「こどもの城」とは
1985年、児童の健全育成を目的に開館した国立総合児童センターで。
約1万平方メートルの敷地に体育室やプール、造形スタジオなどがあり、
劇場も併設。
国の委託を受けた公益財団法人「児童育成協会」が運営し、
入場料は3歳以上400円、18歳以上500円。
開館以降、併設する劇場なども含めて約2800万人が訪れた。
2013年度の利用者は約80万人。
※これには我が家も含まれております。
皇太子夫妻の長女・愛子さまが幼稚園に入る前の1年間、週2回ほど
通ったことでも知られる。
※それが理由で庶民感が薄れた時期もあったとか
しかし、2012年9月
厚生労働省が社会情勢の変化や民間のテーマパークなど子どもの
遊び場が増えた事を理由に「役割を終えた」と判断し、閉館を発表。
施設の老朽化も理由の一つと言われ、存続を望む声もあったが、
体育室やプレイホールなどの遊び場は2月1日が最終日となった。
そんで、私と我が子にて最終日の「こどもの城」詣でする事にしたのだ。
これまで何度も来て、お気に入りの場所になっている「こどもの城」。
特に3階のプレイホールは毎回ハシャギまわる重要スペース。
簡易アスレチックに滑り台が設置された施設は、どの子にも大人気。
昼過ぎに入館したが、もう凄い混雑!
子供はダンゴ状態でキャーキャー喜び、保護者は居る場所に困る状態。
荷物置き場として出してあるテーブルが有り難い。
コートやバッグが置ける。窓際も荷物置き場になってる。
疲れた親御さん達が体育座りしている・・・。
そんな大人を尻目にハシャギ回る子供たち。
輝くような笑顔、そしてエネルギッシュな遊びっぷり。
我が子も階段を上がり、タイヤを潜り、ネットを渡り、
滑り台から降りてくる。
ああ、元気だ。それだけで嬉しい・・・。
屋外にはスロープがあり、そこにも各々シンプルな遊びコーナーあり。
フラフープ、マラカスなどなど。
吹きさらしの寒い屋外なのに、やはり子供たちはキャッキャ言って
遊んでいる。サポートのスタッフさんも盛り上げてくれている。
もろアナログな遊びの世界、これで十二分に子供は楽しんで
るんだよねぇ。
こういうアナログな遊びも、子どもの成長には欠かせないと
思うけどねぇ。
まぁ閉館を前に、
1月31日と2月1日、フィナーレ・スペシャルプログラムが催され、
小学生を対象としたフェナキスティスコープと呼ばれる動画の
オモチャ作りや、音楽ロビーでのコンサート、スポーツプログラムなどが
各々紹介されたが、我が子はプレイホールでひたすら「ウヒョー!」と
遊んでおりました。
遊ぶだけ遊んで「まるちゃん始まるから帰る!」と言って、さっさと
帰宅を宣言する我が子。
※最終日という感傷は無いのか・・・
そうして我が家の「こどもの城」最終日は終わったのでした。
なお、講座などは3月末まで行われるそうな。
閉館後、施設は売却される方針との事。何になるかは未定・・・とか。
※TV取材も来てたから、なにか報道してくれるのかな?
東京都児童館も、震災で閉館となり(たしかに古かったが)、
今度は、こどもの城も閉鎖。
割安で遊ばせてくれる屋内型の大型児童館が無くなってしまうなぁ。
さみしいし、残念だ・・・。
帰りには「存続を願う会」のチラシを配る方々を見かけた。
建物ごと閉館だから、青山劇場と青山円形劇場も無くなっちゃう
んだよな。
「閉館じゃなくて、建て直し・リニューアルでイイじゃないか」
~という声もあるというが、そりゃ、そうだよなぁ。
「こどもの城」の運営サイド、スタッフの皆様に感謝すると共に
やはり存続を願う声に賛同したいと思ったのでした。