あるBOX(改)

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ジャック・ブルース死去

2014年10月26日 | 英国ロック
10月25日、元クリームのメンバーで世界屈指と言われたベーシスト、
ジャック・ブルースが亡くなった。享年71歳。

スポークスマンによると、ジャックは英サフォーク州にある自宅で
家族に囲まれながら息を引き取ったとの事。



1943年スコットランドで生まれたジャックは、ジャズやブルースの
プレイヤーとしてグラハム・ボンド・オーガニゼーションや
ジョン・メイオールのブルース・ブレイカーズ、マンフレッド・マン
などでプレイ。
その後、1966年にエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカーと
クリームを結成。
2年間と短期間の活動ながら、ロック史に残る実績を刻み、後進に
大きな影響を与えた。

それまでの3分ポップから「自由なソロ、各楽器のインタープレイ」の
可能性を広げ、コンサートでは火の出んばかりのソロの応酬で観客を
熱狂させた。
※ジミヘンでさえライヴで「サンシャイン・ラブ」を
 演奏してましたからねぇ。英国の観客にアピールする意味も
 あったんでしょうが・・・。

ロック界では、ジョン・エントウィッスルと並ぶ2大ベーシストでしたね。
強烈なファズ・ベースだったけど、ジョンは疾走系、ジャックは
後ノリ系だったな。
※「クロスロード」は疾走してたけど

ギブソンのEB-3が奏でる音色も独特で、私は同ベースを弾く
A・フレイザー(フリー)とマーク・クラーク(コロシアム~テンペスト)も
大好きだから、その先駆けともいえるJ・ブルースさんの偉大さを
偲ぶしかありません。



生の演奏を聴くことは遂に無かったなぁ・・・。

2003年、Charとサイモン・カークによるトリオの武道館公演が予定されたが、
肝臓癌の緊急移植手術が行われてキャンセル。

ジャックさんは幸い一命を取り留めたが、チケットを購入していた私は
武道館の門脇にあった立看板の貼紙でキャンセルを知ってショックを
受け、暫く立ちつくしましたよ。

その頃は「ジャックさんも長くないのか・・・」なんて縁起でも無い事を
考えてましたから、約10年生きてくれてクリームも再結成されたのだから
ミュージシャンとしては有終の美を飾られたのかなぁ・・・なんて
感傷的になってしまいます。

※それでも意欲的なオリジナルを発表されたり、非西洋系の音楽を
 研究されたり・・・と、姿勢は実に前向きだったそうで、その辺りは
 本当に頭が下がります。



個人的にブルースさんは、クリームの中でも作曲・歌唱力・演奏力と
ずば抜けた才能の持ち主だったと思ってるが
解散後は、それに見合った成功に恵まれなかったのが残念で仕方ない
ですねぇ・・。

ベスト・プレイは「クロスロード」のライヴだろうな。
右チャンネルでクラプトンのギターソロが始まったかと思えば
左チャンネルから殆どベースソロみたいなファズ音が聴こえてくる。
ドラムがオカズ叩いて全員が主張しまくり、でも不思議と統制が
取れている。
クリームの本領発揮。

今日はブルースさん参加バンドを聴き倒して追悼と致します。



「West,Bruce&Laing」
「Graham Bond Oganisation」・・・
どっちもメインボーカルは他にいらっしゃるけど、
J・ブルースさんの声がイイんですよ。

ジャック・ブルースよ、安らかに・・・。

11月1日NHKアーカイヴ番組に伊福部昭先生が登場

2014年10月26日 | 邦楽
もうレコーダーの「おまかせ録画」機能に
「伊福部昭」で登録してるから、以前のような撮り逃しはしませんよ。

~以下、番組情報

2014年11月1日(土)5:40~5:50
NHK総合1:NHK映像ファイル 
あの人に会いたい「伊福部昭(作曲家)」

作曲家・伊福部昭(いふくべあきら)。
独特のリズム・低音楽器の多用・西洋音楽にない和声の使用などで
独自の音楽世界を築く。
映画音楽でも半世紀にわたり活躍、昭和29年公開の「ゴジラ」をはじめ、
「座頭市」シリーズなど300本にものぼる日本映画を音楽で支えた。

伊福部昭の音楽への思いを伝える。

出演:伊福部昭

~やっぱりね
私にとっては別格の人ですよ。

伊福部マーチを思わせると評判となった伊右衛門・特茶のCM曲も
驚異のロングラン使用中ですしね。