アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

プーランクの弾き心地が変わった

2022年11月02日 | ピアノ
今日は、プーランクの「8つのノクターン」第一番を弾いてみました(弾こうとしてみました)。

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この曲を弾いたのは…2015年でした。まだ、めるちゃんもいないころですよ…プーランクはそれ以来弾いてないので、ほんとに久々です。

私の、プーランクに対する印象というのは、「弾き心地」が悪いというものです。ここでいう「弾き心地」は私が勝手に使っている用語なのでどれくらい伝わるかわからないのですが…

「弾き心地が良い」とは
(1) 手に無理なく弾ける
(2) 弾くときの鍵盤の感触が良い
(3) 出てくる音まで含めて気持ちが良い
というものです。(3)は付け足しというか、(1)(2)がメインで、物理的な心地よさを念頭において使っています。
弾き心地が良いかどうかは、私にとってある曲を評価する軸の一つではありますが、好き嫌いがそれだけで決まるわけではありません。

シューベルトとかだと特に弾き心地悪い。シューマンもよろしくないですね。ショパンはおおむね弾き心地のよい曲が多いです。
ベトソナは弾き心地がよいから選んでいるわけじゃないです、特にフーガ部分とか(笑)

ポップス曲はなんだかんだいって、あまり難曲ではなくても弾き心地のよくない曲が多く、かてぃん編曲の「花は咲く」とかかなり最悪の部類です(でも弾きたいから弾いたんですが)。

矢野顕子のWATER WAYS FLOW BACKWARD AGAINは意外にもかなりよかったです。KAWAJIはぜんぜんダメです。

それでいくとプーランクは、音と音の間隔がなんか馴染みがないせいかつかみづらく、この音をおいといてこっちを弾く…みたいな無理のある体勢も多く、微妙に届かなくて無理に手を広げたりと、ほぼ最悪の印象です。あまり続けて練習すると手を傷めそうだと思ったのでホドホドにしといたくらいです。

ところが今回弾いてみると、もちろん完璧に忘れていますからちゃんとは弾けませんが、感触が悪くないんです。手に無理があるとも感じません。なぜだ??

一つにはこういうちょっと変な和音とかを含む音の把握が7年前よりできるようになって、迷わず(ということは、無駄な動きや力を必要とせず)指がしかるべき鍵盤の上に行くようになったということがあると思います。それだけじゃなくて、手が昔より広がるようになった??

…いやたぶん、そうじゃないな。残す音をガチッと押さえて残そうとしないで、浮かない程度のテキトーに押さえるようになったとか、なんならペダル踏んでるからいいやで離してしまって次の音を弾くのに無理ない体勢を取るとか、結局あまり音に影響ない範囲でサボっている。

あと、変に頑張って弾かなくても、めるちゃんがポーンといい音で鳴ってくれてる(今、調律したてなので!!)

元々嫌いな曲ではなく、もちろん好きだから弾いたんだけど。それが「弾き心地」めっちゃ改善して帰ってきた感じ。これは嬉しい。

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