あられの日記

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黒田記念室

2010年12月23日 05時17分06秒 | 上野・根津・湯島・神田
旧帝国図書館こと国際子ども図書館の並びに黒田記念室はある。
子ども図書館へ行く前に通りがかった時は施錠されていた。ここの開館時間は変則的なのだ。
公開日:木曜・土曜 午後1時ー4時。
休室日:年末12月26日-1月6日/夏期7月21日-8月31日/その他
入場料:無料
子ども図書館で過ごすうちに、公開時間となってました。
11月4日に訪問したのはたまたまでしたが、この辺りを散策するなら木曜日がおすすめですね。
 
ここもスクラッチタイルなのですね。
建物の竣工は昭和3年(1928)。設計は岡田信一郎。創建当初の姿に復し、2階を中心に改修の後、平成13年(2001)からリニューアルオープンしました。
館内には遺族から寄贈された遺作の展示の他、黒田清輝の油彩画126点、デッサン170点の他写生帳、書簡も所蔵されてます。
黒田記念室は美術に関する学術的研究と研究資料の収集を目的として設置されました。
ちなみに、黒田記念室の「黒田」って何ぞや?
それはこの絵を書いた画伯の名前です。湖畔
いただいたパンフレットによりますと、「黒田清輝(1866-1924)近代日本の美術に大きな足跡を残した画家であり、教育者であり、美術行政家であったといえます。ことに明治中期の洋画界を革新していった功績は大きく、その影響は、広く文学界全般に及びました。
9年にわたりフランスに留学。明治29年(1896)には、この年創設された東京美術学校の西洋画科の指導者となりました。後年には貴族院議員や帝国美術院長を歴任し、美術行政家として活躍しました」とあります。

前出の湖畔だけでなく、上記の<智・感・情>(1899)など、アカデミズムな絵画もあります。
建物に魅かれてふらりと入りましたが、なかなか興味深かったです。
にしても、岡田信一郎氏の設計した建物をこの所よく見てるような…。
え~と?
明治生命館・東京芸大陳列館も彼の設計だっけ?
気になっってWIKIで検索してみた。
既に訪れてる建物は、鳩山一郎邸(1924)、歌舞伎座(1924)、鎌倉国宝館も彼の作品でした。加えて、この後訪れたニコライ堂の修繕も彼が担当してます~。う~ん、ご縁があるのかしら?
ちなみにその他有名な岡田作品は、大阪市中央公会堂(1917)、琵琶湖ホテル(1934)、博報堂(1930)。
コメント
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