アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「60歳からピアノを…」タイトルから受ける印象

2022年03月21日 | ピアノ
前に、
「60歳からピアノをはじめなさい」読んでみた
という記事を書きました。

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記事にも書いたとおり、たいへん興味深い内容ですし、誠実にまとめられた本だと思いますけど、
アマゾンレビューでは期待を裏切られた的なコメントがいくつか並んでいます。

…ということを、今日、著者の方(かな?)のブログを見て知りました。
「申し訳ない気持ち」でいっぱいに……

どのように「期待」と違っていたかということですが、具体的には上記リンクから読んでいただくとして、まとめると、
「これからピアノを始めようとするシニアの方、ご本人で、実用的な内容を求めている方」
はアレッ違った、という気持ちになるということだと思います。

つまり、初心者が、ピアノの弾き方を知るとかそういう本ではないんですが、
「60歳からピアノをはじめなさい」
というタイトルは、そういう誤解を招きやすいかもしれません。

この本は、どういう人に役に立つのかというと、たとえば、
シニアにピアノを教えようとしている指導者、または教室運営をする人
シニアになってからピアノを習っているけれど、行き詰まり、または困難を感じている人
楽しむために相当な練習が必要になる習い事をシニアがするという現象について考えたい人(社会学的な観点?)
とか。

一歩引いて状況を俯瞰してみようと思う人にはおもしろいと思うんですよね。

まぁ、最後のほう(第9章)になって突然、習う人の立場で実用的なアドバイスが載っているところが、いいといえばいいし、なんだか本全体のスタンスが迷子になりそうな気もするんですが…

そんなこんなでタイトルが損な感じはします。もっとも、タイトルって著者の自由にならないことが多いです。「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと」なんてまったく私の意見入ってないですからね。なんだそれ、って感じです(^^;; 完全に、出版社の都合というかマーケティングで決められました。

出版のプロの人が、なるべく売れるようにタイトルつけてくれるんだから、文句をいう筋合いじゃないんでしょうけど、売れるけどその本をほしいと思うような人にちゃんと届かないのは困るんで。うまくつけてほしいですね!

本屋なら中を見ればいいですし、アマゾンでも「試し読み」できるんで、ちゃんとわかって買いましょう。

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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


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