アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

なぜ、勉強しなくちゃいけないの

2015年07月16日 | 大学生活
今、おおたとしまささんの「追い詰める親」という本を読んでいて、えーとここに書かれている話の本筋部分はちょっとディープすぎるので、読みかけの今日記事にすることはとてもできないけれど。

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途中にあった「なぜ、勉強しなくちゃいけないの」という項目について。

いい大学、いい就職、そして生活の安定、そんでもって今勉強しろしろ、っていうのは「あなたのためよ」なんて言ったらばモロ「追い詰める親」のステレオタイプな感じだけれど(^^;;

まぁでも私自身、その筋道がそんなに変だとは思わない。若いうちにちゃんと勉強した人が、いい(? 入学が難しいって意味? 本人が希望する何かがあるという意味?)大学に入れたり、いい(? これまた意味は人によって違うだろうが)就職ができたり、ということが「結果的に」起こりやすいのはそりゃそうだろうって思うし。

ただ、将来の安寧? のために現在を犠牲にするみたいな考え方は違和感ある。結果的に将来の幸せをサポートすることはあっても、やっぱり今は今でモトが取れてなくちゃ勉強する気はしないんじゃない? というかある程度は楽しくなかったら、やっぱり無理やり勉強してもたいして身につかないと思う。

私が、ピアノを将来うまくなるために現在我慢して辛い練習でもしようと考えず、
今の楽しさを追求しつつ、結果的に将来上達したらなおよしと感じているように。

もちろん、「なぜ、勉強しなくちゃいけないの」の問いに対する答えは、ひとつに決まるわけはなく、人によって違う答えがあるでしょう。むしろ、その問いに対して納得いく答えが出せるように、まずは勉強してみたらどうだろう、なんちゃって、そうするとなんだか人生みたいですね。

おおたさんが書いている仮の答えは、勉強は、人の本能なのではないかというもの。本来、そういう欲求を持っているのであって、無理やりやらされれば嫌になるけれど、ほっておけば必ず勝手に勉強を始めるはずだという…

うーーん。そうねぇ。

ほっておけば、というけれど、どのくらいほっておけば、なのか…

まぁたぶん人による。それと、そもそも勉強するということの体験なりイメージなりがなければ話が始まらないような気がする。子どもが学校に通うことが困難な国で、識字率も低くて、特に女の子なんか学校行かせてもらえないというところで、ようやく学校ができて、みたいなところで学校に通える喜び、というイメージを日本に当てはめるのはちょっとだいぶ違う。おそらく、親は勉強しろとも言わないし、子どもも勉学意欲ナッシングな状態のまま、日々をなんとなく過ごしたりテレビやゲームやスマホや、その他いろいろ暇をつぶすことができてしまう中で、一生勉強の「本能」が目覚めなないってのはごく普通に起こっていることじゃないだろうか?

それで私なりの答えはというと。

学ぶことで、自由になる。
考えたり、調べたり、幸せを感じたり、幸せを作ったり、騙されにくくなったり(^^;;、やりたいことが実現できたりする。

幸か不幸か、非常に記憶力が弱いので、授業で教わったことなんかは直接的な意味ではほぼすべてきれいさっぱり忘れている。でもそんなことはどうでもよくて、何か必要なことがあればまた学ぶなり調べて使えばいいことで、いったん学んだことならば、(比較的)抵抗なく取り組むことができるわけで、つまりはやれることの幅はちゃんと広がっているということ。

そして大事なことというのは、教わったことが全部忘却の彼方に行ってしまっても残っている、澱というかエッセンスのようなもの。

翻訳された結果の日本語だけつらつらーと見ていても「はっし!!」と誤訳部分が輝いて目に入るのも、
スーパーで買い物をしていて「この商品よりこの商品」と自分の幸せ生活に役立つものを選べるのも、
本を読んでいておもしろがれるそのおもしろがり方も、
友だちとしゃべっていていろんな共鳴をしたり新たな発見をしたりできるのも、
すべての場面で自分が今まで学んできたことが生きている。

無駄とか言われることが多い受験勉強であっても同じ。私は、その中身は全部忘れたけど、むしろ忘れたからいうけど、どんな勉強でも無駄になったものなんて何一つないと思っている。

もちろん、そういう意味でいったら、授業で学ぶ勉強なんて、人生で学ぶ勉強のごく一部なんだけれど…

でも、その一部があるのとないのと大違い。人生で学ぶ勉強をより実り多いものにしたり、より活用できたりする「軸」として働くものだから。

と、私は思うんです。だから、「勉強しろ!!」っていっても、子どもには届かないだろうけど。こんなに、イイっすよぉ、と宣伝はしたいなと。

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クラヴィコードで弾く親密なバッハ

2015年07月14日 | ピアノ
クラヴィコードで弾くと、音は小さいし、微妙なタッチの差で音が変わるから必死に聞くし…

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なんか、ぐぐぐっと、楽器に寄り添って親密に対話しているような気分になりますね。

だからなんか、録音という行為はそぐわないようにも思うんですが、なにしろいつも弾けるわけじゃないので(^^;;
記念に録音はしてみました。

無難に(?)バッハの二曲載せときます。短いから。

平均律第一巻第一番プレリュード
インベンション第一番

無難じゃないのは何かというと、モツソナね。長いから。

親密な(別名ひとりよがり)演奏を、長々と、録音で聞くのはキツイよねさすがに。

録音を聞いてみて思うのは…

まず、小さい音量を拾おうとするからレベルをだいぶ上げて録音しています。そうすると、外を通る救急車の音のほうがでかい(笑)とか、まぁあんまりうまく録音できませんね。

それと関係あるかもしれませんが、その場で聞こえていた響きの何が気持ちよかったのか、そのイイトコが録音ではよくわからなくて、なんかねぇ。出し殻みたい。

でもそれを差し置いて、現場を思い出しながら聞くと、あぁ楽しんでるなぁ自分、というか、
楽器の弾き方や響きや、そういったものに気を取られてるだけになんか
停滞感いつもより盛り気味
で、他人様用の演奏じゃないけど、楽しい。自分用の、いろいろ試したり確かめたりしてる演奏。

そういう、パーソナルな弾き方も楽しいよね。クラヴィコード。

で、こういう弾き方をするときにはぜひ欲しいのが、
しっくり身に着いたレパートリーね。

楽譜ガン見して弾いたらいろいろ試したり浸ったりできないでしょ。
平均律第一巻第一番プレリュードはいいんだ、ほんとに。曲に気を取られてなくても弾ける。楽器と響きに没頭できるの。

インベンション1は、楽譜なくても弾ける…かな…というくらいで、自信ない分、楽譜や曲にふらふら意識が行っちゃう。

インベンションがどれでもさらっと弾けたらいいわね。
って、インベンション滞ってます。イベント入れ過ぎで。はい。

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戦闘から勝利へ向かう曲集

2015年07月13日 | ピアノ
今、スターウォーズの練習してるから、「どんばんどんばん」した曲が気分で、だもんだからついこんなものを…

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交響戦隊ショスタコーヴィチ

ポチッてしまった(^^;;

ショスタコーヴィチというのがタイトルになってるのは、「ショスタ5」から始まる曲集だからなんだけど、要するに「戦闘」「勝利」とかそんな感じの曲ばっかり集めたオムニバス物ね。

ところで私はショスタコーヴィチの交響曲第五番のことは「ショスタ5」って呼ぶもんだと思っていたけど、このCDの解説によれば「一般的には"ショス5"や"タコ5"などと呼ばれている」とあります。えー「タコ」??

「ショスタ5(しょすたご)」のほうが言いやすくわかりやすくかっこいいと思うんだけどね。もっとも、この言い方が一般的なのかどうかまったくわかりません。私がこの曲(とその呼び方)を生で聞いたのは、今を去ること30年前、大学オケがサントリーホールで演奏したのを聞きに行ったときで、そのとき一緒だったのは元彼の(以下略)

…ともかく、このCDを携帯プレーヤーに入れて聞きながら会社に向かうと、こいつは朝から威勢がいいやって感じで、まぁ、やや現実のムードとは乖離がありますがこれはこれでいいかなと。

既に知ってる曲と知らない曲のバランスもいいです。(私にとっては)

知ってる曲といえば、ホルストの惑星とか(CDに入ってるのは「火星」ね、もちろん)、ラストに入ってるエルガーの威風堂々とか。「ポーリュシュカ・ポーレ<クニッペル>」って知らんと思ったんですけど有名なメロディーだった。そんなふうに、タイトルや作曲者を知らないだけで聞いたことはあるってのもあるから、あぁこれのことか、みたいな。

そういうわけで、こういうCDって、ジャケットデザインとかライナーノーツとかがおもしろくて買うわけだから、MP3でダウンロードしてもあんまりしょうがないと思う。

ライナーノーツは、旧艦長からの引き継ぎ書という体裁になっていて(笑)

「本艦の艦長のドミートリーだ。いや、この書状が君の元へ届く頃、私はもう「前艦長」という肩書になっているだろう」16個の動力源(トラック)を艦長自ら手元のコントローラで切り替えて艦を動かし、勝利に導くんです。

ところで動力源のひとつだけ日本製(芥川也寸志)なんだけど、引き継ぎ書には「この作者はすごく冒険心に溢れた作曲家でな、ソビエト連邦に傾倒するあまり単身で密入国してしまうほどだった」とあります。

単身で密入国? ほんとかいなと思ってぐぐってみると、少なくともウィキペディアには同様なことが書いてあって、「ソ連政府から歓迎を受け、ショスタコーヴィチやハチャトゥリアン、カバレフスキーの知遇を得て、ついには自分の作品の演奏、出版にまでこぎつけた。」そうかそうか、「交響艦隊ショスタコーヴィチ」に入るだけの必然性はありそうですね。

曲「交響管弦楽のための音楽」もなかなか、SFアニメとかのバックにもよさそうで、気に入りました。

たまにはこういうのもいいよねー
買うほどじゃないけど気になるって人は、声かけてくれれば会うときに貸します。

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スターウォーズ、安全運転してる場合じゃない。

2015年07月12日 | ピアノ
連弾と二台ピアノの違いって、とにかく距離が違います。連弾だと、隣の人の気配に合わせてピタリとついていくことでわりとうまいことまとめることもできるんですが、二台の場合その手ではだめです…

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←合えば楽しい二台ピアノ♪

今年の「音楽の星座」では二台ピアノ、それも「スターウォーズのテーマ」という、「どんでんどんでん」した曲に挑戦するわけですが、初回合わせのときにshigさんに早速言われたのが「リズムがさー…だいたい合ってるからいいでしょって、そういうのやめて」でした(^^;;

次に、N先生の教室に二台ピアノレッスンに行って言われたのが「なんか合わないのよねー、こう頭で思ってるテンポから、ゆりちゃんが早めに出て、アンダンテさんが遅めに来る感じ?」「アンダンテさんは聞いて合わせようとする癖がある(だから遅れる)」

今までのいろいろな相手とのいろいろなアンサンブルで明らかになっていることですが、私は「拍を数える」こと、つまりとにかく「落ちない」ことにかけてはかなり上手にできるけれど、ピタリと「のる」ことにかけちゃダメダメなんです。まー平たくいえば「リズム感が悪い」ということになりますか。

でもたとえば去年の音楽の星座でやったartomr氏との連弾、あるいは海実さんの伴奏をした「汝を愛す」とかはリズム感が悪い感じがほとんど出てないと思います。それは、音を並べるということに関しては私自身がわりと余裕をもって弾ける選曲で、お相手がプロクオリティーのリズムで曲を進めてくれていて、それにピタリとつけていけばちゃんとノリのいい演奏ができるからですね。

しかし「拍を数える」「気配に合わせる」だけで二台ピアノを演奏しようとしてもそれは無理で、気配が遠いのでぐだぐだとノリの悪い演奏になってしまうわけです。しかも、ただ弾くのも難しい曲で余裕どころではない。

まぁそんな具合ではあるのですが、二台ピアノをどうにかするにはぶっちゃけ合わせ回数を稼ぐことだ、ってのはあります。

一回目(スタジオアデリー)
二人とも必死で数えている。ノリを合わせるとか立体感のある演出とかそれどころじゃない。
だいたい、二台ピアノの楽譜を見てひとりで練習していても、謎曲ハンパないので、あまりまともにさらう気が起きないんですよね。というかわからなすぎるんです。この一回目、ともかく合わせてみることで、とにかくこういう曲だというのがわかって、練習することができるようにはなったよ。

二回目(N先生教室)
今回、二台ピアノでレッスンが受けられる環境を確保したくて、特にN先生にお願いしたのでした。
N先生にピアノを習ったことはなかったので、初レッスンがスターウォーズ二台ってナニその不良生徒(笑) けど何も違和感なく、出るところ引くところのメリハリとか、音の出し方とか、ペダルとか、現実的具体的なアドバイスを矢継ぎ早に繰り出して濃い一時間、その間にだいぶ「曲」になりました。

そして昨日は三回目、スタジオアデリー。
まず一回通してみると、おーだいぶこれまで二回の成果で、「落ちずに」最後までたどり着く自信はついたよ。な・ん・と・かゴールイン!!
そしたらそれを聞いてshigさん曰く、
「なんか安全運転な感じだけど…この曲、安全運転で事故なく行きましたとかなんの意味もないから。もっと暴走して事故ってもいいから勢いとか迫力とか」
「テンポもう少し上げたいかなとは思うんですけど…」
「テンポアップというより推進力。前に進む感じが必要。今は停滞してる」

まぁそうですね停滞してるのは私ですよね明らかに。「音を並べる」部分での自信のなさが、リズム感の悪さに拍車をかける。

けど、「音ハズすとかあんまり関係ないしこの曲」というshigさんの言葉に勇気(?)をもらい、N先生の「聞いて合わせる癖がある」という言葉を思い出し、よーしもっと自分からどんどん行くか!! と暴走モードに気持ちを切り替え。

それでもう一回合わせてみたら…おぉぉ弾いててさっきより断然気持ちいい。それに、暴走のつもりだったわりに、かえってさっきより音ハズしてないし結果的に。

聞いてたshigさん「驚くことに、ずいぶんよくなった。あんなざっくりした指示でいいものなの?」

うん、気持ちの持ちようで違うんですねかなり。「ウォーズ」だけに、安全運転とは相性が悪いよね。
そこからもう少し細かい練習もしましたが、なんだかんだでかなりスターウォーズっぽくなってきたかな。次はまたN先生の教室でレッスン、そしていよいよ本番です。

編曲なかなかよくできてますよ二台スターウォーズ→楽譜「シネマ・イン・デュオ

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クラヴィコードは、ピアノ上達に役立つのか?

2015年07月08日 | ピアノ
ピアノの最適な弾き方と、クラヴィコードの最適な弾き方は、異なります。

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というか、異なるはずです。それが証拠に、おゆき先生もくさぴあさんも慣れるまでかなり苦戦されてましたし、第一、機構もずいぶん違うんだからそりゃ違って当たり前ですね。

くさぴあさんが私に、「アンダンテさん、なんでそんなにクラヴィコードうまく弾けるの?」と聞くので、「だって物理得意だから」と答えました。

初回に、私が楽譜を外して平均律一番プレリュードを弾きながら打弦の様子をガン見して、突然「わかった!!…ような気がする」と叫び、そこから実際がらりと響きが変わったのはつまり、頭で(?)わかったからですよね。

打弦した金属片がそのまま振動の端になるなんて、そんなへんな楽器、ほかには知りません。とにかくこの楽器は、この「端」をうまく支えることがことのほか大切ということになります。

バイオリンでは、左手で弦を押さえて音程を作りますが(振動を与えるのは左手ではなくて、右手で動かす弓ですが)、このときの左手の弦の押さえ方、「端」がどのように処理されているかで響きがぜんぜん違ってきますよね。それと同じです。

だからクラヴィコードも、「私が打鍵するこの金属片が、弦に振動を与えると同時に、振動する弦の端を支えるのだ!!」って思って弾くと上手に弾けるんです(ほんとです)。ただ、手の訓練ができてるわけじゃないので実際にはいろいろと鳴り損ねるってのはしょうがありませんけど。

ピアノの場合、打鍵したあと、すかさず脱力して、鍵盤が戻らない程度に浮かせると、よく響かせることができますよね。私はこれがうまくできないのでアレなんですけど、それがうまくできるというか、習い性になってる人がクラヴィコード弾いたら鳴り損ねるのはあたりまえです。振動端はもっとしっかり支えなきゃダメです。

ぶっちゃけ、あまり遠慮せずがしがしと強めに弾けば…というかまぁ、弾くのは強めでなくていいのですが、弾いたあとにガッチリ押さえつけておけば、鳴り損ねは避けられるのですが、それはそれでやっぱりきれいに響きません。

(1) 鍵盤のごく近く(低く)で待機していて、丁寧に弾く。
(2) 強すぎず弱すぎず確実に保持する。
というのがよろしいようです。

考えてみれば(1)はピアノを弾く時の原則とも合ってますから、その分は確実に「クラヴィコードを弾いたあとピアノを弾くと音がよくなる」に寄与していますね。

クラヴィコードのほうがピアノよりずっと繊細(結果が不安定)で、まともに響く弾き方のストライクゾーンが狭い感じです。だから丁寧に弾かなきゃどうしようもないんです。

(2)の都合はメカニズム的に異なっているわけですが、でも考えてみると、ピアノだって、自分が打鍵しおわった音を、その音の響きが消えるまで、しっかりと意識するってのはたぶん大事なことなんです。

ただ、ピアノは打鍵が済むたびにその音のことを忘れて(笑)
あとはペダル任せにして響かせていたって、
そう悲惨なことにはならないというだけのことです。

だから、クラヴィコードでうまく弾ける弾き方を模索して、その弾き方でピアノを弾くと、かなりうまく弾けるんです。

その逆はまったく成り立ちません…

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