あるBOX(改)

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八重樫は終盤ボディーでKO勝ち

2013年01月10日 | ボクシング
2013年1月5日(土)、井上尚弥(大橋)と同じ興行に出場した元世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級チャンピオンの八重樫東(大橋)。

この日は約半年ぶりの再起戦となるノンタイトル10回戦で、50キロの契約体重。
タイのサンムアンローイ・ゴーキャットジムに第9R2分52秒でKO勝ちした。

階級アップを機会に、アマチュアで培った「技術」への原点回帰を目指したという八重樫。
ここ数試合は激しい打撃戦が続き、顔を腫らす事も多かった。

今回はディフェンスの重要性を再認識。
自身のブログでもパンチをもらわない事をテーマに掲げていたが、逆に「バランスが(防御に)片寄りすぎた」と反省する結果になったのは痛し痒しか。

守りを考えるあまり、攻めの姿勢が弱まったことが消化不良に繋がったようだが、
せっかく夕方とはいえTBSが「生放送」してくれたのに、試合のムードが「深夜」になってしまっていたのは残念といえば残念。

ただし、大橋会長は「最近は打ち合いが多くファイター化していたが、きょうの試合内容なら十分に合格点」と評価。

確かに今回の八重樫は「打たせずに打つ」事は実践しており、アマチュア上がりらしい(本来持っている)技巧で安心して観ていられる試合を見せてくれた。
※アンラッキーな1発を食う雰囲気すら無かったもんね。

さてさて今年最初の試合を白星で飾った八重樫だが

今後はライトフライ級が主戦場になるようで。
次回は攻防バランスを取った上で「アツイ」試合をこなす八重樫東が見たいトコロだ。

井上尚弥プロ2戦目「1RKO」

2013年01月10日 | ボクシング
【プロボクシング・50キロ契約8回戦】
井上尚弥プロ第2戦
1/5(土)東京・後楽園ホール

井上尚弥(大橋)KO1R ガオプラチャン・チュワタナ(タイ)

高校アマ7冠、ボクシング界のルーキー・井上尚弥(19才)が、プロ2戦目でタイのライトフライ級王者ガオプラチャン・チューワッタナ(35才)と対戦。

結果は1回1分50秒、左フックのカウンター1発でKO勝ち。
圧巻の「切れ」。ワンパンチKOだった。

昨年10月2日のデビュー戦でフィリピン王者を左ボディー1発で悶絶させた試合に続く、衝撃のKO。

前に出ながら連打してくる相手に左一閃!
いやいや、見事なKOです。先が楽しみな選手がまだ出てきましたな。

ボクサー型ながら、重心が前に置かれているのは井岡一翔と同じ。そこからジャブで相手を崩しに行くのも似ている。
アマ出身で攻撃的、基本として前に出るファイト姿勢も同じかな。

井上選手は打つ前後にガードが微妙に開いてる気もするのだが・・・。
そこは突いてくる選手待ち・・・・かな?

相手のレベルがアップすれば、その辺が欠点なのか、強く打つための自然な動きなのかは判明するでしょう。