アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

響きを楽しんで弾けました…が。

2019年10月17日 | ピアノ
今日はコンクール地区本選でした。前回(地区予選)、選曲としては「安全側(?)」に振ったつもりでチャイコフスキー四季「舟歌」にしたのですが、緊張でハラホロヒレハレで、せっかくのピアノとホールを楽しむどころじゃなかったので…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ど緊張の中、無事に弾けるのは五分以内(なのかも)

リベンジです!! こんどはいっそ、弾けなくてもぜんぜん不思議のない難曲を(←やることが極端)ということでフォーレノクターン六番。

さてさて、二回目のみなとみらい小ホール、もう更衣室の場所や舞台袖への通路なども体験済みですので気分が違います。

弾き始めるときには、前回よりずっと平静な滑り出しでした。

この曲、セルフ譜めくりできるように2~3ページのセクションに分けていますが
1: ゆったり始まる。わりと弾ける(ことが多い)
2: ややこしい。速くないけど実は最難関
3: 速い。速いから苦手ではあるけど、前にメトロノーム練習したので(!)安定感わりと出てきた。
4: 速い。危険がいっぱい
5: ゆったり。しかし最後は案外わけわかんなくなりやすい

最後のわけわかんなくなるところは、時間切れで「チーン」のはずなので問題ない(←おい)

ピアノもホールも素晴らしい、この響きを、前回はてんぱりすぎでほとんど味わえませんでしたが、今回はとても楽しんで弾くことができました。緊張はしてやや手が震えてはいましたが、小ミスしても流れを止めずに回復できて、今年の目標であった、「弾き直し癖の克服」に一歩近づいた感じさえありました。これは収穫。

しかし緊張の中で、随所にある危険個所をくぐり抜けて弾いてきたけれど、もういっぱいいっぱいだったので、元々危険な4で大ミスをしたときに心が折れてしまいました。

あれ? もうそろそろ「チン」が鳴ってくれてもいいんじゃないかなぁ(←どうなのか)

と思ったらもう立て直せなくて、ぐちゃぐちゃになったときにようやく「チン」(笑)

いつも頼りになるくさぴあさん、今日は自分が弾くわけでもないのに応援に駆けつけてくれていまして、

「途中まですごくよかったのにね~大崩れから、もう『チン』鳴らして誰か止めて~って見え見えでもぅ」
…ハイ、おっしゃるとおりです。コンクール的には論外ですね。

「そこまではよかったのよ。フレーズの形とか、音もきれいだったし、ちょっとよろっとしても弾き直しせず立ち直って」

ただし、気になるところとすれば音量バランスで、めるちゃんより中低音がっつり鳴る高級ピアノなので、下を抑えめにしたほうがいいと言われました。あ、それちょっと弾いてても思った…

低いほうの音が豊かに鳴るんですよね。同じくらいの強さで弾いたときのボリュームがかなり違います。でもつい普段のバランスで弾いちゃってたところが多かったかな。

というわけで、全国はいけませんでしたが(当たり前)、響きを楽しんで弾くという目標は半分くらいクリアしました。


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