さよならピアノ(実家の)

今日は実家の断捨離の手伝い(?)に行ってきました。

　　　　←ピアノのセカンドライフ

実家にぎっしり眠る大量の物品の処分にお悩みの方も多いかと思いますが、私の実家も、御多分に漏れず長年蓄積された品々がものすごいことになっているんですよ。
でも、私の父はまだ現在、頭はハッキリ、気力も充実しているところで終活というか身軽になっておこうと自ら行動を起こしたので…いやなかなかすごい、たいへん有難いことです。

母が施設に入り、実質一人暮らしとなっているので、より狭いアパートに引っ越すことを決め、それを機に、今後使わないものをすべて処分しようとしています。

私は最初、たとえば古本で売れそうな本を選り分けて荷造りして宅本便に出したり、あるいは売れそうもない古い文庫本などをゴミに出せるように縛ったりとか、そういう実動というか手伝いをすればいいのかなと思ったのですが、そういうところはほとんどを父が自力で、あるいは近所の友人たちが手伝って精力的に進めてくれていて、私はただ、(気持ち的に)捨てづらいものの引き取りに呼ばれたようでした。

母が気に入って買ったであろうアクセサリー類、飾りの小物(ガラス細工など)、服や靴など…

そうはいっても、服や靴などサイズや趣味も合いませんしどうにもならないんで、父の銅版画や飾りの小物など、引き取るものを選んで段ボール箱にまとめ、宅配便で送ってもらうことにしました。

部屋は、まとめられたものや、まだまとめていないものでごったがえしていたのですが、私がいる間にも何人かの父の友人が訪れ、「施設に寄付するから」と食器類を梱包するなどして品物を引き取っていきました。いつもながら父の交友範囲の広さには驚かされます。

さて、実家にある物品で最大のものといったらグランドピアノでしょう。ヤマハのたぶん一番小さいグランドで、私が確か中一のときに購入されたものだと思うのですが、だから当初は母がレッスンに使っていたもので、最近ではきなこチャンネルの収録に使われていました。父はピアノを弾けませんが合唱が趣味なので、音とりしたりするにはそのピアノを使ったりもしていたようです。

父は当初、ピアノと一緒に引っ越すことを考えていたのですが、グランドピアノが入る小さなアパートとかふつう存在しないので、結局諦めてデジピを置くことにしたそうです。

ピアノの処分を〇〇楽器に相談したら、ちゃんと値がついて引き取ってもらえることになったそうで、よかったです。なんと明日引き取りですって。

今日は鍵ハモを持って行っていたので、Tさん(子どもたちのピアノの先生)に伴奏してもらって、
バッハ＝グノー／アヴェ・マリア
見上げてごらん夜の星を
を演奏。ちょうどいらしていた、きなこさんにも聞いていただくことができました。

それから、ピアノの楽譜は用意して行かなかったので、かろうじて楽譜なしで弾けるグリーグ／ホルベアの時代からのプレリュードを弾きました。

高級感はないけど弾きやすく、響きも素直な、まだまだしっかりしたピアノです。さすがヤマハの耐久性。
新しいおうちでかわいがってもらえるといいね。

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