あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

でもYESって公式Facebookじゃ気前よく映像UPしてるんだよな

2015年02月26日 | 洋楽
「名盤」リレイヤーの再発(5.1ミックス他)にあわせ、
1975年5月の「Sound Chaser」のライヴ映像をバンドの
YouTubeチャンネルにてオフィシャル公開したりしてるのよね。

5月10日、英国のQueens Park Rangers' Loftus Road stadiumで
行われたコンサートは、以前「イエス ライヴ1975」として
ビデオ2本組で発売された物で。



オフィシャルだから、とうぜん画像は良好。
ロジャーディーンがデザインしたステージセットも
時代掛かってて実に良い。
※でも、やっぱりミキシングに難あるのが残念。
 キーボードの音が大きすぎ、パーカッションがオフ気味・・・。



アラン・ホワイトのドラミングが「プログレ開眼!」した自信で
素晴らしく堂々としてて
勢いも素晴らしいので、音が出始める後半にて やっと納得の映像。

とにかく、プログレバンドの看板であるキーボーディストが
交替した事ばかりが語られる「リレイヤー」ですが。

ドラマー=アラン・ホワイトの変化も見逃せない要素だと思いますぞ。

加入直後のスタジオアルバム「海洋地形学の物語」では、かなり
オーソドックスなドラミングで。
「やっぱりジョン・レノンのバックで無難に叩いてた人だな」
・・・なんて、思ったもんです。(後追いでですが)

反面、元フリーのP・コゾフのソロアルバムではシンプルで
ドッシリしたドラムで土台を支えていたから、向き不向きで
言えば、シンプルなドラムな方がイイんじゃないの?・・・と
思えたものでした。



それが、「リレイヤー」で大化け・・・ですからね。
「サウンドチェイサー」じゃ疾走感溢れるオカズ叩きまくり、
「錯乱の扉」では緩急効かせた変拍子でスクワイヤのベースを
絡めとり、バンドを牽引。

さらにライヴでは、よりテンションを上げてダイナミズムも増幅。

「モラーツ期YES」のライヴは別格と思う私ですが、メンバー・
チェンジした直後の緊張感と、プレグレ・バンドのドラマーとして
自らの変化の必要性を感じたホワイトの意気込みが生み出した、
化学反応の結果なんだだろうな・・・と。

勝手に思いをめぐらす私なのでした。