あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

明日、佐藤洋太vsシルベスター・ロペス

2012年07月07日 | ボクシング
7月8日に横浜文化体育館で行われるWBC世界スーパーフライ級タイトルタイトルマッチ。

■WBC世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
 佐藤洋太(協栄)vs シルベスター・ロペス(比国/同級1位)
■日本&東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ 12回戦
 渡部あきのり(協栄) vs 山川和風(金子)

屯田兵さんから「そろそろ日曜日の予想しましょうか」とのコメントも戴きましたので
色々と展開などを考えたいと思います。

スピードと足を生かしたロングレインジから、シャープなブローでダメージを与えるタイプの佐藤。
奪取試合のスリヤン戦でも序盤のストレート、右フックで一気に畳み掛け、ダウンを奪った速攻は見事だった。

ただし、序盤で圧倒的優位に立った事で色気を出してしまい、ダウンを奪った次のラウンドで足を止めて相手距離に付き合うという「信じられない」展開になって
王者の追い上げを許す事になってしまい
結果として「楽に勝てず、王者の地力に晒されての奪取」となった。

まぁ、なまじ快勝して自分の実力を過信するよりは良かったかも知れないが、「試合展開を読む頭脳」に関しては疑問と課題が残った。
その反省点が今回の初防衛戦で生かせるか?生かせなければ危ないと見ます。

なにより挑戦者で1位のロペスは前評が高く、KO率も高い強打者。
佐藤より短躯だが、両ガードを高く上げてジワジワと前に出ながらリードパンチで相手を崩し、強打を狙う基本に忠実なタイプ。

早くから来日しながら、公開スパーリングを一度は「三味線弾いて」拒否するなど慎重な姿勢を見せている。
ただし、これは実戦でも「悪い意味で」見受けられ
最近の黒星であるモンテス戦では、1R慎重に様子見の軽打を繰り出しているうちに相手の右ロングを食ってしまい、不覚のダウンを喫するシーンもあった。

佐藤が序盤にロングレンジで奇襲を掛ければ面白いシーンが見れるかも。

予備検診は7/6に都内で行われ、佐藤洋太が体格で上回っている。
来日前の情報より実寸の方が差があったようで、身長は6cm、リーチも3cmの差があった。

ロペスとは初対面の佐藤だったが「いい男だな。友達に似てる。いいヤツをだましてやりますよ」と、頼もしいコメント。
これはフェイントや変則技などを駆使して技術で優位に立つという宣言と受け取れますから、その辺に期待ですな。

まぁ、奪取試合の相手スリヤンは清水を倒してWBA王者となったテーパリットと同じくらいリードパンチが出ましたが、右を主武器にする佐藤から見ると逆に隙が出来て好都合だった気もするし、そういう意味では佐藤は「相性の良い相手」に挑戦できる幸運もあったとおもいます。

例えばテーパリットはスリヤンに比較して、自身のリードは伸びるし、相手リードに被せる右はパワーもタイミングも見事だから、統一戦が実現したらどうなるか分からないし、そもそも今回のロペス戦でも「王者が証明すべきこと」は少なくないでしょう。

序盤でペースを掴んで、そのまま優位な展開を加速させてポイント差を広げる試合作り。
序盤でダウンを与えたとして、そこから「とどめ」に持っていく詰めの技術。(狙い撃ち、連打、一旦下がっての強打・・・など)

ロペスは良い選手だが、基本に忠実すぎるトコロも見受けられるので、王者が付け入る部分もあるでしょう。
王者側も「ペースや姿勢の不安定感」が消えず、心配な部分もありますが、そこは見る側からするとハラハラドキドキとなってスリリングかも。

まだまだ未完の佐藤洋太だけに、見所は多い試合になりそうです。

予想は・・・・大差で佐藤、初防衛に成功ですな。

ジェットスターが就航したが・・・

2012年07月06日 | 生活


7/3に鳴り物入りで就航した格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」だが。

初日から最終便が欠航し、乗員をホテルに宿泊させると言うトラブルを起こしてしまった。
しかも欠航の理由が「機体トラブル」などではなく、運航の遅れが積み重なったあげくに
成田空港の「緊急時を除き、午後11時以降は離着陸できない」というルールに触れたため
・・・というのが、なかなかオソマツ。



格安航空は到着から出発までの時間を短くし、1機当たりの運航回数を多くして効率を上げて収益に繋げるそうだが
これが一旦機内の確認に手間取ったり、出発便の混雑に巻き込まれたりしたら遅延や欠航になりがちで

結局、同機の搭乗予定者には、ジェットスターが札幌近郊のホテルを用意。
殆どの乗客が翌朝の臨時便で成田空港に到着したとの事。

トラブルに見舞われた乗客からは「元々のダイヤが遅いので、時間を考え直した方がいい」などの注文があったそうだが。

やっぱ、格安飛行機って早朝や最終に近い時間になりがちなのよね。
地方の空港は、JALが撤退した路線も多く、そこに格安航空が参入してくれたら有り難いだろうから
なんとか、機内確認手順を効率化させて運行を安定させて貰いたいものだが。

旅行関係の仕事やってるウチの連れに言わすと、
海外渡航も「さぞ安い」ように謳っているが、実際に利用者が支払うのは燃油サージャージを加算したもので
途中の空港で給油した燃料分を現地の「時価」で追加徴収されるのだから、結構な価格になるんだそうな。

それでも既存の航空会社より安い事は安いので、大きな期待はせず、割り切って利用する分にはイイんじゃないか
・・・てな話です。

スマイル・プリキュア鬱展開へ?

2012年07月05日 | プリキュア
FUJIWARA登場回で原西が「キュアゴリラ」を披露したり
やよいと父の涙回があったり、透明人間ネタのギャグ回があったりで



毎回たのしませてくれるスマイル・プリキュアさんだが

今回も七夕回で楽しませてくれました。
途中までは。



キャンディが、短冊に「みんなとずっといっしょにいられますように」とか書いて、
いじらしいトコロを見せたが


※ここで願い事に「久米田先生の次回作もヒットしますように」とか潜ましてあったら
 楽しいのに・・・

しかし、これは終盤でキャンディがジョーカーに拐われ、皆がショックを受ける前フリ。

今回の終盤から次回予告ではジョーカーさんの悪役ぶりが炸裂、
プリキュアたちが絶望に突き落とされるという・・・
焼き直し
じゃなかった、定番の展開。



もう、ジョーカーさんだかカワリーノさんだか分かりません。
さらに闇の帝王ピエーロさまと、メルヘンランド女王さまの復活という
これまた「ふたりはプリキュア・マックスハート」でも見られた展開が
再び見られるワケですよ。

明るく楽しいプリキュアだった「スマイル」も、やはり精神的な試練は避けられない・・・ってワケですか。


※画像は妖精ミルクに絶望仮面が被せられた「プリキュア5」最高にショッキングなシーン。
 2頭身キャラに仮面って・・・

歴代のプリキュアも乗り越えてきた道です。
そこを超えてこそ感動があるのです。

でも、予告でのピースの恐怖顔は、子供が怖がるよう・・・。



どんな展開になるのやら。
私の方が心配です・・・・・。

MXテレビ社員、ツイッターで自社放送予定のABKアニメを批判

2012年07月04日 | ライヴ
・・・そして、
それを知ったTOKYO MXは、ホームページ上で謝罪し、事実を確認する旨をコメントしたそうな。

同局によると、番組は7/8未明から放送予定のアニメ番組で、人気アイドルグループ「AKB48」メンバーらが声優を務めるモノだそうな。

社員は6/30、自身の所属部署を明らかにした上で、ツイッターに批判的な投稿を行ったそうだが
まぁ、放送する事に関して「大人の事情で、仕方ないんです」みたいな書き方だったらしい・・・と。

う~ん
気持ちは分かる。分かりますよ。

だってMXテレビですよ。清く正しい深夜アニメを放送する局ですよ。
16時からはプリキュア・タイムですよ。
19時からガッチャマン流してるんですよ。



AKBアニメなんて明らかに異色すぎるでしょ。

東映アニメが「ドリランド」アニメを製作するのと同じくらい不自然ですよ。
あれだってゼッタイ大人の事情ですよ。

東アニの社員さんが
「ウチでコンプガチャのアニメ化なんて・・・」「でも、しかたない。大人の事情なんです」と呟いても不思議じゃないでしょ?
不思議じゃないんですよ。

ああ、つぶやいてほしい。

そして、それを咎めるものが居ない世界が来ますように。
そのツイッターが炎上しないネット社会が実現しますように。

私は夜空の流れ星に祈るのでした。

小野ヤスシさんも亡くなる

2012年07月03日 | 芸能
6/28、バラエティー番組で活躍した元ザ・ドリフターズ、元ドンキー・カルテットの小野ヤスシさんが、腎盂ガンのため、都内の病院で死去された。72歳だった。

腎臓の摘出手術を受けた後、抗がん剤治療を続けていたそうで。
それでも、ドリフの後輩・カトちゃん(69才)の結婚披露では
小野さんは「絶対に司会をやり遂げるから」と、病をおして司会を務めたそうな。

新郎新婦の年の差婚・・・として騒がれた結婚式だったが
裏側では小野さんの男気やカトちゃんとの友情で支えられたものだったのね・・・。

「スターどっきり(秘)報告」など、軽妙なリポートと司会は、印象に残ってますよ。
深夜番組でもマイク片手に飄々と登場。

高田純次ほどテキトーでは無かったが、そこに通じる楽しい軽さがあった。

しってる芸能人さんが次々と亡くなるのは
寂しいねぇ・・・。

小野ヤスシさんの御冥福をお祈りいたします。

AKBブームに翳り?

2012年07月03日 | 芸能
そういえば
AKB48の指原莉乃ってコが、彼氏との交流を週刊誌に売られちゃって一時期は随分な騒ぎになってましたなぁ。

アイドル活動中は男女交際禁止と言われながら、しっかりファンに手を付けちゃった体(てい)なんだから、なかなか厳しい現状だ。

出る杭は打たれるというが、まさにそんな感じ。



タワレコ社長の嶺脇氏が、アイドルヲタクとして有名だが。
どんな気分なんだろうね、アイドルの生臭いゴシップを聞かされた日にゃ。

まぁ、洋楽ファンだった嶺脇社長が仕事に疲れたときにTVでアイドルの映像を見て癒されてしまった・・・なんて話を聞くと

私もアニメ声優さんに癒されたりするので似たようなもんか・・・と思ったりして。

疲れた心身に「スッ」と入ってくるんですよねぇ、アイドル声優さんの声が・・・。
でも新谷良子ちゃんは、こっそり彼氏と舞浜なんて行ってないよね。

「一人舞浜」を堂々と公言しているもんね・・・。



ああ、芸能人さんに入れ込むのって無常だ。

のりピーがあんなになるなんて、誰が想像しただろう?
「こんな瑞々しい子がいるのか!」と驚愕したヒロスエが、六本木だかのクラブで遊び歩き、ヤバイ連中とツルむ・・・・なんて事を誰が想像しただろう?

そうしたら、やっぱアニメ(ゲーム)のアイドルマスターとかに嵌った方がマシなのかな?



あと、恋愛ゲームの「アマガミ」とかな
アニメの登場人物は影でオトコ作ってなさそうだからな。

シンタニさんや、ゆかなさん(キュアホワイト)の声で彼女役やってもらったら・・・ねぇ?
たまりませんわねぇ。

私ゃ時間が無いし、嵌ったら凄いことになるのが自分で分かってるからヤらないが、
まぁ、やる者の気持ちも分かりますわな。



え?リアルの恋愛?

面倒くさいんじゃないの?
そういうの、私は理解できるんだわな。

あとは成り行き。

然るべき時が来りゃ、所帯持ったり子供授かったりするわさ。
人生成り行き・・・・だ。

「イエローキャブ」社長、自殺

2012年07月03日 | 芸能
巨乳アイドルを輩出した大手芸能プロダクション「イエローキャブ」の社長が、6/28に自殺されていた。

「イエローキャブ」社長といえば野田義治氏が思い浮かぶが、野田氏は独立しており、現在の社長は帯刀(おびなた)孝則さん。

現在は小池栄子とサトエリの2トップ体制で経営していたイエローキャブだが、スポンサーだった企業が撤退したことで経営が悪化。
このところは資金繰りに苦しんだ結果、最悪の事態に発展した模様・・・。

帯刀社長は、首を吊っての自殺だそうで、警察も事件性は無いとしているとの事。

野田社長のサンズエンタテインメントは大丈夫か?・・・とも思うが
あの人はしぶとそうだからな。

ダイエットに精を出しすぎるサトエリに「痩せたオマエを誰が抱きたがる!?」と叱ったという野田社長。
頑張って欲しいと思うとともに、帯刀さんの御冥福をお祈り致します・・・。


夏目理緒ちゃんが・・・

2012年07月03日 | 芸能
数年前の私が熱を上げていたJカップグラドル夏目理緒ちゃん

微妙にお仕事減ってるし、グラドルのフットサル・メンバー的な印象になってたし・・・で
私の興味も薄れていたのだが(←悪いクセだなぁ・・・)

生活の為にか、いつの間にか新宿のグラドルバーでお勤めになってたのよね。
・・・で、昨年9月「フライデー」でマタニティーヌードを披露し、デキ婚を発表されてたのよね。

・・・で、今年の2月お勤めのというかプロデュースしてたガールズバーの経営者が風営法違反で逮捕されちゃったのよね。
・・・で、その経営者ってのが理緒ちゃんの旦那って話なのね。



嗚呼・・・。

その「PIPPI」というお店は、現役のグラドルやAV女優と飲めることが売りの店だったそうで、
なんというか、諸行無常の響きあり・・・・。

芸能人に熱を上げるのって無常よね・・・。

地井武男さんも逝く 

2012年07月02日 | 生活
役者として、バラエティータレントとして活躍した地井武男さんも亡くなってしまいました。

街を散策する番組「ちい散歩」、好きだったなぁ。
相手方にスッと入っていく人柄が凄かった。

子供から中年から若者から高齢者まで。
通りがかりの人、お店の人に語りかけて、交流してしまう。

子供は追いてっちゃうし、高齢者は手を握って離さない。
同年代の男性店主も「おっと、地井さんの方が年上だったか、敬語使っといて良かったな!」と笑って売り物を差し出す。

食い物をもらって「悪いねぇ」と笑いながらパクつき「こりゃ美味い!」「ほら、食ってみろ」とカメラマンにも差し出す地井さん。

いい味を出してました。
私なんか絶対に出来ない事です。

ちい散歩でウチの地元を回ってたけど、けっこうな距離を散歩されてましたよ。

享年70歳。心臓疾患で番組を休まれて数ヶ月・・・。
寂しいですねぇ。
地井武男さんの御冥福をお祈り致します。

「つかちゃん」死す

2012年07月02日 | 生活
6/26、ニッポン放送とフジテレビでアナウンサーを務め、「つかちゃん」の愛称で親しまれた塚越孝
(つかごし・たかし)さんが、フジテレビ本社内で首を吊って亡くなっているのが見つかった。

遺書があり、自殺と思われる。享年57歳。

前日には、いつも通り出社する姿が見られ、自殺の要因は見られなかったというが、
一部関係者は「ニッポン放送再編でTVへ移籍となり、フジテレビクリエイティブ事業局勤務の部長として
仕事の大半がデスクワークに移り『現場に戻りたい』と、こぼしていた」という・・・。

私は、「朝からたいへん!つかちゃんでーす」の印象が深いなぁ。
朝から晩まで机で働いていた頃、AMラジオは友達みたいなものでしたから・・・。

学生時代に上京したとき、従兄弟の家でラジオを聴いて、「東京って、こんなに色んな番組やってるんだ」と
感激した覚えがあります。
「宵の口♪」ってジングルが鳴っていたから、やっぱりアレも「つかちゃん」の番組だったのかも・・・。

落語を愛し、リタイアしたら落語に関わる事をやりたいと語っておられたという塚越さん・・・。残念です。
そういや、談志師匠のTV落語番組『落語のピン』を担当されてた関係者も自殺なさったんだよなぁ。

現代の落語愛好家って、落語で癒されようとする人が多いのかなぁ・・・。

ご冥福をお祈りします。

UKが来日公演やってたよ

2012年07月01日 | 英国ロック
これも迂闊だった英国プログレ・バンド「UK」のクラブチッタ公演のチケット獲得失敗。
追加公演も、あっという間にソールドアウトだもんね。

そんなもんで、
行った人の話などを見て、私は暫しUK来日公演の様子を夢想したのでした。

U.K.NIGHT AFTER NIGHT 2012 JAPAN TOUR

1曲目は「Alaska」。1stアルバムのオープニングだった曲。
エディ・ジョブソン、テリー・ボジオ、ジョン・ウェットンが順に登場し、
強烈な演奏を見せたそうな。

2曲目は「Night After Night」。70年代の日本公演実況録音盤のオープニング曲。

3曲目に「Nothing To Lose」
UKで最もポップな曲。70年代の日本公演を収録した「NIGHT AFTER NIGHT」でも、この曲がハイライトに
なっていた。
エディ・ジョブソンのヴァイオリン・ソロからキーボードソロの繋ぎは、相変わらず
ドラマチックだったのかな・・・。
なお、ジョブソンさんの「クリスタル・ヴァイオリン」は、往年と変わらずキラキラと輝いていたそうな。

続いて「Thirty Years」。1stからの選曲。
そして「Rendezvous 6:02」
ウェットン先生、歌い上げたんだろうなぁ・・・。



「Carrying No Cross」
演奏が凄かったそうな。
テリー・ボジオは、テク+体力・筋力で叩くドラマーだから、そういう意味では
アルティエ・メスティリエリのフリオ・キリコに通じるんだよな。

アルティエをチッタで見てから随分経ったな。ボジオも生で見たかったなぁ・・・。

ステージは進み
「Eddie Jobson Keyboard & Violin Solo」
「Terry Bozzio Drum Solo」
いずれも「長かった」そうな。一人演奏も上手く演出しないと飽きられるんだねぇ・・・。

「As Long As You Want Me Here」
そして
「Danger Money」
3人UKが発表したアルバムのタイトルソング。
キーボードが高らかに鳴ったんだろうなぁ。

「In The Dead Of Night」~「By The Light Of Day」~「Presto Vivace And Reprise」
1stアルバム収録曲。実質的な組曲、さぞや盛り上がったことでしょう。

続いてアンコール。
「Caesar's Palace Blues」
2枚しかアルバム出してないくせに、ライヴ演奏曲に不自由しないバンドだな。
それだけイイ曲残してるんだよな。

「The Only Thing She Needs」
ジョン・ウェットンといえば
70年代に歌えるベーシストとして台頭しながら、UKあたりから歌に比重が移り、
ASIAでは完全に歌もの路線となり
スティーブ・ハケットとの来日公演では1曲目ベース抱えずに出てきて、
私のような「ベーシストとしてもウェットン大好き」な者からすると、
近来は寂しいものがあったのだが
※「ウォッチャー・オブ・ザ・スカイ」が歌いながら弾くのに難しい曲だとしても
  ワタシャ丸腰のウェットンさんを見て大ショックでしたよ・・・

それが、そのウェットンさんが、リズムセクションの相方ボジオに煽られ、
強烈なベースを弾きまくったというのだ。

クリムゾンの「太陽と戦慄」で世界一凶暴なベースを弾いていたウェットンが、
その片鱗を見せたと言うのか・・・。

う~ん、重ね重ね観れなかったのが惜しまれる。

日によってはクリムゾンの「フォーリン・エンジェル」が演奏されたというし
ああ、やっぱり生で観たかった。

そうして、
2012年UK来日公演は、「UK」コールの中で終了したそうな。
「これが最後」なんて噂もあるが

なんとか今回と同じメンバーで来日してくれませんかねぇ・・・。



※さらに、今回も録音・録画機材があったとかの話もあり。
 2011年に行なったジャパン・ツアーでも録画された素材がDVD化されてますが、
 音や画像が悪いとかで、あまり評判よくないんですよねぇ・・・。
 今年の素材で、より向上した画質・音質の「最新UKライヴ」を商品化して欲しいですなぁ。

ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイターの今、そして未来

2012年07月01日 | CD紹介(洋盤)
2000年代になって復活した∇an Dar Graaf Generator

心臓発作に見舞われながら、幸い大事には至らなかったハミル、
やはり自らの人生の中心であったVDGGに思いを馳せたのだろうか・・・。

体調が回復したハミルがVDGG再結成メンバーに選んだのは、
やはりバントン、ジャクソン、エヴァンスの充実期メンバー。


※画像は今回の来日チラシ裏の最新グループフォト。
  さすがハミルさん、細身のスタイルは維持されてます。
  白髪になってもナルシスト文学青年の面影ありです。


2004年
ついに復活アルバム「Present」を発表。



ライヴ活動も行い、
2007年にはアルバム「Trisector」を発表。

2008年には待望の初来日が実現。
私は行けず、歯ぎしりする結果に。
(でも、チケットが1万5千円したとか聞いて複雑な気分に・・・)

ライヴアルバムやDVDも発売され



根強いファンから好意を持って受け入れられている。
特に欧州では人気だそうな。
(全盛時からしてそうだったらしいが)



さらにバンドの先鋭性は衰えず
「ハミルの歌が中心」だったはずのVDGGの最新アルバムは、なんと全曲インスト!

私は、この辺りのアルバムは未聴ですが
なんか、今回の来日公演のセットリストに反映されそうでコワイ(笑)。


一通り振り返ってみたが
ホント、不思議なバンドだ。



私なんて、ジェネシスやキャメルやソフト・マシーン、キャラバンなどの「よりメジャーな」プログレ・バンドより
嵌ってしまったワケだし。

個人的な好みに合致したんだろうが、
この不思議な魅力を持ったグループを暫く追いかけてみたい・・・と、
今回代表作の数々を聴き直しながら思った次第であります。