ストラビンスキーの「春の祭典」なんかもずいぶんけったいな音楽だと思うんだけど、どうした具合か…たぶん、若いうち(中高生くらい)にけっこう何度か聞いたことがあったせいか、あまり抵抗はなかった。
←人生の幅が広がる(かも)
興味はあるけど好きってほどでもない、程度? それが、「はるさいレッスン(連弾)」をartomrくんに何度かやってもらってるうちに、「すごく、いいじゃないか!!」とか思うようになって。臨時記号がカタマリのようになった「ぐちゃっ」としか聞こえなかった和音(?)も、耳で「合ってる」とか「間違った」とかわかるようになってきたし(^^;;
でもまぁ、私の限界点みたいなものは「そのあたり」にあって、ベルクとかシェーンベルクとかウェーベルンとかとは一生無縁で過ごすと思っていたんだけれど。
噂で(笑)、ベルクのピアノソナタとかも、「毎コツ(毎日こつこつ)」で聞き続けているとなんかすごくいい曲だって思えてくるらしいよ、って聞いて、それから、まぁとても「毎日」っていうようなもんじゃないけど何度も聞いていたら…
ベルク ピアノソナタ(artomr演奏)
なんか、よさげな気がしてきた不思議(o_o) すごくきれいじゃないかコレ。(私、ダマされてる!?)
というふうに心を動かされつつあったところへ、artomrくんから宣伝頼まれたんで載せます。
ただ、この日、私はどうしても動かせない用事があって行けないの。誰か聞いてきてください。なんだこの無責任な宣伝。こんなんでいいんでしょうか??
----- 以下、artomr氏の原稿から転載:
みなさんは、シェーンベルクをお聴きになったことはありますか?
私は子供の頃に、何気なく買ったポリーニのCDを聴いた時、その不協和音の雰囲気があまりに怖く、ちょっとしたトラウマになりました。しかし、怖いもの見たさで聴いているうちに「これは、なんかすごいものかもしれない」と思うようになり、田舎の楽譜屋で楽譜を海外発注してもらい、家族に「?」という顔をされながら、その不協和音を夢中になって弾いていました(笑)
その後、音楽大学に入学して、中村初穂先生という、ものすごくピアノのうまい先生にお会いし、それまでの音楽観が変わるような体験をしたのですが、先生がたまたまソルフェージュの教材でシェーンベルクの歌曲をお持ちになった時に、ポリーニの弾いていたop.11をリクエストしました。先生は並外れた暗譜力をお持ちで、その場でサッと弾いてくださったのですが、先生の弾くシェーンベルクは、今までに聴いたものとは全く違うシェーンベルクでした。
その時、初めてシェーンベルクが「ロマン派の続きの音楽」であることを体感したんですね。シェーンベルクの6音とか8音からなる不協和音は、耳障りなものではなく、例えばドビュッシーが書いた「協和する不協和音」のようなもので、その中にはドビュッシーよりも複雑で、神秘的な響きがするものがあるんだと…
この体験を大切にして、今回のコンサートでは、未だに難解と思われているシェーンベルクの不協和音を「協和」するように響かせたいと思います。そしてシェーンベルクが「表現主義」の作曲家と呼ばれる所以である、錯乱するような激烈なピアニズムを、抑制することなく演奏します。
また、シェーンベルク、その弟子のベルク、ウェーベルンによる、徹底的に管理され、分析的に練られた作曲技法が、彼らがマーラーから引き継いだドイツ・ロマン主義音楽の総決算であり、20世紀の前衛音楽への種子となったことにも焦点を当てます。
会場には大きなスクリーンがあるので、自筆譜や、シェーンベルク自身が描いた絵画作品などをご覧いただきながら、視覚的にもお楽しみいただきたいと思います。
約100年前、第一次世界大戦前夜の不穏な空気を敏感に捉え、まるで予言者が警告するかのような音楽を作曲した、3人のウィーンの作曲家のドラマティックな音楽世界、そして西洋音楽史上、最も波乱に満ちた時代の空気をぜひご堪能ください。
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『管理された激情――分析するロマン主義者たち』
~新ウィーン楽派ピアノ作品レクチャーコンサート~
プログラム
マーラー:交響曲第5番よりアダージェット(1901-1902)(ピアノ編曲版)
シェーンベルク:6つのピアノ小品 op.19(1911)
シェーンベルク:3つのピアノ小品 op.11(1909)
----(休憩)----
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 op.27(1935-1936)
マーラー:《大地の歌》(1908)より第6楽章『告別』抜粋
ベルク:ピアノ・ソナタ op.1(1907-1908)
日時:2017年6月24日(土)
開場:14:30 開演:15:00
場所:学園坂スタジオ
www.gakuenzaka.com
東京都小平市学園東町1-7-41 ナカムラビル 3F
西武多摩湖線 一橋学園駅 北口より徒歩1分
JR武蔵野線 新小平駅より徒歩18分/バス5分
完全予約制 事前予約3,000円(学生 2,000円 当日3,500)
お茶・お菓子付
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…おっと、この宣伝文には肝心なこと(申込み方法)が書いてませんね。私にお知らせいただいてもよいですが、スタジオに直接お申込みいただいてもよいそうです。
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興味はあるけど好きってほどでもない、程度? それが、「はるさいレッスン(連弾)」をartomrくんに何度かやってもらってるうちに、「すごく、いいじゃないか!!」とか思うようになって。臨時記号がカタマリのようになった「ぐちゃっ」としか聞こえなかった和音(?)も、耳で「合ってる」とか「間違った」とかわかるようになってきたし(^^;;
でもまぁ、私の限界点みたいなものは「そのあたり」にあって、ベルクとかシェーンベルクとかウェーベルンとかとは一生無縁で過ごすと思っていたんだけれど。
噂で(笑)、ベルクのピアノソナタとかも、「毎コツ(毎日こつこつ)」で聞き続けているとなんかすごくいい曲だって思えてくるらしいよ、って聞いて、それから、まぁとても「毎日」っていうようなもんじゃないけど何度も聞いていたら…
ベルク ピアノソナタ(artomr演奏)
なんか、よさげな気がしてきた不思議(o_o) すごくきれいじゃないかコレ。(私、ダマされてる!?)
というふうに心を動かされつつあったところへ、artomrくんから宣伝頼まれたんで載せます。
ただ、この日、私はどうしても動かせない用事があって行けないの。誰か聞いてきてください。なんだこの無責任な宣伝。こんなんでいいんでしょうか??
----- 以下、artomr氏の原稿から転載:
みなさんは、シェーンベルクをお聴きになったことはありますか?
私は子供の頃に、何気なく買ったポリーニのCDを聴いた時、その不協和音の雰囲気があまりに怖く、ちょっとしたトラウマになりました。しかし、怖いもの見たさで聴いているうちに「これは、なんかすごいものかもしれない」と思うようになり、田舎の楽譜屋で楽譜を海外発注してもらい、家族に「?」という顔をされながら、その不協和音を夢中になって弾いていました(笑)
その後、音楽大学に入学して、中村初穂先生という、ものすごくピアノのうまい先生にお会いし、それまでの音楽観が変わるような体験をしたのですが、先生がたまたまソルフェージュの教材でシェーンベルクの歌曲をお持ちになった時に、ポリーニの弾いていたop.11をリクエストしました。先生は並外れた暗譜力をお持ちで、その場でサッと弾いてくださったのですが、先生の弾くシェーンベルクは、今までに聴いたものとは全く違うシェーンベルクでした。
その時、初めてシェーンベルクが「ロマン派の続きの音楽」であることを体感したんですね。シェーンベルクの6音とか8音からなる不協和音は、耳障りなものではなく、例えばドビュッシーが書いた「協和する不協和音」のようなもので、その中にはドビュッシーよりも複雑で、神秘的な響きがするものがあるんだと…
この体験を大切にして、今回のコンサートでは、未だに難解と思われているシェーンベルクの不協和音を「協和」するように響かせたいと思います。そしてシェーンベルクが「表現主義」の作曲家と呼ばれる所以である、錯乱するような激烈なピアニズムを、抑制することなく演奏します。
また、シェーンベルク、その弟子のベルク、ウェーベルンによる、徹底的に管理され、分析的に練られた作曲技法が、彼らがマーラーから引き継いだドイツ・ロマン主義音楽の総決算であり、20世紀の前衛音楽への種子となったことにも焦点を当てます。
会場には大きなスクリーンがあるので、自筆譜や、シェーンベルク自身が描いた絵画作品などをご覧いただきながら、視覚的にもお楽しみいただきたいと思います。
約100年前、第一次世界大戦前夜の不穏な空気を敏感に捉え、まるで予言者が警告するかのような音楽を作曲した、3人のウィーンの作曲家のドラマティックな音楽世界、そして西洋音楽史上、最も波乱に満ちた時代の空気をぜひご堪能ください。
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『管理された激情――分析するロマン主義者たち』
~新ウィーン楽派ピアノ作品レクチャーコンサート~
プログラム
マーラー:交響曲第5番よりアダージェット(1901-1902)(ピアノ編曲版)
シェーンベルク:6つのピアノ小品 op.19(1911)
シェーンベルク:3つのピアノ小品 op.11(1909)
----(休憩)----
ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 op.27(1935-1936)
マーラー:《大地の歌》(1908)より第6楽章『告別』抜粋
ベルク:ピアノ・ソナタ op.1(1907-1908)
日時:2017年6月24日(土)
開場:14:30 開演:15:00
場所:学園坂スタジオ
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東京都小平市学園東町1-7-41 ナカムラビル 3F
西武多摩湖線 一橋学園駅 北口より徒歩1分
JR武蔵野線 新小平駅より徒歩18分/バス5分
完全予約制 事前予約3,000円(学生 2,000円 当日3,500)
お茶・お菓子付
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