カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

旅路その31・東西南北の神々

2019-06-25 21:54:16 | 旅人の記録
たかあきは収穫月の宗教都市に辿り着きました。名所は歴史ある博物館、名物は果物だそうです。

 歴史ある考古学博物館を目当てに訪れた都市は多民族が暮らしている故か、各種取り揃えたとしか言いようのない程に神社仏閣教会神殿が節操なく立ち並んでいる。更に林檎、葡萄、柘榴などなど各宗教毎の供物とされる果実の収穫期ともなると市場に積み上げられた果物の甘い香りが街中に漂うのだそうだ。
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骨董品に関する物語・ジャンヌ・ダルクの紋章入りのブロッター

2019-06-25 19:33:39 | 突発お題

 常日頃から付けペンを愛用している私が叔父の形見として譲られたブロッターを使うと、何故か吸い取り紙に通常では在り得ない程に明快な文章が現れたので読んでみた。すると内容は叔母に対する短いが熱烈な恋文だった。叔母の家に鏡文字で書かれた恋文がわざわざ額装された状態で飾られているのはそういう理由からだ。
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