7月8日に横浜文化体育館で行われるWBC世界スーパーフライ級タイトルタイトルマッチ。
■WBC世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
佐藤洋太(協栄)vs シルベスター・ロペス(比国/同級1位)
■日本&東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ 12回戦
渡部あきのり(協栄) vs 山川和風(金子)
屯田兵さんから「そろそろ日曜日の予想しましょうか」とのコメントも戴きましたので
色々と展開などを考えたいと思います。
スピードと足を生かしたロングレインジから、シャープなブローでダメージを与えるタイプの佐藤。
奪取試合のスリヤン戦でも序盤のストレート、右フックで一気に畳み掛け、ダウンを奪った速攻は見事だった。
ただし、序盤で圧倒的優位に立った事で色気を出してしまい、ダウンを奪った次のラウンドで足を止めて相手距離に付き合うという「信じられない」展開になって
王者の追い上げを許す事になってしまい
結果として「楽に勝てず、王者の地力に晒されての奪取」となった。
まぁ、なまじ快勝して自分の実力を過信するよりは良かったかも知れないが、「試合展開を読む頭脳」に関しては疑問と課題が残った。
その反省点が今回の初防衛戦で生かせるか?生かせなければ危ないと見ます。
なにより挑戦者で1位のロペスは前評が高く、KO率も高い強打者。
佐藤より短躯だが、両ガードを高く上げてジワジワと前に出ながらリードパンチで相手を崩し、強打を狙う基本に忠実なタイプ。
早くから来日しながら、公開スパーリングを一度は「三味線弾いて」拒否するなど慎重な姿勢を見せている。
ただし、これは実戦でも「悪い意味で」見受けられ
最近の黒星であるモンテス戦では、1R慎重に様子見の軽打を繰り出しているうちに相手の右ロングを食ってしまい、不覚のダウンを喫するシーンもあった。
佐藤が序盤にロングレンジで奇襲を掛ければ面白いシーンが見れるかも。
予備検診は7/6に都内で行われ、佐藤洋太が体格で上回っている。
来日前の情報より実寸の方が差があったようで、身長は6cm、リーチも3cmの差があった。
ロペスとは初対面の佐藤だったが「いい男だな。友達に似てる。いいヤツをだましてやりますよ」と、頼もしいコメント。
これはフェイントや変則技などを駆使して技術で優位に立つという宣言と受け取れますから、その辺に期待ですな。
まぁ、奪取試合の相手スリヤンは清水を倒してWBA王者となったテーパリットと同じくらいリードパンチが出ましたが、右を主武器にする佐藤から見ると逆に隙が出来て好都合だった気もするし、そういう意味では佐藤は「相性の良い相手」に挑戦できる幸運もあったとおもいます。
例えばテーパリットはスリヤンに比較して、自身のリードは伸びるし、相手リードに被せる右はパワーもタイミングも見事だから、統一戦が実現したらどうなるか分からないし、そもそも今回のロペス戦でも「王者が証明すべきこと」は少なくないでしょう。
序盤でペースを掴んで、そのまま優位な展開を加速させてポイント差を広げる試合作り。
序盤でダウンを与えたとして、そこから「とどめ」に持っていく詰めの技術。(狙い撃ち、連打、一旦下がっての強打・・・など)
ロペスは良い選手だが、基本に忠実すぎるトコロも見受けられるので、王者が付け入る部分もあるでしょう。
王者側も「ペースや姿勢の不安定感」が消えず、心配な部分もありますが、そこは見る側からするとハラハラドキドキとなってスリリングかも。
まだまだ未完の佐藤洋太だけに、見所は多い試合になりそうです。
予想は・・・・大差で佐藤、初防衛に成功ですな。
■WBC世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
佐藤洋太(協栄)vs シルベスター・ロペス(比国/同級1位)
■日本&東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ 12回戦
渡部あきのり(協栄) vs 山川和風(金子)
屯田兵さんから「そろそろ日曜日の予想しましょうか」とのコメントも戴きましたので
色々と展開などを考えたいと思います。
スピードと足を生かしたロングレインジから、シャープなブローでダメージを与えるタイプの佐藤。
奪取試合のスリヤン戦でも序盤のストレート、右フックで一気に畳み掛け、ダウンを奪った速攻は見事だった。
ただし、序盤で圧倒的優位に立った事で色気を出してしまい、ダウンを奪った次のラウンドで足を止めて相手距離に付き合うという「信じられない」展開になって
王者の追い上げを許す事になってしまい
結果として「楽に勝てず、王者の地力に晒されての奪取」となった。
まぁ、なまじ快勝して自分の実力を過信するよりは良かったかも知れないが、「試合展開を読む頭脳」に関しては疑問と課題が残った。
その反省点が今回の初防衛戦で生かせるか?生かせなければ危ないと見ます。
なにより挑戦者で1位のロペスは前評が高く、KO率も高い強打者。
佐藤より短躯だが、両ガードを高く上げてジワジワと前に出ながらリードパンチで相手を崩し、強打を狙う基本に忠実なタイプ。
早くから来日しながら、公開スパーリングを一度は「三味線弾いて」拒否するなど慎重な姿勢を見せている。
ただし、これは実戦でも「悪い意味で」見受けられ
最近の黒星であるモンテス戦では、1R慎重に様子見の軽打を繰り出しているうちに相手の右ロングを食ってしまい、不覚のダウンを喫するシーンもあった。
佐藤が序盤にロングレンジで奇襲を掛ければ面白いシーンが見れるかも。
予備検診は7/6に都内で行われ、佐藤洋太が体格で上回っている。
来日前の情報より実寸の方が差があったようで、身長は6cm、リーチも3cmの差があった。
ロペスとは初対面の佐藤だったが「いい男だな。友達に似てる。いいヤツをだましてやりますよ」と、頼もしいコメント。
これはフェイントや変則技などを駆使して技術で優位に立つという宣言と受け取れますから、その辺に期待ですな。
まぁ、奪取試合の相手スリヤンは清水を倒してWBA王者となったテーパリットと同じくらいリードパンチが出ましたが、右を主武器にする佐藤から見ると逆に隙が出来て好都合だった気もするし、そういう意味では佐藤は「相性の良い相手」に挑戦できる幸運もあったとおもいます。
例えばテーパリットはスリヤンに比較して、自身のリードは伸びるし、相手リードに被せる右はパワーもタイミングも見事だから、統一戦が実現したらどうなるか分からないし、そもそも今回のロペス戦でも「王者が証明すべきこと」は少なくないでしょう。
序盤でペースを掴んで、そのまま優位な展開を加速させてポイント差を広げる試合作り。
序盤でダウンを与えたとして、そこから「とどめ」に持っていく詰めの技術。(狙い撃ち、連打、一旦下がっての強打・・・など)
ロペスは良い選手だが、基本に忠実すぎるトコロも見受けられるので、王者が付け入る部分もあるでしょう。
王者側も「ペースや姿勢の不安定感」が消えず、心配な部分もありますが、そこは見る側からするとハラハラドキドキとなってスリリングかも。
まだまだ未完の佐藤洋太だけに、見所は多い試合になりそうです。
予想は・・・・大差で佐藤、初防衛に成功ですな。