつもりで弾くかどうかというのが妄想力。
この、赤丸つけた音を打鍵した後にわーっとfに向かう感じ。
逆に、休符の間にスッと小さくなるなんてのもあるかも。
そうそう、「休符」で音楽してるのがうまい人で、ただお休みしてるのが下手な人(笑) まさに妄想力だねぇ…
あるいは、妄想とはちょっと違うかもしれないけど、ここで転調して暗くなるとか、ここでいったん終わる感じとか、ふわっと広がる響きとか、事実(楽譜に書いてあること)に基づく妄想…想念? みたいなもの。そう思って弾くかどうかで、ちゃんと変わって聞こえる(たぶん)。
妄想が下手なのは元からだけれども、テレーゼで特にダメダメな理由は、やはりこの分野に不慣れということと、それからあまりピンとこなかったためにあまり弾いてなくて(エオリアンハープのときは最初からとっつきよくて気に入ってずーっとそればっかり練習してた)そもそも楽譜ガン見だと先の予想が自分でできてなくて妄想のたてようがないって話がある。
「ま、『練習したら』けっこう弾けそうじゃないですか(^^)」とおゆき先生。うむーー
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「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←とにかくもう一回はレッスンに持って行く予定です
なんでテレーゼなのか…
もちろん、これまで手つかずのジャンルとして、「ベトソナ」はぜひこのキャンペーン中に手をつけておきたいものですが、その中でなぜこの曲か、というね。
ベトソナは、弾くほうはともかく聞くほうならそれなりに好きですが、一部の方々のように「ベト様(無条件)らぶ」ではなくて、そうなんでもいいわけじゃないんです(笑) しかも、いくら「手にあてとくぞ」といったって、あんまり楽譜真っ黒い系(音符が立て込んでいるもの)は土台、話にならないわけで。
ベトソナに出現する、私にとっての「障害」というのは
・音階、(くどい)和音
・長い
・耳タコ
などなど、けっこうあるんです。音階というのはいうまでもなく、ハノンやツェルニーをやったことない者としてはベトソナのテクニックがいちばん距離の遠いものとして感じられるということですが、案外ばかにならないのがその長さ。同じ難しさだって、短い曲なら同じ時間で何回も弾けるわけですから、やはり現実問題、長さは難しさだというのがあります。
「耳タコ」というのは何かというと、一部のベトソナは、昭和のピアノ教室であまり頻繁に聞きすぎて(しかもちっとも素敵でない演奏で!!)トラウマなんです。好きになれない。
で、そのようなトラウマ耳タコ曲は、揃って「ベトソナの中ではわりと弾きやすい曲」なので(当たり前ですね)、さぁ弾く曲がない、ということになります。
そこへ、私の好みも技量も知り尽くしているくさぴあさんがアドバイスしてくれたのがコレなんです。
「テレーゼはどう? わりと好きでしょ? 短いわよ」
さすがよくわかってらっしゃる~
私がテレーゼにする、というとおゆき先生は「テレーゼむじゅいです」と忠告してくださったんですが、んじゃー簡単な曲ってのがあるのかっていえばないわけなので、その親身のアドバイスは無視してしばらく弾いてみてました。
弾いてみますと、音階とか和音といった私がテクニック的に困難を抱えている分野については、まぁゆっくり弾いてる分にはそんなに問題じゃないというか、案外、問題はそこではないような気がしてきました。
私が「とりあえず弾いてみた」テレーゼは、ゆっくりだからではなく何か別の原因で、ちっとも素敵でない。
ひとつには、なんか急にfになったりpになったりとか、その唐突さがしっくりこなくて、なんかうろたえたりためらったり、あまつさえ逆にしちゃったりとちぐはぐでどうも取ってつけたような。このベト様っぽい強弱記号のつきかたが~
…まぁほかにもいろいろあるんだろけどな。
と思いつつ、レッスンに行ってみましたところ、
いろいろ問題あるなかであえていうなら、音符と音符の「隙間」というか、その隙間にあるべき妄想力の欠如というか…
音楽は妄想力なんですよ
前に、おゆき先生に習い始めたときに、「アンダンテさんは妄想しなくていいですから」っていってもらってすごく気が楽になったってことがありましたが、その、しなくてもいい妄想というのは
「ひなびた酒場で、おばあさんがこんな踊りをしていて、そこへ、おじいさんが…」
みたいなやつね(^^;;
そうではなくて、たとえばピアノは物理的な事実からいうと、いったん打鍵した音をそこから大きくすることってできないんだけれど、「大きくなって」次の音符に行くんだという気持ちを持ってそのつもりで弾くかどうかというのが妄想力。
この、赤丸つけた音を打鍵した後にわーっとfに向かう感じ。
逆に、休符の間にスッと小さくなるなんてのもあるかも。
そうそう、「休符」で音楽してるのがうまい人で、ただお休みしてるのが下手な人(笑) まさに妄想力だねぇ…
あるいは、妄想とはちょっと違うかもしれないけど、ここで転調して暗くなるとか、ここでいったん終わる感じとか、ふわっと広がる響きとか、事実(楽譜に書いてあること)に基づく妄想…想念? みたいなもの。そう思って弾くかどうかで、ちゃんと変わって聞こえる(たぶん)。
妄想が下手なのは元からだけれども、テレーゼで特にダメダメな理由は、やはりこの分野に不慣れということと、それからあまりピンとこなかったためにあまり弾いてなくて(エオリアンハープのときは最初からとっつきよくて気に入ってずーっとそればっかり練習してた)そもそも楽譜ガン見だと先の予想が自分でできてなくて妄想のたてようがないって話がある。
「ま、『練習したら』けっこう弾けそうじゃないですか(^^)」とおゆき先生。うむーー
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)