今はもう無い南の小さな王国では、毎年少しずつ褐色の肌に鮮やかな色の刺青を入れていく風習があったという。
それは先祖への感謝と子孫繁栄を願う為のもので伝説と物語を極彩色で綴った実に見事な文様だったが、かつては年に一度の祭でしか見ることが出来なかったそうだ。
そして今、その刺青は好事家によって高値で取引されており、それが為に彼らの国は滅んだ。
それは先祖への感謝と子孫繁栄を願う為のもので伝説と物語を極彩色で綴った実に見事な文様だったが、かつては年に一度の祭でしか見ることが出来なかったそうだ。
そして今、その刺青は好事家によって高値で取引されており、それが為に彼らの国は滅んだ。