あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

我が家に逆ハーレム小説が・・・

2015年02月04日 | 生活
先日、「こども城」へ行く道中
我が子が小説をバッグから出して熱心に読んでるので、
「また、ぬ~べ~読んでるのか?」と覗きこんだら
「ちがうよ~、図書室から借りて来たモノだよ」と、
あっさり否定されてしまった。

たしかに挿絵が少女漫画ちっくだ。
でも、以前借りてきた「若女将は小学生」とは雰囲気が違う。



タイトルは「サトミちゃんちの8男子」

こぐれ京/著 矢立肇/原案 
ぱらふぃんピジャモス/協力

タイトルに「8男子」という文字が見えたので
「女の子がイケメンに囲まれるって話なのか~」と
私が怪訝そうな顔すると、
「ちがうよ~。呪いとか、忍者とか出てくるんだよ~」と否定。

最初の方を読むと
「あたし、里見サトミ! 両親が事故にあって、大きな家で
ひとりぼっちの生活…のはずが、突然見知らぬ連中が命をねらって
おしかけてきた!? 男子たちにかけられた“8匹の犬の呪い”を
とけば助かるらしいんだけど・・・。おしかけ執事にクセ者忍者、不良に、
ユーレイ。いったいこれからどうなっちゃうの?」・・・なんて
ストーリー説明あり。



登場人物が
里見サトミ(主人公、中1の女子)
犬塚シノ(中1男子、おしかけ執事)、犬山道節(忍者)、
山下ゲンパチ、山下シンゴ(兄弟)、
里見ダイスケ(祖父だけど若い姿のユーレイ)

犬塚シノ?
犬塚・・・信乃? 犬の呪い?

「南総里見八犬伝か!?」
~そう言ってもキョトンとしている我が子。

表紙を捲るとタイトル上に「ネオ里見八犬伝」の文字が・・・。

八犬伝も今はこんなになってるのか。

私らの頃は「新八犬伝」だったんだぞ。
「♪いざとなったら玉を出せ♪」って歌も流行ったんだぞ。
「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」なんだぞ。
辻村ジュサブローさんの人形劇で、坂本九ちゃんが黒子になって
口上やってたんだぞ。
NHKで視聴率20%越えてたんだぞ。
「舟虫」なんてトンデモなく悪い女が、しょっちゅう登場してたんだぞ。



江戸時代が舞台の伝記モノが、現代を舞台にこんなになってるのか・・・。
滝沢馬琴さんも、さぞ驚かれてる事でしょう。

角川つばさ文庫って事で公式サイトを覗いてみた。
ムービーアニメが公開されていた。

・・・・こ、これは
完全に逆ハーレム物じゃないかッッ!!!

八犬伝が・・・逆ハールムのライトノベルみたいになっている。
しかも、それを我が子が借りてきて読んでいる・・・。

シ、ショックだ。



でも学童保育の先生には
「マンガでもライトノベルでも物語に接する事は大事ですから」
「咎めないであげて下さい」・・・と言われてるからなぁ。

そもそも、こういう本が図書室に置いてあるんだよなぁ。
それが今の潮流なんだろうなぁ。

じっさい読んだら面白いかも知れないし、
いろいろ嘆いても仕方ない・・・ってことですかねぇ?