あるBOX(改)

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週刊少年マガジンに久米タン読み切り「下請探偵 鋸織粕日郎シリーズ 密室の留学生」掲載

2013年01月03日 | 漫画
「さよなら絶望先生」で絶望的なエンディングを演出した久米田康治さんが、完全新作の読み切り作を週刊少年マガジンで発表した。
これまた掲載されたのは昨年末の12月26日発売の週刊少年マガジン2013年4・5合併号(講談社)で、
タイトルは「下請探偵 鋸織粕日郎(したうけたんてい のこりかすひろ)シリーズ 密室の留学生」。



センターカラー付きの21ページ。
コナンや金田一ら名だたる名探偵がサジを投げた事件を専門に扱う鋸織が、助手の「慈護(じご)しより」とともに、一風変わった密室殺人の謎解きに挑む・・・という内容。

なお、この漫画は講談社の文芸誌「メフィスト」と週刊少年マガジンがコラボし、密室をテーマに人気作家が読み切りを発表する不定期企画の第1弾だそうな。

なんか藤田和日郎氏の読み切りと微妙に被る「企画物」だなぁ。
最新「うしおととら」の絵柄と内容に違和感なかったように、久米タンの最新作にも「絶望先生」の作風からの大きな変化は無い。

まぁ、新作主人公の鋸織も、被災難系でやや自虐キャラであるし、久米タン好きの漫画ファンにとっては「安定の新作」であるとも言える。
ミステリー系文芸誌とコラボして良い内容か甚だ疑問ではあるが。

また、今作のページ脇の告知文によると、久米タンの新連載は「あったかくなった頃の予定……目標!!」とのこと。

ただし、今作も読み切りなのに絶望的なエンディングだったから
「シリーズ化しようと思ったのに・・・これじゃ無理じゃん」てな展開なので、次の新連載が「下請探偵 鋸織粕日郎」になるかは不明。
・・・というか甚だ怪しい。怪しい事この上ない。

引き続き続報を待ちたいトコロ・・・だ。

うしおととら読み切り、少年サンデー掲載

2013年01月03日 | 漫画
寺に住む少年=蒼月潮(うしお)が自宅の蔵で一本の槍に刺し留めてられていた妖怪を解放してしまう・・・
そのシーンが、そもそもの「うしおととら」のスタート。

結局、この槍は修行を積んだ僧が抜こうとしても叶わなかった、言わば「エクスカリバー」で。
この妖怪を500年間も刺し留めていた槍こそ、2000年以上も前に中国で妖怪を滅ぼすためだけに壮絶な意思で造られた「獣の槍」。

うしおが「とら」と名づけたこの妖怪は、かつて周辺一帯が恐怖に慄いた大妖怪。
「いつかオマエを食ってやる!」と言いつつ槍の脅しに敵わない「とら」も、うしおの少年らしさに「調子が狂う」と言いながら協力。
「他の妖怪がオマエを食うのは許せねぇ!」と言いつつ、他の妖怪を「小物」と罵りながら一掃していくのだった。

・・・そんな序章を経て、物語は大物相手の壮大な戦いに突入するのだが、今回の読み切りは「その合間に繰り広げられた異なる戦いのストーリー」といった趣き。

昨年末に週刊少年サンデー4・5合併号で発表されたヒーロ-ズ・カムバック「うしおととら」。
ひさびさの「うしお&とら」ゆえ、絵柄なんて「どうなるか」と思ったが、これが見事に違和感なし。



そんなわけで今回も潮&とらは元気。
父・紫暮もガールフレンド・麻子も真由子もイキイキと登場。嬉しい。

自分の部屋を女子に見られ、しかもエッチな本まで見つかる潮がカワイイ。

そして不思議な少女が登場。薄幸の小学生風の登場人物は、作者得意のキャラクター・パターンだ。
「駅に行って母に会う」という少女だが、その子は既に妖怪に捕らわれ、この世の人では無くなっていた。
駅のホームに現れる妖怪。

怒りのうしおは槍を取る!
「めんどくせぇ」と言いながら、とらも臨戦態勢。

・・・ここで前編終了。
さぁ、おなじみのコンビは凶悪な妖怪をどう始末するのか?少女は救われるのか?

後編が楽しみですな。