カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

旅路その17・食に対する飽くなき追及

2019-06-04 19:50:07 | 旅人の記録
たかあきは初春の地方都市に辿り着きました。名所は名刹、名物は肉料理だそうです。

 未だ所々に雪が残る街の教会で暮らす修道士にとってビーバーはご馳走だったという。宗教上の戒律から獣肉食を禁じられた彼らはビーバーに水かきがあるのをいいことに魚だと言い張ってビーバーを食べまくってきたと聞いた時、わが国でウサギを一羽二羽と数える理由を何となく理解した気になってしまった。
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