アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

シンフォニア・デビュー!!

2022年11月24日 | ピアノ
いくらアマチュアでも、いい感じにクラシック曲を弾こうと志しているピアノ弾きなら、必ずバッハのインベンションとシンフォニアを勉強している…

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ということは私でも知っていますよ、えぇ、えぇ…

仮にも街のピアノ教師の娘ですし。ちょっと大きくなった生徒さんは皆さん弾いてらっしゃいましたね。

思い起こせば、初めておゆき先生にレッスンをお願いしたとき、インベンションちゃんと習おうって意図で弟子入りしたんです。
で、実際、何曲かは弾いたんですが、なぜだかいつも、いついつの会までにこれを弾かなきゃーみたいなのが立て込んでいて、これまで来てしまいましたね。

しかしこの秋、大物(ベトソナ31)に区切りをつけたところでさぁ次に何を弾こうか…と、
そこでマイミクさんが弾くのをたまたま聞いたんですがシンフォニア第11番。あ、素敵、これ弾こう!! となったんです。

え? インベンションじゃないの?? まぁそうなんですけど
弾きたいときが弾き時。ということでおゆき先生に「次回レッスンでシンフォニア第11番お願いします」というと、
おそらくは「インベンションからやったらどうなのか」というお気持ちはありつつの、シンフォニアでも弾かないより弾いたほうがいいと思われたか、案外好感触でした。

でもなぜ11番、とは言われました。もっと簡単なのからやればいいのにと。いやほかのひとつも弾いてないから知らないんだけど。別に番号が難易度順てわけでもないだろうし。

難易度はともかく、とてもきれいな曲ですよね。私は気に入りましたよ。好きになるのがマストですからまぁよかったと思います。

レッスンでは、
各声部丁寧に歌って(実際に声を出して歌ってみるのがお奨め)フレーズのまとまりや、大きな区切りを意識すること、
タイでつながっているところは物理的に音を伸ばすだけじゃなくて、小節頭をしっかり感じることが大事。
音が広がる、まとまる
盛り上げるところ、さくさく進めるところなどメリハリ

などのことを習いました。

三声だとどういう指使いで弾けばいいかがけっこうややこしいのですが、私は全音の楽譜を使っていて、ずいぶん詳しく指使いが書かれてあるのでほとんどそのまま弾いていました。やりにくいと思ったところ数か所をおゆき先生に聞いてみたら、ここはペダルつかってもいいとか、ここはちょっと指替えとかでだいたい解決。

強弱記号とかも楽譜に書き込まれていて、およそ理にかなっている…ただしここのフォルテは無視しちゃって、なんて言われたりもしていましたが、だいたいのところはそう悪くない感じのことが書いてあるわけです。

意識高い系の人は原典版を使うものかもしれませんが、とりあえず指使いや強弱やスラーや、いろいろ書いてあるのは私にとっては便利です。書いてなかったら「予習」(レッスン前に家で練習)はもっと手こずったことでしょう。いろいろ知らないんだから。昭和のピアノ教室ではほとんどコレが使われていた、安価で便利な全音版。今ならYouTubeでもなんでも、参考音源がいくらでもありますが、楽譜が頼りだった時代には、まずこれを使って学ぶことができるということで大きな存在だったのかもしれません。

全音版には「Allegretto moderato」と書いてありますが、これももちろんバッハが書いたものではありません。ただ3/8拍子であるからにはそんなに遅いわけではなく、軽く進んでいく感じは大切。

昨日のレッスンではかなり遅めのテンポで弾いていたのですが、慌てずに、ゆっくりのままでもちゃんと3/8に聞こえるように弾くならそれでよいとのことでした(余計むずいんじゃ?)

今日の録音:
バッハ/シンフォニア第11番

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