井上堯之(孝之)さん追悼・・・でPYGを聴く。
PYGとは、スパイダースから井上孝之(Lg)、大野克夫(Org)、
タイガースから沢田研二(Vo)、岸辺修三(B)、
テンプターズから萩原健一(Vo)、大口広司(Dr)が参加した所謂
スーパーグループ。
GSからニューロックに脱却するため作られたバンドと言われた
という。
1971年8月16日に行われた、PYGの田園コロシアムライブ。
2枚組だが、構成がヤバイです。
洋楽カバーが半分以上だが、パープル、ZEP、ストーンズ、
スライ、マウンテンなど強力曲ばかり。
さらにはフリー、トラフィックまで演っててビックリですよ!
※しかもFREEは1STアルバムから選曲!
それを、20代前半のショーケンとジュリーが歌うんですから。
もう、エグイですよ。
ギランのハイトーンなんてムリでしょ。歌もカタカナ英語だし。
ディスク:1
1. ブラック・ナイト (Deep Purple)
2. ウォーキング・マイ・シャドー (Free)
3. エヴリ・マザーズ・サン (Traffic)
4. カントリー・コンフォート (Elton John)
5. ヴィッチ (The Rolling Stones)
6. スピード・キング(Deep Purple)
7. カウボーイ (Harry Nilsson)
8. ラヴ・イン・ベイン (The Rolling Stones)
9. ツゥ・ラヴ・サムバディ (Bee Gees)
10. トラベリン・イン・ザ・ダーク (Mountain)
ディスク:2
1. 淋しさをわかりかけた時
2. 戻れない道
3. 何もない部屋
4. 悪魔(シンバシー・フォー・デビル/The Rolling Stones)
5. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー(CCR)
6. 自由に歩いて愛して
7. ハイヤー (Sly & The Family Stone)
8. ゴナ・リーヴ・ユー (Led Zeppelin)
9. 祈る
ギターやキーボード、ベースは安定しています。
井上さんのハードな弾きっぷりも素晴らしいです。
歓声も「キャー、キャー」入っている。人気凄かったんですね。
※アイドル的なモノもあっただろうけど。
だから「本格ロックも出来るんだぜ」とカバーしたのかな?
オリジナル曲のメロディアスさ、安定のジュリー節を聴くに、
やっぱ自分のキーで歌うのって大事だなと思いました。
むしろ、カバーの破壊力ではショーケンに軍配上げたいな。
意外と言っちゃ失礼だが、自分の歌い方に寄せてシャウトし、
時にデタラメにガナる歌唱はロックしてますよ!
ただし、プラントが中低域で歌ってる「ゴナ・リーヴ・ユー」
でのジュリーの歌唱は安定感あって良い。
日本語ロック論争なんてあった時代
フラワートラベリン・バンドはジョー山中というバイリンガル・
ヴォーカリストを擁し、当初こそ洋楽ロックのカバーでスタート
したが、東洋音階を活かした楽曲に英語歌詞を乗せる手法で高い
評価を得た(主に海外で)。
PYGは、作詞に安井かずみ、作曲に大野克夫というコンビで
歌モノも守備範囲に入れて多様な方向性を示した。
残念ながらヴォーカリスト2名が相次いで役者転向/ソロ歌手と
なり、バンドの終焉を迎えたPYGだったが、井上堯之さん達
メンバーは日本の歌謡界に洋楽ロックのテイストを盛り込んだ
重要人物となった。
※「時の過ぎ行くままに」のミック・テイラーばりの流麗な
ギターはどうだ!?
「Free With PYG (PYG LIVE ALBUM IN COLOSSEUM)」には、その
縮図が見える。
そしてメンバーの荒々しさ、若さが眩しい。
あらためて井上堯之さんの功績に思いを馳せ、感謝が深まった。
時にギンギンに、時に渋くギターを奏でる井上さんは実に格好
良かったです。
本当に有難うございました。
PYGとは、スパイダースから井上孝之(Lg)、大野克夫(Org)、
タイガースから沢田研二(Vo)、岸辺修三(B)、
テンプターズから萩原健一(Vo)、大口広司(Dr)が参加した所謂
スーパーグループ。
GSからニューロックに脱却するため作られたバンドと言われた
という。
1971年8月16日に行われた、PYGの田園コロシアムライブ。
2枚組だが、構成がヤバイです。
洋楽カバーが半分以上だが、パープル、ZEP、ストーンズ、
スライ、マウンテンなど強力曲ばかり。
さらにはフリー、トラフィックまで演っててビックリですよ!
※しかもFREEは1STアルバムから選曲!
それを、20代前半のショーケンとジュリーが歌うんですから。
もう、エグイですよ。
ギランのハイトーンなんてムリでしょ。歌もカタカナ英語だし。
ディスク:1
1. ブラック・ナイト (Deep Purple)
2. ウォーキング・マイ・シャドー (Free)
3. エヴリ・マザーズ・サン (Traffic)
4. カントリー・コンフォート (Elton John)
5. ヴィッチ (The Rolling Stones)
6. スピード・キング(Deep Purple)
7. カウボーイ (Harry Nilsson)
8. ラヴ・イン・ベイン (The Rolling Stones)
9. ツゥ・ラヴ・サムバディ (Bee Gees)
10. トラベリン・イン・ザ・ダーク (Mountain)
ディスク:2
1. 淋しさをわかりかけた時
2. 戻れない道
3. 何もない部屋
4. 悪魔(シンバシー・フォー・デビル/The Rolling Stones)
5. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー(CCR)
6. 自由に歩いて愛して
7. ハイヤー (Sly & The Family Stone)
8. ゴナ・リーヴ・ユー (Led Zeppelin)
9. 祈る
ギターやキーボード、ベースは安定しています。
井上さんのハードな弾きっぷりも素晴らしいです。
歓声も「キャー、キャー」入っている。人気凄かったんですね。
※アイドル的なモノもあっただろうけど。
だから「本格ロックも出来るんだぜ」とカバーしたのかな?
オリジナル曲のメロディアスさ、安定のジュリー節を聴くに、
やっぱ自分のキーで歌うのって大事だなと思いました。
むしろ、カバーの破壊力ではショーケンに軍配上げたいな。
意外と言っちゃ失礼だが、自分の歌い方に寄せてシャウトし、
時にデタラメにガナる歌唱はロックしてますよ!
ただし、プラントが中低域で歌ってる「ゴナ・リーヴ・ユー」
でのジュリーの歌唱は安定感あって良い。
日本語ロック論争なんてあった時代
フラワートラベリン・バンドはジョー山中というバイリンガル・
ヴォーカリストを擁し、当初こそ洋楽ロックのカバーでスタート
したが、東洋音階を活かした楽曲に英語歌詞を乗せる手法で高い
評価を得た(主に海外で)。
PYGは、作詞に安井かずみ、作曲に大野克夫というコンビで
歌モノも守備範囲に入れて多様な方向性を示した。
残念ながらヴォーカリスト2名が相次いで役者転向/ソロ歌手と
なり、バンドの終焉を迎えたPYGだったが、井上堯之さん達
メンバーは日本の歌謡界に洋楽ロックのテイストを盛り込んだ
重要人物となった。
※「時の過ぎ行くままに」のミック・テイラーばりの流麗な
ギターはどうだ!?
「Free With PYG (PYG LIVE ALBUM IN COLOSSEUM)」には、その
縮図が見える。
そしてメンバーの荒々しさ、若さが眩しい。
あらためて井上堯之さんの功績に思いを馳せ、感謝が深まった。
時にギンギンに、時に渋くギターを奏でる井上さんは実に格好
良かったです。
本当に有難うございました。