あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

YES3枚組LIVEアンソロジー「Word Is Live」(5)

2015年02月24日 | CD紹介(洋盤)
ディスク3も盛りだくさん。

収録曲は以下の通り

1. Heart of the Sunrise (Oakland 1978)
2. Awaken (Chicago 1979)
3. Go Through This (New York 1980)
4. We Can Fly rom Here (New York 1980)
5. Tempus Fugit (New York 1980)
6. Rhythm of Love (Houston 1988)
7. Hold On (Houston 1988)
8. Shoot High, Aim Low (Houston 1988)
9. Make It Easy/Owner of A Lonely Heart (Houston 1988)



1、2がトーマト期。
アンダーソン、ハウ、スクワイア、ウェイクマン、ホワイトの
充実メンバーだが。

私にとっての黄金期はドラムがブラッフォードの時なんですよねぇ。

最高傑作「危機」をモノにして、「これ以上は望めない」と
ブラッフォードが抜け、ホワイトが参加。

そのメンバーで出した「海洋地形学の物語」がLP2枚組で
全4曲と・・・ある意味で間延びした構成。

ここでウェイクマンが抜け、パトリック・モラーツが参加。
「リレイヤー」を発表するも、なんか知らないが一部で不評。

ウェイクマンが返り咲いて「究極」を発表し「イエスが甦った」と
言われるも、そうそうに煮詰まり、英国ではパンクムーブメントに
押され、技巧を誇示する大作主義は批判される有り様。

そこで出した「トーマト」も曲は短くなったが、テーマが身近に
なりすぎたり、UFOを題材にしたりで(SEがチープだったよ・・・)
すっかり迷走した印象・・・。



そんなこんなで
「トーマト」ツアーには何の期待も持ってなかったのだが
予想外にテンション高くてビックリ、YESさんゴメンナサイ!
・・・ってのが、今作を聴いた印象。

危機とならぶ代表曲「悟りの境地(Awaken)」も見事な再現ぶり。
リンやハープ調の音もアルバム版同様に聞かせ、アンダーソンも
堂々の歌いっぷり!

ただし、キーボードのハイライト部が元々多重録音なだけに
再現が難しいようで、さすがのウェイクマンもチャーチオルガンと
シンセ音の切り替えが効かず、イッパイイッパイになっている印象だ。
※これは「危機」のライヴも同様だねぇ。J・ロードの「紫の炎」も・・・。

その辺は「メンバー大集合YES」に期待して来日公演を見に行ったモノだが
やっぱりウェイクマンさんは手癖プレイに終始したのでした・・・。

まぁ、それでも充分にスゴイんですけどね。