アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

稀に絵を描きます

2012年10月09日 | 生活
棚の整理をしていたら、たいへん懐かしいものが出てきたのでご紹介。

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これは誰でしょう? →赤ん坊のときのまたろうです。
そして、描いたのは私です。

ほとんど知られていないことですが(そして本人もふだんは忘れていますが)、絵を描くのはけっこう好きなんです。どのくらい好きかというと、生活の中の優先順位でいって347番とかそこらでしょうか(^^;;

つまり、よほど本格的に暇なときでなければ発動されることがありません。

というわけで、赤ん坊のまたろうなのです。私の育児休業中です。

ところで、これはほんとうの意味で「絵を描いた」というわけではありません。このような写真があってそれを見て描いただけです。実物を見て描くのはそれよりずっと難しいです。私は写真のような二次元に固定されたものを見てそのとおり描くのは得意ですが、そうでなければできません。「似非」(ニセモノ)です。

こじろうが赤ん坊のときは、そこまで暇にならなかったらしくて、残っている絵はこの程度です:


なんか手抜きになりました。でもこれは実物を見てその感動(「まぁ、お月様みたい♪」)を描いたもので、ある意味こっちのほうがほんとの絵です。

そして、はなひめを描いたものはありません。ちゃんちゃん。

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すてきなピアノを弾く幸せ(録音有)

2012年10月08日 | ピアノ
ようやく聞いてみました、土曜日の会の録音。

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聞いてみて思ったのは、
「うれしそうだなオイ」
ってことです。

つまり、緊張はしているし、なんでそんなところで間違える!? ってところでめっさハズしてはいますが、それとは別に、「いいピアノを弾けてうれしいな♪」的なノリが感じられるということです。私にしてはめずらしいことです。

なにしろ贅沢な会でしたからね…

考えてみれば、そもそも生ピアノを弾ける環境自体、とても贅沢なものです。

さらに贅沢をいって、「もっと難しい曲が弾けたらいいのに」と思ったりはしますけど、現状で楽しめる範囲のすてきな曲だって一生弾ききれないくらいあるわけですから、これまた幸せなことです。

前半「ショパン前奏曲より6、7(大田胃散)、9」
後半「ショパン前奏曲より15(雨だれ)、20」

そしてそれをすばらしい仲間に囲まれて弾けるわけですから。

大人になって、ピアノと再会できて、ほんとによかったです。

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スタインウェイで弾くショパン前奏曲♪

2012年10月06日 | ピアノ
今日のイベントは、練習会です。発表会ではなくて…

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だから、キッチンタイマー(笑)使って14分枠、好きに練習していいよって進行で。
でも、好きに練習していいよって…ピアノはスタインウェイのフルコン、客席は600席超(!)すごい贅沢な環境です。さらに欲を言えば、「14分後に戻ってきてください!!」といって全員人払いして好きに練習したいくらいですが。

やっぱりね、10名ちょっとでも「お客様」がいると、完全リラックスってわけにもいかないけど。

その中で、なるべくピアノ自体を楽しめるようにということで、混乱しにくい選曲にしました。それに、14分枠ってふだんより長いでしょ。それに対して、めいっぱいの長さの曲なんて、事故の元。曲は短いのが一番です。

というわけで、ショパンの前奏曲。弾いたことのある曲の中から、自分の演奏時間(全部YouTubeにアップしてあるからすぐわかる)を足し算して、よさげな組み合わせを考えます。それで結局:

6,7,9,15,20番

としました。合計12分くらい、かな?

つまり、今回のテーマは…
・一呼吸おいて、自分的にジャストなテンポ設定
というのと、
・超有名曲を、人前で弾いてみる
というのと、なんと二つあります。ごーじゃす!! だって、スタインウェイのフルコンだもん!!

「大田胃散」と「雨だれ」ダブルですよ。すごいっしょ。


でも、ほとんどまとまった練習できなかったんだよなぁ…すばらしい環境だったのに。そこはちょっと残念。

選曲はばっちり。細切れだけに、(あまり)混乱しないで弾けました。ミスタッチは仕様です。

…20番

弾き終わって、「いま何分ですかぁ~?」と聞くと、あと二分くらいあるよ、ってんで、今さっき派手に違う和音を弾いた20番を弾き直し。たった三段の曲ですからね、余裕です。雨だれじゃ長いですが。

今日のピアノはねー、もー、最高でした!! あ、演奏じゃなくて、ピアノが。 弾きやすくて、響きがよくて、しあわせ。ピアノが弾ける幸せ。録音はまだ聞いてません。幸せ感が薄れるといけないからね♪ それは明日にしよっと。

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絶対音感より大事なもの。

2012年10月05日 | ピアノ
発表会で弾くとき、なんでだかいつもより速く弾き始めちゃって慌てたことはありませんか?

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それで、あれーどうしようと思っているうちに崩壊したりとか。あるいは、ふつうのテンポで弾き始めたのに、焦るたんびにだんだん速くなってしまって、指がついていかなくなるとか。

初心者がたくさん出る発表会などで聞いていると、だいたい速くなる系の人が多いような気がします。私はなぜだか、緊張すると遅くなってしまうことが多くて、それはそれで…指がもつれなくても聞いてる人はつらいと思います(-_-;; なんで遅くなっちゃうんだろう。慎重にしようと思うあまり?? 練習の録音と本番の録音で比べると、たいがい本番のほうが長い。

ともかく、安定感のある演奏をする人というのは、ちゃんと訳あって自分でこうしようと思うテンポで弾いている人であり、また、途中で訳もなくテンポが変わっちゃったりしない人ですよね。

絶対音感がなくたって、ピアノは調律師さんが調律してくれてあるから大丈夫ですが、テンポはステージ上、孤独に決めなくちゃいけません。ここがゆらぐとすべてがゆらぐ。

チャイコフスキー・コンクールで優勝した諏訪内晶子さんが、小学四年生のときに受けた全日本学生音楽コンクールでは、東日本の一位になったものの、全国大会のときはテンポ設定を誤り、よい演奏ができず優勝を逸したそうだ。諏訪内さんはその悔しさをバネに、その次のコンクールでは絶対テンポ感の確立をめざす。(*)

「規則正しい生活をし、練習時間や方法も自分で決めたルールを守ること。そうしないと、いざというときに破綻が生じる。自分の出来る最善の時間割を作り、それを守ることにしようと、私はそのときに決心した。」

それで、夏休みには、「塾-昼食-プール-昼寝-バイオリン」と判で押したような生活をやりとおして、実際に今度は全国優勝。

ほんとのほんとに、規則正しい生活をすることで確かなテンポ設定ができるようになるのか、なんだか疑わしくもあるが(^^;; ともかく、強い意志を感じるエピソードだ。

さらに、チャイコフスキー・コンクールのときには、風邪を引いて高熱を出してしまうというアクシデントがあったけれど、

「解熱剤を飲み続けたおかげで、体温は三十七度前後まで下がっている。薬の副作用で荒れた胃が、何とも不快だった。私は、脳から送られる信号がきちんといつもの早さで指先に伝達されること、それだけを注意してステージに上がった。」


レベルの違う話で恐縮だけれど、素人は素人なりに、よい演奏をするにはまずは普段どおりのテンポで弾き始めることが肝要だと思う。

明日、よいピアノで弾く機会があるのだけど、練習する時間もないので、混乱するようなややこしい曲にはしない。今回のテーマは、ずばり、「納得のテンポ設定」。ところで、いまさらというかこの生活の中で、規則正しいもへったくれもないんで、できることは何だろう…とりあえず、弾き始める前に一呼吸、心の中で一小節流してみるっていうところを確認したいと思います。

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(*)「ヴァイオリンと翔る」(諏訪内晶子、NHK出版)より
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気になるニュース: 税関のおしごと!?

2012年10月04日 | バイオリン
堀米ゆず子さんのバイオリン(ガルネリ)が無事返却されたのもつかの間。今度は別の演奏家(有希・マヌエラ・ヤンケさん)のストラディバリウスが。

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押収されたのは確かなようだけど、学習しない演奏家が悪いのやら、税関が強欲なのやら、ニュースではいまいちわからない。

産経ニュースの場合、
「押収理由について税関は「輸入証明書や貸与契約書はあるが、転売する可能性もある」と説明しているという。」
となっている。

東京新聞でも、
「貸与の契約書や日本での納税証明書など必要書類はそろっていたが、ドイツ税関は「転売しない保証がない」との理由で持ち込みを認めなかった。」
となっている。

この二つの書き方だと、税関が無茶ゴネしているように読める(転売しない保証ってどうすればいいの??)。

一方、読売だと
「空港で「必要な通関手続きを取らなかった」として押収された。」
と書かれていて、これだと、あんな事件があったあとまともに手続きしようとしなかったバイオリニストのほうがアホというふうに読める。

ちなみに、毎日新聞の記事では、この気になる部分についてそもそも触れられていない。

また、ちょっと違う角度から詳しく書いているのがFNNニュース
今回押収された楽器は、6億円という見積もりで、請求されている税金は一億二千万円だって。とにかくすごい楽器らしいね。
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ヤンケさんは、5年前に名器「ムンツ」に出会った時の様子をかつて、「低音が、下から支えるような温かさで、音色の幅も広い。一目ぼれならぬ、一耳ぼれですね」と語っていた。
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そして、押収のいきさつについてはこう書かれている。
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今回、押収されたムンツを、ヤンケさんに貸し出していた日本音楽財団は、取材に対し、「今回、必要な書類を全て持たせていたのに、なぜこういうことになったかわからない。なんとか取り返したい」と答えた。
ドイツ・フランクフルトの税関当局は、FNNの取材に対して、「個別の案件には答えられない」としたうえで、「一般論として、日本の納税証明書は、EU(欧州連合)では効力がない」との見解を述べている。
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とにかく、ヤンケさんと、日本音楽財団としては必要書類をそろえていたという認識であるけれども、ドイツ税関のほうは
> 「一般論として、日本の納税証明書は、EU(欧州連合)では効力がない」
だそうで、そしたらどうすればいいのか、というのがこの記事からではわからないけれども。

プロ演奏家が持つ楽器なんてそりゃ高いに決まってるし…あ、ピアニストはふつう、楽器を持って歩かないけれども(一部例外を除く)、バイオリニストは持ち歩かないと商売にならないものね。どうすれば税関にひっかからないですむのか、ちゃんとクリアにならないとおちおち演奏旅行もいけないってことに。いや、フランクフルトだけなのか??

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