あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

小椋佳「歌談の会」に行った②

2018年06月10日 | 邦楽
小椋さん、さすがにスツールに座っての歌唱。
「4曲ほど歌って・・・疲れちゃいました(笑)」

「昔は歌って疲れるなんて思いもしなかったけど」
・・・そう言って観客を笑わせる。

おしゃべりが多いのも、案外ペース配分されてるのかな。
※「今年は入退院繰り返して」なんてホントに心配になる
 コメントもあったが、結局は中休憩とか無かった。



その分、色々と興味深い話が聞けました。

自身の作曲に関しては音楽的な教育は受けてないし、
バックグラウンドが無かったとか。
※それであんな美メロが浮かんだの・・・!?

これまで小椋さんに関しては「詩」「日本語の復権」など
中心に語られてたが、今回は歌唱スタイルの事が語られた。

「自分の呟くような歌い方で良いのかなと疑問に思った」



「しかし留学先の米国でレナード・コーエンのような
 ミュージシャンが人気だったから、これでイイのかな」
・・・と考えたそうです。

※フランスのジョルジュ・ムスタキという人にも傾倒された
 そうな・・・

こういった話が聞けたのも大きな収穫で御座いました。

そして、いよいよ小椋さん(のみ)休憩タイム。
ウクライナ出身で日本で活動している女性歌手ナターシャ・
グジーさんを紹介して舞台袖へ。



バンドゥーラという50以上の(!)弦を張った楽器を演奏し、
美しい声で美しく歌う美しい音楽家ナターシャさん。

小椋さん作曲の「命はいつも生きようとしてる」を弾き語り。
そして小椋さんは意外と早く戻ってきた。
※休憩になりましたか??

“歌綴り” 音楽劇へ。
小椋さんがナレーションを務め演奏メンバーが台詞を担当し
「かぞく劇」が進んでいく・・・。

なお、その際に「もっと前にメンバー紹介する筈だったが、
段取りを忘れてしまいました」というMCあり。
「色々と忘れっぽくなってしまいまして・・・」とも語って
ファンの笑いを誘った。
※ご同輩といえる年齢層ですから・・・



劇中で歌われる、「愛燦燦」などの名曲群。
※布施明さんも同様の公演内で一人舞台やっていらしたな

コンサートは緞帳が降りて終了したが、終わらぬ拍手に
再度上がって小椋さん登場。

「70過ぎてアンコールは辛い」とファンを笑わせる。

そして曲紹介。
劇団・東京キッドブラザーズに提供した「次の街へ」。

大拍手に「じゃあ調子に乗って」と2曲続けた。
「この汽車は」、最後は「サヨナラ」。

歌い終わって手を上げて「さよなら!」と去って行った
小椋さん、毎回お別れのつもりで歌ってらっしゃるのか?

声に関しては時に高音を苦し気に歌われる事もあったし
途切れた事もあったが、後半は声の出も良くなっていた。

レコード会社の勧めで「LASTAlbum」という新曲集を吹き
込んだそうで、発表予定もあるとか。



健康の事もあるので無理は言えませんが、マイペースでの
コンサートを続け、名曲をファンに届けて欲しいと思った
大宮公演でした。

小椋佳「歌談の会」に行った

2018年06月10日 | 邦楽
6月10日はデモとコンサートのハシゴです。

ウンヶ月前からチケット購入してますから…
デモも最後までは参加できませんでした。

会場は2,500人収容の大宮ソニックホール。



小椋佳さんといえば、マセた小学生の私が深夜放送で聴いて
一気に好きになったシンガーソングライターです。

美しい歌を作り歌う人です。

しかし、生歌は聴いた事がない。現在74才の小椋さんは
大病もなさっている。

少し前は布施明さんを見に行った。昭和の名唱を聴きたいと
思ったのです。

会場はほぼ満員。お客さんの層は…私よりセンパイな男女。
コンサートの題名が『歌談の会』。
きままに語り、歌うという趣旨との事。



1曲めは「さらば青春」。ああ、染みます。

トークも軽妙。
「天気に関わらずお足元の悪い中お越しいただいて…」と
高齢ネタをサラリ。

2曲めは「学生演劇」に提供した曲。
※荒れた学校をミュージカルで立て直した先生がいたとの事。

「少しは私に愛をください」
東大出で勧業銀行に入社したがシカゴに海外留学をして、
3日遅れで届く日経新聞で「第一銀行と日本勧業銀行合併」
という記事が目が入り、「私に断りもなく…!」と愕然とし、
(新人なのに)その思いを込めたものだったという。

※バラは勧銀のマーク

映画にも使われたこの歌は、恋愛がテーマと認知されてるが
実は別の思いがあったとの事。

ちなみに留学時にデビュー作(アルバム)が発売されたので
今でもピンと来ていないとか。

けっこう売れたのでレコード会社から「書き溜めといてくれ」
~と依頼されたそうな。



そして提供曲の話。「自分だけで歌うとは何事か」みたいな
風潮があり、他の歌手に曲を書くことを求められたが当初は
断っていた。しかし業界のプレッシャーは凄まじく(笑)、
とうとう書くことになった。

操を失った気がした(笑)。
一度失うと節操なくなるもんで次々書いた。

ヒットメーカーと言われたが、どれが当たるかなんて分らず
今でも確証はない。

そして大ヒットしたのが布施明さんに提供した曲だ。
しかし、その「シクラメンのかおり」だけじゃなく同時期に
提供したものがある。
ちょっとしたきっかけでそちらが選ばれてヒットしたかも
知れない。どうか続けて歌うので聞いて欲しい。

「傾いた道標」そして「シクラメンのかおり」。
どちらも良い曲だ。

ただし、やや不安感ある「傾いた…」、高揚感の「シクラメン」
…結果はやはり高揚感に軍配が挙がった気がします。



感激したのは、やっぱり「俺たちの旅」。

ドラマの大ファンだった私には特別な曲です。
※あのカースケが朝ドラでオジイちゃん役だもんなぁ…

(続く)

0610国会前大行動に行った

2018年06月10日 | 生活
安倍政権の退陣を要求する国会前大集合。

今日は雨だ。
しかし既に始まっている演説は熱いぞ!



歩道は人で一杯。
公園も人が柵に張り付くように集まっている。

沖縄の山城さん、演説の最後は力強き歌声!
響きます!



主張の土台はそれぞれ。

辺野古、原発、セクハラ、改憲反対、戦争反対…。

ただの寄せ集め?違うぞ、根本に流れているものは
みな同じだ。



森友疑惑徹底追及! 加計疑惑も徹底追及!

文書改ざん徹底糾弾! 昭恵氏喚問!

加計氏も喚問! 国有財産私物化するな!

女性差別許さない! セクハラ発言許さない!



麻生財務相は今すぐ辞任! 安倍首相の責任重大!

今すぐ退陣! 高プロ制度絶対反対!

コールはほぼ前回と同じ。(高プロが加わったかな?)



雨のため、ほぼ傘をさす人が大半。
レインコート姿もチラホラ…。

そのせいか、全体の人数というか雰囲気が掴み辛い。

それでも要所で演説の合間に「そうだ!」と声を
上げましたよ!