あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

そういや、大晦日に一気放送した「ロックの要」をまとめて見た

2004年01月09日 | 生活
BSフジの番組欄に載ってて少し気になっていた「ロックの要(かなめ)」。

スターダスト・レビューのヴォーカリスト根元要氏が、ロックの映像を紹介する番組ってんで。
今までは録画しても見る時間なしと留守録もしてなかったんだが、大晦日に過去プログラムを一挙放送ってんで、他に録るモノも無いんで録ってみたが。

年明けて、一段落したトコロで見ようと思いつつ、何か松明ける前に普通に仕事体勢に入り(涙)。ウチでメシ食う時間ついでに見る感じで再生したのだが。

結構おもしろかった(笑)。
大晦日スペシャルってんでチャー出てたし。チャー結構、話面白いし。ダジャレもあるが(笑)。
要さんもギター抱えて名曲演奏の再現したりするのだが、チャーは「違うね」「勢い無いね」と、ことごとくダメ出し(笑)。
そして、チャー自ら弾き出すと、これがカッコいい!

―――で、肝心の映像だが。以前M・Brsって洋楽専用チャンネルが放送したライヴ映像などあり「これDVDで録ったらOKじゃん」みたいなプログラムも発見。
「スティーヴィー・レイ・ヴォーン/ロックパラスト(デビュー直後の独公演)」「ドゥービー・ブラザース/ロッキンダウン・ザ・ハイウェイ(再結成ライヴ)」など、まとまったライヴ映像あり、これは大満足。

また米国だったかのライヴ演奏収録の定期番組の映像権を取得したらしく、そこから70年代の演奏をピックアップして放送していく方針とか。
早速そこからジョニー・ウィンターの映像は流れ。
要先生の「最後まで来日していない大物。来て欲しいが、多分ムリ。彼は日本嫌いだから!」とのミュージシャンちなみコメントも楽しい。

いや~、なかなかイイね!低レートで9時間近く録画してしまったが、編集すれば1/5以下の時間に収まりそうだし。
毎回のように1バンドをピックアップして紹介するワケじゃないから、消す時は消去してイイし。

これから続けて視聴していきますか!

「ライヴ・アンド・デンジャラス」は英国誌だからNo.1なんだよねぇ・・・

2004年01月09日 | 生活
「クラッシック・ロック誌」が選んだロック・ライヴアルバムの最高盤=シン・リジィの「Live And Dangerous」。

'78年にリリースされたこのライヴアルバムは、米ビルボードでは84位だったワケだが。つ~か、元々このバンドって米国での人気なかったんだよなぁ・・・。

しかし英国では、アイリッシュ・フレーズちりばめた楽曲が絶大な人気を誇り。25年過ぎても ここまで評価してもらっているってなワケで。
そういや、ステイタス・クォーも大人気。つ~か国民的バンドだそうで。「ハロー」「パイルドライバー」なんつぅアルバムは「英国民謡のメロディーが詰め込まれた必殺盤(By 伊藤正則。~でも私には分からなかった)」なんて評価もあるが、反面 米国での人気はカラっきし・・・とか。

70年代も後半になると、そういった二極化が現われたとかで。逆に米国でスタジアム級のコンサートを成功させたロビン・トロワーみたいな存在もある。
しかし、英国ファンは米国で売れたミュージシャンには急に冷淡になったってさ(笑)。

よってローリング・ストーン誌あたりが同様のランキングを作成したら、多分「ライブ・アンド・デンジャラス」は50位以内にカスりもしないのでは?・・・なんて。
多分ローリング・ストーン誌ならオールマン・ブラザーズ・バンドのフィルモア・ライヴあたりが1位だろうな。またはジミヘンのモンタレー。

一方、英「クラッシック・ロック誌」が選んだトップ10は。先に紹介したように・・・

◆AC/DC「If You Want Blood...You've Got It」・・・オージーHRの代名詞。「ギターのネックがメンバーの胸に突き刺さり大流血!」のジャケットも圧巻。
◆チープ・トリック「at 武道館」・・・意外な米国バンド。でも売れたからねぇ。
◆レッド・ツェッペリン「How The West Was Won」・・・発掘音源が上位へ。それも肯ける黄金期の演奏!
◆ザ・フー「Live At Leeds」・・・オリジナル盤のヤングマン・ブルースからのオープニングも良かったが(そして「恋のピンチヒッター」「サマータイムブルース」の迫力ある名演!)。リマスター盤で追加された、当時のオープニング曲「ヘブン&ヘル」のウォーミングアップ曲と思えぬ疾走感も感動!
◆UFO「Strangers In The Night」・・・「ドクター・ドクター」「ライツ・アウト」の名演収録。しかし、このアルバムも欧州限定の人気かなぁ・・・。
◆ローリング・ストーンズ「Get Yer Ya-Ya's Out」・・・「悪魔を憐れむ歌」に始まり「ラヴ・イン・ベイン」「リヴ・ウィズ・ミー」「ミッドナイトランブラー」と最強ぶりを発揮した黒光り演奏。
◆KISS「Alive!」・・・ベスト選曲のライヴ盤。これでもかと代表曲。
◆ラッシュ「Exit...Stage Left」・・・しまった、これって「神話大全」の方だっけ?でも、変拍子を楽々演奏するここって・・・。カン高い鼻声ヴォーカルに違和感覚える人も居るかも。
◆モーターヘッド「No Sleep Til Hammersmith」・・・レミー激奏ってか。←聴いたコト無いんだろ?

ツェッペリンやキッス、イエス、ラッシュ、ジューダス・プリースト、ジェネシス、ブラック・サバスなどは複数のライヴ盤がランクされてるそうだから。
以降のアルバムも当然ランクインしているだろう。

◆「イエスソングス」・・・イエス全盛時の3枚組ライヴ。B・ブラフォード(Dr)の演奏が聴けるが、音質イマイチ。しかし、火の鳥から「シベリアン・カートゥル」への流れ、「スターシップ・トゥルパー」のスケールの大きさには感涙。
◆「イエスショウズ」・・・過渡期のライヴだがパトリック・モラーツ(Key)の名演あり。「錯乱の扉」は、へタなHRバンドをブッ飛ばす圧巻の迫力!

◆「レッド・ツェッペリンBBCライヴ」「永遠の詩」・・・BBCライヴは発掘モノ。「ハートブレイカー」「ユー・ショック・ミー」でのヴォーカルは凄過ぎ。ドラムスの迫力も圧巻!
「永遠の~」はヴォーカルの荒れが辛い。しかし当時の新曲「レイン・ソング」「永遠の詩」の演奏&歌唱は引き締まっている。なんだかんだ言っても「天国への階段」は泣けた。

◆「ジェネシス・ライヴ」・・・被り物したP・ガブリエルの目が光ってるジャケットも異様な急造盤。ラジオ用のライヴでメンバーは納得していないそうだが、当時の「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイ」が聴けるだけラッキー。

◆「キング・クリムゾン・インUSA」・・・「太陽と戦慄パート2」「21世紀の精神異常者」収録。J・ウェットンのベースも凄い。
1st当時のライヴ音源も発掘されたが、そちらも充分エントリーの資格あり。

◆「ディープ・パープル・ライヴ・イン・ジャパン」・・・日本のみ発売だったが余りの内容の良さに「Made In Japan」のタイトルで全世界でヒット。武道館を最初に有名にしたのは このアルバム。選曲もベストで、2枚組すべてにパープルのエッセンスが満ちている。どの曲も「リフ~ヴォーカル~ギターソロ~ヴォーカル~キーボードソロ~ヴォーカル~リフ~大団円」の様式美が完成を見た逸品ばかり。つ~か、なんで1位じゃないんだ?

◆「ロビン・トロワー・イン・コンサート」・・・BBCラジオ用の音源だが、先に出ていた正規のライヴ盤より音・演奏とも上。「デイ・オブ・ジ・イーグル」は知られざる名曲。ジミヘンの影響下にあるギター(トロワー)にソウルフルなヴォーカル。堪りません。隠れた名盤です。

◆「ハンブル・パイ/パフォーマンス」・・・「ノー・ドクター」の名演あり。2枚組は、やや冗漫か?発掘盤の「キング・ビスケット・フラワー・アワー」の方がタイトに決まってる。そっちはフランプトン抜き、クレムソンがギターだが、その方がワタシ好み。
つ~か、ここ抜けたフランプトンがソロでウルトラ大ヒットさせた「カムズ・アライヴ」もランクインしてるんだろうなぁ・・・。

◆「レディース&ジェントルメン/ELP」・・・これまた3枚組。しかし何で音にウルサそうなプログレバンドのライヴ盤が、ことごとく音質悪いんだ?もっと「エルサレム」の高音効かせよ!しかしイエスの「錯乱~」同様、「タルカス」の名演だけで聴く価値あり。スタジオ盤を凌ぐスピード感(この曲は割と音良し)!そして後半の「アクアタルカス」の緊張感・緊迫感は圧巻・圧巻・また圧巻!!K・エマーソンのムーグシンセの音が生き物のように空気中を蠢く!トリオ演奏の最高峰はクリームじゃなくELPだ!ELPを舐めんなよ!(←誰に怒ってんだ?)

◆「フリー・ライブ」・・・英国ブルースロックとハードロックの掛け橋となった名バンドの名ライヴアルバム。大ヒット曲の「オールライト・ナウ」から、ベースソロも渋い「Mr.ビッグ」、獅子の咆哮のようなギターで幕開けする「ファイアー・アンド・ウォーター」の名演と、これまたベスト選曲(つ~か、2枚組でも良かったのに!一枚では物足りない)!
個人的には最上位にランク。「オールライト・ナウ」の途中、PAトラブルかなんかでギターの音が途切れるんだが、そこをP・ロジャースが合いの手を入れ、A・フレイザーがベースのアドリブを挟み込んでカバーする一瞬!これがライヴらしくて逆にイイんだ!!

◆「ロリー・ギャラガー・アイリッシュ・ツアー」・・・熱血ブルースロック野郎の熱演。「タトゥーレディ」のギターが歌ってるんだよ(涙)!この人のライヴ盤は全部最高!

◆「レインボー・オン・ステージ」・・・リッチーのギターに弱かった私。「キル・ザ・キング」のギターソロに涙。コージー・パウエルのドラムも凄かった。YAMAHAのツーバスは、この人の代名詞。ノースリーヴのTシャツ、リストバンド、ツーバス・・・死ぬまでに1度、この格好でドラムを叩きまくりたい(涙)。

◆「ジョニー・ウィンター・アンド~」・・・テキサスの白過ぎるブルースギター野郎のロックアルバム。熱い。とにかく熱い。甲高いダミ声で歌いながら同時に弾きまくり。チャック・ベリーをカヴァーしてもストーンズをカヴァーしてもJ・ウィンター節。
なぜか兄弟の「エドガー・ウィンター・ライヴ」の方にゴキゲンな「ロックンロール・フーチークー」が収録されている(もちろんギターはジョニー)。J・ウィンター好きに絶大な人気の同曲ライヴヴァージョン聴くなら「E・ウィンター&ホワイトトラッシュ」のライヴにてドウゾ。

◆「ニール・ヤング/ウェルド」・・・70年代の「ライヴ・ラスト」も凄いが。轟音に磨きが掛かった90年代ニールも凄い。「ロックは英国」な私だが。ニールとJ・ウィンターとジミヘンは別格。
あと、ザッパも別格だがアノ人の場合アルバム多過ぎて「どのライヴアルバム」とか、おいそれと言えない。ライヴだけでも3枚組とかガンガン出してるから(笑)。

◆「ジミ・ヘンドリクス/モンタレー」・・・伝説のモンタレー・ロック・フェスティバルの音源。なにも言う事はありません。圧巻です。

―――まだまだあるな。レコード・コレクターズ開きながら、また考えよう(笑)。

クラッシック・ロック誌は、オールド・メタル系やロック・クラッシックス系を中心とした雑誌だから。両方に渡って人気のあるシンリジィは得をした気もしますがな。
「ライヴ・アンド・デンジャラズ」は、「ヤツらは街へ」など後にカバーヒットするような曲も収録されているし、「マカロニほうれん荘」の表紙でトシちゃんがフィル・ライノットの姿そのまんまでジャケットをパロッてたりして印象深いアルバムなのであるので、ケチつけるのは止めとこう(笑)。