昨日の「怪奇幻想おふ」の会場は、うちからそうめちゃくちゃ距離があるわけじゃないと思うんだけど、路線がうまくつながってないので、乗り換え案内で検索した最早ルートは「五回乗り換え(-_-;;」。
←マニアな選曲、目白押し。
一駅か二駅乗っては乗り換え~
ふー。やっと着いた。
ヤマハの発表会だと、経費節減のため、時間もきっちきちで取ってあって、当然リハはさせてくれないし、調律も入ってないという感じだけど。この会は、フル一日取ってあって、朝早めに行きさえすれば慌てずにリハできて、前日すでに調律も入れてあるというゴージャス設定(それでいて、参加費はなんと3000円ぽっきり!!)。私はたぶんリハの朝イチだったかな? せかされずにゆっくり、弾く曲をひととおり弾かせてもらって、気になるところをもういっぺん弾いて。あー、このピアノいいわ。

どくろが乗ってます↑
怪奇幻想おふって何かっていうと、たとえば「幻想」で真っ向いくなら、ショパンの幻想即興曲でいいわけです(弾いた方いました)。もともと、shigさんがシューマンの幻想曲を弾くために発案された会だとのことですから。けど、なにしろピアノマニアの方々が腕によりをかけて選曲するので、もう知らない曲ばっかり並んでましたよ。
ドラクエから「恐怖の地下鉄」「この道わが旅」を弾くと(これは成瀬さん)、怪奇と幻想を両方カバーした感じになりますが、もちろん片方でもいいんです。というか、一説によれば幻想を極めていくと怪奇に通じているとかで、ドビュッシーの月の光を弾いたわたりさんの一言コメントは
「怪奇的といえるくらい、幻想的な曲だと思います」…演奏を聴いてみて、なるほど…
要するに、コメントと演奏で、納得させちゃえば勝ち(?)なので、こんなんもありました:
バッハ=シロティ/カンタータ第29番BWV29よりプレリュード
管弦楽組曲第三番BWV1068よりアリア
artomrさんいわく、古今東西の作曲家は、メンデルスゾーンがマタイ受難曲を再演して以来、実態とはかけ離れた幻想(妄想)をバッハに対して抱いてきた、と。それで、シロティさんもバッハに対して中二病的結晶化全開でして、バッハってこんなに美しかったっけ?? という編曲になっているのです。
特に、管弦楽組曲第三番BWV1068よりアリアのほうなんて…この曲、てっぺい先生のクラシック侍CDにも収録されてますし当然みなさんご存知と思いますけど、もともといい曲ですけどね。いじりがいもある曲みたいで、このシロティ編曲はなんというか、まぁ~確かにこれでもかというくらい美しく「盛って」あって確かに幻想全開。それでまたartomrさんの演奏がすばらしくて、かーんと鳴ってほしいところは鳴り、いちばん小さいところまできれいに鳴り、ノリというか呼吸がとても自然で、ほんときれいだった。演奏としては、昨日の会でイチオシがartomrさんでしたが、でも私が「怪奇王」に投票したのはartomrさんではなくってよ。
毎回、参加者の投票により、一番その会のテーマにぴったんこだった人を選ぶとなっておりますが、私が投票したのはベルクさんです。演目は、アルカンの「波打ち際の狂女の歌」とノルドグレンの「小泉八雲の会談によるバラード」より「むじな」。もう怖いの怖くないのって、怖いんですよむじなが!!
やっぱりストレートにテーマに取り組んでるところからいってこちらのほうが「怪奇王」にふさわしいと思いました。
投票は男女一名ずつ選ぶんです。女性のほうで、私が投票したのは、ひらめ小僧さんの、ヴィラ=ロボス「赤ちゃんの一族」よりポプレジンニャ、高橋悠治「毛沢東詞三首」より「梅を詠う」。毛沢東ってすごいね、いったいどこからひっぱってきたんだという曲ですが、これはなんと全音ピアノピースで三百いくらにて売っていたもの(二十年ほど前には)で、たいへんお求め安くなっております。ただし今は絶版です。タイトルほど変な曲ではなく、とても不思議な感じのきれいな曲です。
しかし怪奇王をさらっていったのは、最後に登場のけんさん。
シューベルトの魔王、って、あの手がつりそうな伴奏で有名ですが、あれに歌部分も追加して、どんだけいそがしいねんみたいなピアノ版を弾き始めました。プログラムを見たとき、あの曲を弾き語りしたらすごいね~と冗談で言っていたのですが、歌が盛り上がってきたとき、マジで歌いだしましたよ、けんさんが!!
みんなびっくり(o_o) だってピアノのタタタタタタがすさまじいから歌うヒマなんてないもの。でも、けんさんの歌はうまかったし声も通ってましたよ。しかもドイツ語。それで最後もネタが仕込まれていて、全員腹筋崩壊。
まぁ、けんさんが一位になりそうな気はしたけど。でも、あれ、怖がる暇なかったでしょ? 笑いすぎで(^^;;
にほんブログ村 ピアノ ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育

一駅か二駅乗っては乗り換え~
ふー。やっと着いた。
ヤマハの発表会だと、経費節減のため、時間もきっちきちで取ってあって、当然リハはさせてくれないし、調律も入ってないという感じだけど。この会は、フル一日取ってあって、朝早めに行きさえすれば慌てずにリハできて、前日すでに調律も入れてあるというゴージャス設定(それでいて、参加費はなんと3000円ぽっきり!!)。私はたぶんリハの朝イチだったかな? せかされずにゆっくり、弾く曲をひととおり弾かせてもらって、気になるところをもういっぺん弾いて。あー、このピアノいいわ。

どくろが乗ってます↑
怪奇幻想おふって何かっていうと、たとえば「幻想」で真っ向いくなら、ショパンの幻想即興曲でいいわけです(弾いた方いました)。もともと、shigさんがシューマンの幻想曲を弾くために発案された会だとのことですから。けど、なにしろピアノマニアの方々が腕によりをかけて選曲するので、もう知らない曲ばっかり並んでましたよ。
ドラクエから「恐怖の地下鉄」「この道わが旅」を弾くと(これは成瀬さん)、怪奇と幻想を両方カバーした感じになりますが、もちろん片方でもいいんです。というか、一説によれば幻想を極めていくと怪奇に通じているとかで、ドビュッシーの月の光を弾いたわたりさんの一言コメントは
「怪奇的といえるくらい、幻想的な曲だと思います」…演奏を聴いてみて、なるほど…
要するに、コメントと演奏で、納得させちゃえば勝ち(?)なので、こんなんもありました:
バッハ=シロティ/カンタータ第29番BWV29よりプレリュード
管弦楽組曲第三番BWV1068よりアリア
artomrさんいわく、古今東西の作曲家は、メンデルスゾーンがマタイ受難曲を再演して以来、実態とはかけ離れた幻想(妄想)をバッハに対して抱いてきた、と。それで、シロティさんもバッハに対して中二病的結晶化全開でして、バッハってこんなに美しかったっけ?? という編曲になっているのです。
特に、管弦楽組曲第三番BWV1068よりアリアのほうなんて…この曲、てっぺい先生のクラシック侍CDにも収録されてますし当然みなさんご存知と思いますけど、もともといい曲ですけどね。いじりがいもある曲みたいで、このシロティ編曲はなんというか、まぁ~確かにこれでもかというくらい美しく「盛って」あって確かに幻想全開。それでまたartomrさんの演奏がすばらしくて、かーんと鳴ってほしいところは鳴り、いちばん小さいところまできれいに鳴り、ノリというか呼吸がとても自然で、ほんときれいだった。演奏としては、昨日の会でイチオシがartomrさんでしたが、でも私が「怪奇王」に投票したのはartomrさんではなくってよ。
毎回、参加者の投票により、一番その会のテーマにぴったんこだった人を選ぶとなっておりますが、私が投票したのはベルクさんです。演目は、アルカンの「波打ち際の狂女の歌」とノルドグレンの「小泉八雲の会談によるバラード」より「むじな」。もう怖いの怖くないのって、怖いんですよむじなが!!
やっぱりストレートにテーマに取り組んでるところからいってこちらのほうが「怪奇王」にふさわしいと思いました。
投票は男女一名ずつ選ぶんです。女性のほうで、私が投票したのは、ひらめ小僧さんの、ヴィラ=ロボス「赤ちゃんの一族」よりポプレジンニャ、高橋悠治「毛沢東詞三首」より「梅を詠う」。毛沢東ってすごいね、いったいどこからひっぱってきたんだという曲ですが、これはなんと全音ピアノピースで三百いくらにて売っていたもの(二十年ほど前には)で、たいへんお求め安くなっております。ただし今は絶版です。タイトルほど変な曲ではなく、とても不思議な感じのきれいな曲です。
しかし怪奇王をさらっていったのは、最後に登場のけんさん。
シューベルトの魔王、って、あの手がつりそうな伴奏で有名ですが、あれに歌部分も追加して、どんだけいそがしいねんみたいなピアノ版を弾き始めました。プログラムを見たとき、あの曲を弾き語りしたらすごいね~と冗談で言っていたのですが、歌が盛り上がってきたとき、マジで歌いだしましたよ、けんさんが!!
みんなびっくり(o_o) だってピアノのタタタタタタがすさまじいから歌うヒマなんてないもの。でも、けんさんの歌はうまかったし声も通ってましたよ。しかもドイツ語。それで最後もネタが仕込まれていて、全員腹筋崩壊。
まぁ、けんさんが一位になりそうな気はしたけど。でも、あれ、怖がる暇なかったでしょ? 笑いすぎで(^^;;
にほんブログ村 ピアノ ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
いっぱいお手伝いもしていただいて助かりましたm(__)m
アンダンテさん、選曲も演奏も素敵でしたよ~♪また次回も一緒に遊びましょう!
この会ならではのキングかと (^^)。
すごく濃ゆ~い会でしたね♪
怪奇王は私も迷うことなくベルクさんに投票したんですが(おどろおどろしい曲は他にもありましたがマジで怖いと思ったのはベルクさんのムジナだけです)
けんさんの発想と演出の前に一本取られましたね(笑)魔王を弾き語りしようなんてフツーの人はまず考えませんから。
けんさんの妄想も実現と意外な決着をみたようで、けんさん自身も満足しているんじゃないでしょうか・・・僕にとっても期待以上の演出でした(笑)
↓
今までけんさんは「魔王」を弾き語るというプランしか語ってなかったと思うのですが、曲の締めになったらピアノは誰かに任せて自分は歌手なんだゾぉという演出の意外性もプラスでウケて、けんさん大魔んぞくじゃないでしょうか・・・
と言いたかったのにw
今回のお題だとこれは外せないだろ、ってことで限界にチャレンジしてくれました。ホント感謝してます。
そんなことはともかく... でもないけどあーなんだ、出演ありがとうございました!
聴いてて楽しい曲で面白かったです。
そして何より... アンダンテさんの演奏、どんどんうまくなってるな~って思いました!
次の舞台が楽しみです;-)
ほんっっとにお疲れ様でした。
てんこもりのこだわりに脱帽です。
二次会幹事に踏み込めなくてごめんなさい_o_
徐々に落ち着きますので~
またよろしくお願いします。
> 選曲も演奏も素敵でしたよ~♪
わ(^^) めちゃうれしいです
とにかく誰も真似できない領域に突入ですね~
ほんと。
でも、聞き所見所たっぷりでしたねとにかく。書ききれません。
いい曲だなと思って聞いてもらえたようでよかったです。
ゴンさんの楽譜ほんとによくできてるんですよ。そのまま弾けばちゃんとサマになるように。でもなかなかそのまま弾けなかったんですけど(爆)