あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ジャズ・ロックとロック的ジャズ

2015年10月12日 | CD紹介(邦楽)
さてさて、石川晶さんや猪俣猛さんら
昭和のリズムセクションを辿る旅も、そこそこ進んだが。
現時点で「物凄くピンとくるリーダーアルバム」には
正直出会っていない。

ロックのテイストを組み入れたジャズと、ジャズの
影響を受けたロックは結構違うんですよね。

私にとってのジャズ・ロックはザッパさんの「ホットラッツ」や


コロシアムの「バレンタイン組曲」、

※NHKの「今日は一日プログレ三昧」、今年の実質オープニング曲
 でした!さすがNHKさん、分かってらっしゃる!!


イカロスの
「ザ・マーヴェル・ワールド・オブ・イカルス」辺りが
それに相当するのです。

http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/70435a4545ffe20049a5eed86446c4bc
 ※リンク先は以前、拙ブログで紹介した「イカロス」の頁

 コンセプトは「(早すぎた)アベンジャーズ」。
 マーベル・コミックのヒーローが活躍するアルバムであります。

 曲も(後にソフト・マシーンに参加する)ギタリスト、
 ジョン・エサリッジ主導のジャズ・テイスト満載のロックが
 素晴らしい。テクニカルで疾走感も充分。



その反面、英国ジャズロック人脈のグループでも
「イギンボトム」みたいに、いざ聴いてみたら
「これはジャズじゃん!」・・・というアルバムもある。
※A・ホールズワースが初めて在籍したと言われるバンド。

そういえばジャック・ブルースがクリームを抜けて直ぐ
作ったアルバムもジャズだった。

何をもって「ジャズ」か「ロック」か、区分けも難しいが
ビートの強さとか、切り替え展開の多さとか、それなりに
メロディアスだ・・・とか、要素は幾つか考えられる。

マイルス・デイヴィスで言えば、「電化」してロックや
ファンクのエネルギーを演奏に取り込んだあたりで
ロック的なモノを感じたが、やっぱり印象としては「JAZZ」だった。


そこでマイルスの
「ジャック・ジョンソン」

プロデューサーのテオ・マセロが編集の妙で作り上げたとも
言われるサントラ盤。
途中、ワングルーヴからジョン・マクラフリンのギター・
フレーズが斬りこむ様は強烈で。
「こりゃジェフ・ベック影響受けまくりだわ!」と膝を
叩かされた。

~とは言え、編集で長伸ばしてLPにした感ありありの内容は
通して聴くにはチョット・・・。
めまぐるしく展開が変わるプログレッシブ・ジャズ・ロックが
好きな私には少し辛い・・・か。


マイルスの
「ビッチェズ・ブリュー」

黒人としての原点回帰と電化による進歩を成し遂げた、
マイルスの最高傑作・・・と言われる2枚組。
私も持ってるが正直、理解不能。
理解不能なぐらいにJAZZ。

おそらくマイルスが凄すぎて私の感性が及ばないのだ・・・。


マイルスの
「パンゲア」
上記路線のライヴ盤。量と圧が凄まじい。


マイルスの
「アガルタ」
昼の部・夜の部で、それぞれライブ・アルバムが出来てしまう。
それぐらい当時のマイルスのエネルギー量は圧巻だった。

・・・と、マイルス本に書いてありました。

その延長線上で繋がったのが
石川晶とカウントバッファローズです。


アルバム
「エレクトラム」

電化マイルスを思わせるグルーヴからアドリブ連発の
ホーンが凄い。もちろんドラムも。
ロックを感じさせるJAZZだ。


アルバム
「ゲット・アップ」

少し前に和モノのレア・グルーヴとして持て囃されたらしい。
再発盤は売り切れ。
リ・リイシューを期待。

視聴した限り、路線は「エレクトラム」と同じ系統か。

「ロック」という意味なら
「ウガンダ(アフリカン・ロックの夜明け)」が最も
それっぽく聞こえた。



曲もコンパクトにまとまってるし。ギターも野太くてワウが
効いている。
ドラムもアフロ調が盛り込まれてるがタイト。
※ジンジャー・ベイカーとエア・フォース的?

辿り着くのは、この辺かなぁ。
CD探すのが楽しみになってきたな。

長谷川穂積は12月11日に復帰第二戦

2015年10月12日 | ボクシング
プロボクシング・フェザー級10回戦
12月11日 神戸市立中央体育館

元世界2階級王者でWBC世界フェザー級8位、IBF
同15位の長谷川穂積(34才/真正)が10月11日に
沖縄キャンプを終え、神戸空港着の飛行機にて地元に戻った。

4泊5日の日程で砂浜などを朝と夕方に走り込み、翌月の
プロ40戦目へ向け、下半身を強化。
「ケガが無かったのが良かった」と充実ぶりを感じさせた。

夏から取り入れた体幹などを鍛える新トレーニングの
効果を実感したようで。
「初めて筋肉痛を感じなかった」と満足の表情。

体幹トレはSフェザー王者・内山高志も行っており、長谷川も
内山同様に衰えぬ肉体と身体能力を開発する目論見のようだ。

復帰第一線の出来は充分だったから、現役続行は
「本人が臨むなら」良いのではないか・・・という
印象でしたが。
調子よく臨るのなら楽しみですねぇ。

5月の前戦直前、右足首のじん帯断裂したが、今回は
問題なくメニューを消化した。

対戦相手は未定ながら、世界ランカーと交渉中。
真正ジムに戻ってからはスパーリングも再開するそうで

とにかく、
ただただ「アスリートとしてベスト・パフォーマンス」を
披露する事。
それに集中して欲しい。

猪俣猛とサウンドリミテッド版「うる星やつら」

2015年10月12日 | CD紹介(邦楽)
アニメの曲にジャズ・アレンジをする、コロムビアの
企画シリーズ「JAM TRIP」。

次は「うる星やつら」です。猪俣猛さんです。
サウンドリミテッド&パーカッションアンサンブル
COLUMBIA Internatinal 1983年

「うる星やつら」サントラのジャズ・フュージョン
ヴァージョンです。



01.はちゃめちゃ大混乱
02.心細いな
03.ラム登場
04.ラムのラブソング
05.ラムのバラード
06.サスペンスタッチ 2
07.サスペンスタッチ 1
08.マルガリータ
09.サスペンスタッチ 3
10.宇宙は大ヘンだ!
11.ラムの思いやり

アニメ・ファンをジャズに取り込もうとする目論見か。
割りとオーソドックスなフォームで演奏されてるように
感じた。やっぱ心はジャズにある方々ですからね。

それでも、ノリの良いグルーヴ物やメロウな曲調、
ラテン・パーカッションの効いた曲など、バラエティに
富んでおり、「JAM TRIP」の意義は果たされております。

Dr 猪俣猛
Pf 飯吉馨、西直樹
W.B. 内山健一
E.G. 中牟礼貞則
Sop Sax , A. Sax , B. Sax , Fl 鈴木重雄
T. Sax , B. Sax , Fl 三森一郎
TP 吉田憲司
Tb 中沢忠孝
Vib 浜田均
Perc 北野謙一、江尻憲和

個人的にはロックに接近した猪俣さんが聴きたいから
まだまだ音源探しは続きそうです。