カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

二十二冊目・『古き一族の昔話』

2018-04-10 21:01:04 | サスペンスはお好きですか?
たかあきは『古き一族の昔話』事件を解説してください。

 人里離れたその集落の人々は、現代ではとうに廃れた習慣や風俗を尚も残して生活している、考古学者の僕にとっては非常に興味深い場所だった。その集落に入れるのは村の巫女が認めた相手だけで、僕は幸運にも認められて集落に招き入れられて巫女と結ばれ、結果として残りの生涯全てを集落で暮らした。

 そして次は君の番だ。どうか孫娘を宜しく頼むと、老人は穏やかに笑った。
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