プロボクシング
WBC世界ライトフライ級王座決定戦12回戦
12月30日 東京体育館
ペドロ・ゲバラ(25歳/メキシコ) KO7R 八重樫東(31歳/大橋)
WBC世界ライトフライ級3位八重樫東が、3階級制覇を掛けて
メキシコのペドロ・ゲバラと王座決定戦に挑んだが
結果はゲバラが7回KO勝ち。
一度挑んで僅差で奪い損なった世界王座を奪取した。
敗れた八重樫は9月のローマン・ゴンサレス戦に続き連敗となった。
本当に拍子抜けするような敗戦だった。
粘りが信条の八重樫が、ボディを叩かれてアッサリとダウン。
10カウント内で立てなかったのだ。
序盤からゲバラの上手いボクシングが目立った。
離れればジャブを突き、やや近い距離では腕を折りたたんで
打ち抜くブローを狙う。このパンチが予想以上に強い。
これが中途半端な八重樫を捉え、八重樫はポイントでも劣勢。
第6Rには開始直後にゲバラの大きな左を顔面に貰い、八重樫の
足が止まる。
その後も八重樫は前進し、プレッシャーを掛けるが、ゲバラは左ジャブで
探って有効なパンチを繰り出す。
なんか、風貌と言い「スピードあるヘルマン・トーレス」って感じだな、
ゲバラは。
我慢しながら激戦を戦いぬくスタイルも持ち合わす八重樫だが、激戦が
続くと我慢も利かなくなってくる。
第7R、開始直後にゲバラの傷にドクターチェックが入った。
ストップを警戒してか、ゲバラは手数を増やし、八重樫をロープ際に追う。
八重樫は足の動き・相手パンチへの反応ともに鈍い。
それでもファンは八重樫の巻き返しを期待したが、ラウンド終盤にゲバラの
ボディブローがヒット。
八重樫はワンテンポ置いて顔をゆがめ、あっさり膝から崩れ落ちるダウン。
カウント中も顔を歪めたままの八重樫は、場内がザワめく中で
そのまま10カウントを聞いた。
ゲバラ、まさかの1発KO。新王者誕生となった。
右アッパーかな・・・と思ったがスローで見たらメキシカンの伝家の宝刀
左レバー・ブローでしたな。
どんなに根性ある選手でも、顔が効いて注意が下に行っていない時マトモに
食ったら倒れてしまう。
それがレバー・ブローと言われるが、八重樫があんなKO負けを喫するとは
思わなかった・・・。
一度は増量した体重を下げての3階級制覇チャレンジで、コンディションが
作れなかったとか、
歴戦のダメージが溜まっていたとか、自身のボクシングに迷いがあるとか・・・
色々と考えられますが。
※八重樫は「激戦を演じる事こそ我が使命」と思ってるフシがあるからなぁ
別にエドガル・ソーサ(メキシコ)戦みたいな足で戦う戦術でも素晴らしいと
思うし、彼も「自分はそういうボクシングも出来る」と自負していると思うが
やっぱり心が揺れてる感じがするのよね・・・
進退は未定だが、ここはしっかり考えて欲しいトコロだ。
ダメージを受けないボクシングに転換しないと再起は厳しいでしょう。
WBC世界ライトフライ級王座決定戦12回戦
12月30日 東京体育館
ペドロ・ゲバラ(25歳/メキシコ) KO7R 八重樫東(31歳/大橋)
WBC世界ライトフライ級3位八重樫東が、3階級制覇を掛けて
メキシコのペドロ・ゲバラと王座決定戦に挑んだが
結果はゲバラが7回KO勝ち。
一度挑んで僅差で奪い損なった世界王座を奪取した。
敗れた八重樫は9月のローマン・ゴンサレス戦に続き連敗となった。
本当に拍子抜けするような敗戦だった。
粘りが信条の八重樫が、ボディを叩かれてアッサリとダウン。
10カウント内で立てなかったのだ。
序盤からゲバラの上手いボクシングが目立った。
離れればジャブを突き、やや近い距離では腕を折りたたんで
打ち抜くブローを狙う。このパンチが予想以上に強い。
これが中途半端な八重樫を捉え、八重樫はポイントでも劣勢。
第6Rには開始直後にゲバラの大きな左を顔面に貰い、八重樫の
足が止まる。
その後も八重樫は前進し、プレッシャーを掛けるが、ゲバラは左ジャブで
探って有効なパンチを繰り出す。
なんか、風貌と言い「スピードあるヘルマン・トーレス」って感じだな、
ゲバラは。
我慢しながら激戦を戦いぬくスタイルも持ち合わす八重樫だが、激戦が
続くと我慢も利かなくなってくる。
第7R、開始直後にゲバラの傷にドクターチェックが入った。
ストップを警戒してか、ゲバラは手数を増やし、八重樫をロープ際に追う。
八重樫は足の動き・相手パンチへの反応ともに鈍い。
それでもファンは八重樫の巻き返しを期待したが、ラウンド終盤にゲバラの
ボディブローがヒット。
八重樫はワンテンポ置いて顔をゆがめ、あっさり膝から崩れ落ちるダウン。
カウント中も顔を歪めたままの八重樫は、場内がザワめく中で
そのまま10カウントを聞いた。
ゲバラ、まさかの1発KO。新王者誕生となった。
右アッパーかな・・・と思ったがスローで見たらメキシカンの伝家の宝刀
左レバー・ブローでしたな。
どんなに根性ある選手でも、顔が効いて注意が下に行っていない時マトモに
食ったら倒れてしまう。
それがレバー・ブローと言われるが、八重樫があんなKO負けを喫するとは
思わなかった・・・。
一度は増量した体重を下げての3階級制覇チャレンジで、コンディションが
作れなかったとか、
歴戦のダメージが溜まっていたとか、自身のボクシングに迷いがあるとか・・・
色々と考えられますが。
※八重樫は「激戦を演じる事こそ我が使命」と思ってるフシがあるからなぁ
別にエドガル・ソーサ(メキシコ)戦みたいな足で戦う戦術でも素晴らしいと
思うし、彼も「自分はそういうボクシングも出来る」と自負していると思うが
やっぱり心が揺れてる感じがするのよね・・・
進退は未定だが、ここはしっかり考えて欲しいトコロだ。
ダメージを受けないボクシングに転換しないと再起は厳しいでしょう。