実績が無に帰す、または全てを失うなど塔も悪い意味のカードなのだが、人間の傲慢によって建てられた古のバベルの塔が神の怒りに触れて雷を落とされ倒壊したように、このカードが出た場合は己の計画に無理はなかったか、若しくはやり直す場合の算段など、根本的な事態の立て直しを考えるべきだったりする。
基本的に僕は風景写真家なのだが、たまにプライベートで撮る人物写真には何故か対象人物の側に見知らぬ誰かが映る。その姿があまりに鮮明なので長い間気付かなかったが、最近になってコレはきっと守護霊だと義母が言い出した。
あーはいはいと聞き流しながら乞われるままに義母の写真を撮ると先年無くなった義父が寄り添うように映っていて、義母はその写真を額に入れ、嬉しそうに夫に向かって話し掛けている。
あーはいはいと聞き流しながら乞われるままに義母の写真を撮ると先年無くなった義父が寄り添うように映っていて、義母はその写真を額に入れ、嬉しそうに夫に向かって話し掛けている。