宙明先生コンサートで盛り上がりつつ
けっこう宙明先生のコト知らなかったんですよねぇ、ワタクシ・・・。
「マジンガーZ」OP曲の作曲家で、多くのアニメや特撮のOP・ED曲、
劇中歌を作った人・・・という事くらい知ってた程度。
しかもホーン・セクションなど当時の洋楽要素も取り入れて
らっしゃるから、きっと歌謡曲畑の人なんだろう・・・なんて
思ってたら。
大学在籍時からクラッシック作曲家の團伊玖磨氏に師事された経歴を
お持ちなんですね。
最近はWikiなどで検索できるから、チェックしたトコロ・・・
渡辺宙明氏は愛知県出身の日本の作曲家・編曲家で、
「ちゅうめい」はペンネーム。
本名の読みは「わたなべ みちあき」。
高等学校卒業時には音楽家を目指すつもりでいたが、戦時中と
言うこともあり、お父様の勧めで東京大学文学部心理学科に入学。
(東大ですか!!!)
大学院在籍中には作曲家・諸井三郎氏に師事。
※先輩劇伴作曲家がこういう経歴持ってらっしゃるから、
高梨康治さんが「自分は正式な音楽教育を受けていない」という
コンプレックスを抱かれたんだろうなぁ・・・
卒業後は職を得るために名古屋市へ帰郷、中部日本放送の門を
たたき、ラジオドラマの作曲から第一歩を歩み始めたという。
後に再上京、1956年に新東宝で初めて映画音楽を手がけ、
1960年代にかけて数々の映画音楽を作曲。
1967年、アメリカのバークレー音楽院に留学していた渡辺貞夫氏から
ジャズの理論を学び、作曲・編曲に大きな影響を受ける。
※既にジャズ奏者としてのキャリアがありながらバークレーに留学し、
帰国後は教室を開いて その理論を惜しみなく伝えたナベサダ氏も
偉いが、自分より若いナベサダ氏に教わりに行った宙明先生も
偉いねぇ・・・。
1970年代には特撮やアニメの人気番組の音楽を担当し、ホーンを
多用する特徴ある音楽を呈示。
特に『マジンガーZ』の挿入歌「Zのテーマ」ではアナログ・
シンセサイザーも使う当時としては斬新な手法が印象的だった。
※楽器屋さんが「冨田勲さんも購入なさいましたよ♪」と、シンセを
売り込みに来たとか(笑)
宇宙刑事シリーズでは、シンセサイザーのシーケンス機能も
有効活用されたとの事。
こういう機能を商業音楽で使いこなすってのが、ピート・タウンゼント
みたいでカッコイイよね!
※なお、プログラマーはYMO第四のメンバーとなる松武秀樹氏だった
とか!う~ん、豪華だ!
こうして調べると、感覚的に作曲された印象あった「マジンガー」も
理論立てての構成だったんだな・・・と感じ入る。
跳ねたリズム、ファンキーなホーン、ティンパニ使った盛り上げも、
当時の洋楽にならって「イェーイ」と作られたモノかと思ったが、
しっかり考え抜いての結果だったのか・・・。
まぁ、ある意味スゴイよ。
ノリだけじゃなく、論理的に作曲して「あのノリ」だからな。
当時の大人は「子供向けだ」「所詮TV用の音楽だ」・・・と
随分ボクらが愛するモノを貶めてくれたもんだが。
「なぜ、このカッコ良さに気が付かないんだろう」と不思議で
仕方なかったよねぇ・・・。
※「太陽にほえろ!」のテーマとかね。井上堯之さんだったのにね!
私は「マジンガー」のお陰でアニメソングの“先鋭的な”凄さを
知りましたよ。
流行歌のアレンジ、リズム、最新楽器の音色を含めた、あらゆる要素を
取り込む事が出来る、最高の素材である・・・と。
まぁ、子供だったから
当時「どうカッコイイか」は口では説明出来ませんでしたがね。
そのカッコ良さを教えてくれた渡辺宙明先生のコンサート。
感謝の念を込めて鑑賞させていただきます。
けっこう宙明先生のコト知らなかったんですよねぇ、ワタクシ・・・。
「マジンガーZ」OP曲の作曲家で、多くのアニメや特撮のOP・ED曲、
劇中歌を作った人・・・という事くらい知ってた程度。
しかもホーン・セクションなど当時の洋楽要素も取り入れて
らっしゃるから、きっと歌謡曲畑の人なんだろう・・・なんて
思ってたら。
大学在籍時からクラッシック作曲家の團伊玖磨氏に師事された経歴を
お持ちなんですね。
最近はWikiなどで検索できるから、チェックしたトコロ・・・
渡辺宙明氏は愛知県出身の日本の作曲家・編曲家で、
「ちゅうめい」はペンネーム。
本名の読みは「わたなべ みちあき」。
高等学校卒業時には音楽家を目指すつもりでいたが、戦時中と
言うこともあり、お父様の勧めで東京大学文学部心理学科に入学。
(東大ですか!!!)
大学院在籍中には作曲家・諸井三郎氏に師事。
※先輩劇伴作曲家がこういう経歴持ってらっしゃるから、
高梨康治さんが「自分は正式な音楽教育を受けていない」という
コンプレックスを抱かれたんだろうなぁ・・・
卒業後は職を得るために名古屋市へ帰郷、中部日本放送の門を
たたき、ラジオドラマの作曲から第一歩を歩み始めたという。
後に再上京、1956年に新東宝で初めて映画音楽を手がけ、
1960年代にかけて数々の映画音楽を作曲。
1967年、アメリカのバークレー音楽院に留学していた渡辺貞夫氏から
ジャズの理論を学び、作曲・編曲に大きな影響を受ける。
※既にジャズ奏者としてのキャリアがありながらバークレーに留学し、
帰国後は教室を開いて その理論を惜しみなく伝えたナベサダ氏も
偉いが、自分より若いナベサダ氏に教わりに行った宙明先生も
偉いねぇ・・・。
1970年代には特撮やアニメの人気番組の音楽を担当し、ホーンを
多用する特徴ある音楽を呈示。
特に『マジンガーZ』の挿入歌「Zのテーマ」ではアナログ・
シンセサイザーも使う当時としては斬新な手法が印象的だった。
※楽器屋さんが「冨田勲さんも購入なさいましたよ♪」と、シンセを
売り込みに来たとか(笑)
宇宙刑事シリーズでは、シンセサイザーのシーケンス機能も
有効活用されたとの事。
こういう機能を商業音楽で使いこなすってのが、ピート・タウンゼント
みたいでカッコイイよね!
※なお、プログラマーはYMO第四のメンバーとなる松武秀樹氏だった
とか!う~ん、豪華だ!
こうして調べると、感覚的に作曲された印象あった「マジンガー」も
理論立てての構成だったんだな・・・と感じ入る。
跳ねたリズム、ファンキーなホーン、ティンパニ使った盛り上げも、
当時の洋楽にならって「イェーイ」と作られたモノかと思ったが、
しっかり考え抜いての結果だったのか・・・。
まぁ、ある意味スゴイよ。
ノリだけじゃなく、論理的に作曲して「あのノリ」だからな。
当時の大人は「子供向けだ」「所詮TV用の音楽だ」・・・と
随分ボクらが愛するモノを貶めてくれたもんだが。
「なぜ、このカッコ良さに気が付かないんだろう」と不思議で
仕方なかったよねぇ・・・。
※「太陽にほえろ!」のテーマとかね。井上堯之さんだったのにね!
私は「マジンガー」のお陰でアニメソングの“先鋭的な”凄さを
知りましたよ。
流行歌のアレンジ、リズム、最新楽器の音色を含めた、あらゆる要素を
取り込む事が出来る、最高の素材である・・・と。
まぁ、子供だったから
当時「どうカッコイイか」は口では説明出来ませんでしたがね。
そのカッコ良さを教えてくれた渡辺宙明先生のコンサート。
感謝の念を込めて鑑賞させていただきます。