カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

お姉ちゃんの奮戦と妹の迎撃

2016-03-03 19:57:46 | 依頼です、物書きさん。
体育会系な性格の女子高生と勤務時居眠り常習者のホステスが一緒に暮らすまでの話

 両親が亡くなったのでお金を稼ごうと水商売で働くことにした。しかし常連のお客さんが来ると眠くなるので困っていたら、高校生の妹がお姉ちゃんは昔から朝型だったのにと泣きながらお守りをくれた。乾燥ニンニクでも効果はあったらしく、無断で吸血行為を行っていた常連から迷惑料をふんだくって仕事を辞めることになった。それ以来妹は、お姉ちゃんは私が守ると宣言して私の住むアパートに住み着いてしまった。
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お節介の限界と恋心の領域

2016-03-02 19:51:57 | 依頼です、物書きさん。
苦労性の霊感女と酔いどれ受付嬢、二人を主軸にしたハートフルホラー

 酒の席での失言が人生を狂わせるとは良く聞く話だが、それが知り合いで今でも仲の良い幼馴染みだったりしたら洒落にならない。だから彼女の後ろの方に相談して、意識が酩酊した時点で『変わって貰う』約束を取り付けた。とは言え、彼女の抱えるストレスは受付嬢という仕事そのものなので場当たりの対応でしかないし、彼女が受付嬢を辞めたがらない理由は色恋沙汰が絡むので、根本的な事態解決の目処は今の処立っていない。
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現実を刻む

2016-03-01 20:33:44 | 依頼です、物書きさん。
下らないことだけに異常に熱心な悪女といい年して捩じくれた根性の大人が始めてしまった夜明けのこない百物語

 あの時のアナタはこうだったという類いの愚痴は聞いていて非常に苛々するものだが、聞いている相手がいちいちそれを混ぜ返したり突っ込みを入れたりした日には事態が魔女の鍋の底で煮立つスープよりも危険な代物と成り果てるのは自明の理だ。そんなわけでリアルの殺し合いに勝利した彼女は、その代償として途方に暮れながら包丁を振るう事になった。
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