ティラノサウルス・レックスは大昔絶滅した生き物なので、今昔というのもおかしな話だけれども…
←今、恐竜研究がアツい
実際のところ、私が子どものころ(昔)と今では姿形がずいぶん変化しているので、まぁやっぱり今昔。
昔々、私が学研のひみつシリーズ(「恐竜のひみつ」とか)を愛読していたころと今では、もうイラストからして全然違う。
今も昔も二本足で歩き前足はちょんぼりしているのは同じだけど、昔は背を起こして太い尻尾が地面に着いたような状態、今は後ろ足を支えに胴体と尻尾が釣り合っているようなTの字姿勢で描かれている。
それと、今は毛が生えている(^^;;
そして、行動もまったく違う。
昔のイメージでは、冷血動物で、のろまで、頭が悪くて、卵は産みっぱなしで、体は大きいけれども犬くらいの動物に簡単に倒されるだろうというような記述があった(出典失念)。
…とんでもない(参照: ジュラシック・パーク)
ま、ジュラシック・パーク/ワールドはただの映画だけど、真面目な話、
足はかなり速く(時速15~40km)
噛みちぎる力は桁外れ(どんな獲物も骨ごと噛み砕ける)
頭もかなり良く(イヌネコよりは上、チンパンジー程度)
ある程度子育てをしていた…もしかして群れで狩りをしたかも!?
こえーよ(o_o)
こういう、ガラリと見方が変わった根本には、恐竜が鳥っぽい、というより鳥が恐竜の一種であるということがある。恐竜の速い成長、素早い動きなどは鳥と共通の特徴で、気嚢を持ってて息は吸うときと吐くときの二度おいしい(酸素取り込み)という発明はすごい。これがあの巨体に生かされていたのだ。
いやほんと、絶滅してくれてありがとう、隕石グッジョブである。
まぁ、そもそもその(めっちゃ繁栄してた恐竜たちを(鳥以外)絶滅に追い込んだ)隕石が飛んでこなけりゃ現在の我々も存在しないんだろうけども。
だいたい、恐竜はなぜ絶滅したのか? というところも、昔は謎で、確か隕石説もあったけれどかなりのイロモノ枠とされていた。だって、わかんないことは地球外から来たことにしちまえなんて、そんな乱暴なね…
そんなこんなで、昔と今ではこんなに様変わりしているのだけど、それだけたくさんのことが明らかになってきたのは、もちろん研究手法が進んだ(CTとかシミュレーションとか)ということもあるんだけど、そのベースは化石発掘など地道なフィールドワークである。なぜそこまで面倒なことをするかといえばそこに愛が(熱意が)あるからである。
「恐竜の世界史 負け犬が覇者となり、絶滅するまで」(スティーブ・ブルサッテ)
は、確かに恐竜そのものの歴史でもあるけれど、その歴史を発掘してきた研究の歴史とのダブルミーニングとなっている。要するに二つの時間軸が交錯して、ややエッセイ風に、研究の歴史が語られている中から、ちゃんと恐竜の歴史が立ち上がってくるように書かれている。どうしてそんなややこしいことができるのかわからないが、本を読んでいる分にはとてもわかりやすい。
すごい暑いとか寒いとか、およそ快適からは程遠い、誰も人が通らないような辺境の地で、一日じゅう這いつくばって、見つかるかどうかなんのあてもないものを探し続ける多くの人たちの支えられて、こういった研究や本があり、映画があって、私たちはそれをただ消費できる。なんか申し訳ない気がするんだけど。でもこれからも楽しみにしてます。
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「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
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実際のところ、私が子どものころ(昔)と今では姿形がずいぶん変化しているので、まぁやっぱり今昔。
昔々、私が学研のひみつシリーズ(「恐竜のひみつ」とか)を愛読していたころと今では、もうイラストからして全然違う。
今も昔も二本足で歩き前足はちょんぼりしているのは同じだけど、昔は背を起こして太い尻尾が地面に着いたような状態、今は後ろ足を支えに胴体と尻尾が釣り合っているようなTの字姿勢で描かれている。
それと、今は毛が生えている(^^;;
そして、行動もまったく違う。
昔のイメージでは、冷血動物で、のろまで、頭が悪くて、卵は産みっぱなしで、体は大きいけれども犬くらいの動物に簡単に倒されるだろうというような記述があった(出典失念)。
…とんでもない(参照: ジュラシック・パーク)
ま、ジュラシック・パーク/ワールドはただの映画だけど、真面目な話、
足はかなり速く(時速15~40km)
噛みちぎる力は桁外れ(どんな獲物も骨ごと噛み砕ける)
頭もかなり良く(イヌネコよりは上、チンパンジー程度)
ある程度子育てをしていた…もしかして群れで狩りをしたかも!?
こえーよ(o_o)
こういう、ガラリと見方が変わった根本には、恐竜が鳥っぽい、というより鳥が恐竜の一種であるということがある。恐竜の速い成長、素早い動きなどは鳥と共通の特徴で、気嚢を持ってて息は吸うときと吐くときの二度おいしい(酸素取り込み)という発明はすごい。これがあの巨体に生かされていたのだ。
いやほんと、絶滅してくれてありがとう、隕石グッジョブである。
まぁ、そもそもその(めっちゃ繁栄してた恐竜たちを(鳥以外)絶滅に追い込んだ)隕石が飛んでこなけりゃ現在の我々も存在しないんだろうけども。
だいたい、恐竜はなぜ絶滅したのか? というところも、昔は謎で、確か隕石説もあったけれどかなりのイロモノ枠とされていた。だって、わかんないことは地球外から来たことにしちまえなんて、そんな乱暴なね…
そんなこんなで、昔と今ではこんなに様変わりしているのだけど、それだけたくさんのことが明らかになってきたのは、もちろん研究手法が進んだ(CTとかシミュレーションとか)ということもあるんだけど、そのベースは化石発掘など地道なフィールドワークである。なぜそこまで面倒なことをするかといえばそこに愛が(熱意が)あるからである。
「恐竜の世界史 負け犬が覇者となり、絶滅するまで」(スティーブ・ブルサッテ)
は、確かに恐竜そのものの歴史でもあるけれど、その歴史を発掘してきた研究の歴史とのダブルミーニングとなっている。要するに二つの時間軸が交錯して、ややエッセイ風に、研究の歴史が語られている中から、ちゃんと恐竜の歴史が立ち上がってくるように書かれている。どうしてそんなややこしいことができるのかわからないが、本を読んでいる分にはとてもわかりやすい。
すごい暑いとか寒いとか、およそ快適からは程遠い、誰も人が通らないような辺境の地で、一日じゅう這いつくばって、見つかるかどうかなんのあてもないものを探し続ける多くの人たちの支えられて、こういった研究や本があり、映画があって、私たちはそれをただ消費できる。なんか申し訳ない気がするんだけど。でもこれからも楽しみにしてます。
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