カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

あしたは、きっと、はれ

2016-02-03 22:36:09 | 依頼です、物書きさん。
触れられることに不慣れな運転手と迷子の子どもとの感動系の話

 赤ん坊の時に捨てられた僕はお客を正面から見なくても良いという理由で運転手になった。なのに、あの子は僕の手を掴むと顔を真っ直ぐ見上げながらママを知りませんかと聞いてきた。放っておく訳にもいかずに一緒に母親を捜してやると、程近い場所にいた女性の元に駆け寄って行き、それが外面だけは良い僕と、離婚した夫に暴力を受け続けてきた母子との出会いで有り、同時に始まりとなった。
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