あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

渋谷CLUB QUATTROを下見

2018年05月08日 | 邦楽
数度来たことはあるが、いかんせん道一本間違えれば
まるで違うトコロに向ってしまうのが渋谷。
※道が碁盤の目じゃないんだよなぁ



以前来たのは『フランク・ザッパ&ザ・ マザーズ /
ロキシー・ザ・ムーヴィー』 爆音上映が最後か?
あのトークショー付き上映会が2015年だから、もう
約3年ぶりなのか。

早いなぁ。
あの時もすんなり到着しなかった思い出がある。
今はスマホ持ってるから大丈夫と思うけどね。



渋谷駅側から来るのを想定し、センター街の宇田川町
交番前から再スタート。

ここのY字路を左に進む。

ビルの5階がLIVE会場、4階にエントランスがある事は
分かっている。



建物はどれだっけ?
・・・なんて言いながら進んでいく。

距離の感覚でいえば数十メートル。
歩いて行って左側。



ありましたよ、「CLUB QUATTRO」の文字が!
ここまで辿り着けば、もう大丈夫だ。

良かった良かった・・・なんて思って安心するも、建物の
雰囲気が以前と全然ちがう事に気付く。



・・・ヤフOFF!?

ヤフオフ!?BOOK-OFF!?
あのイケてたクワトロがブックオフのビルに!?



ショックを受けながらビルに入る。
建物構造は変わらないから、後のルートは同じ。

入って直ぐ右は階段。
入って少し奥の右側にエレベーター1基。
※普通はこっちで上がります。



エレベーター呼ぶ前にフロアガイドのパネルを見ると、
見事にブック・オフ系。

溜め息付きながら到着したエレベーターに乗る。
※いや、普段はブック・オフさんでも難く買い物させて
 貰ってるんですけどね・・・。



昔はオシャレビルで、クアトロを訪れる時はビビりながら
来たものですが。
※海月姫の住人のように・・・

すっかり変わってしまったものです。
4階へ上がればエントランス。

本番ではここから入館し、チケットチェックされてから
階段でライブ会場のある5階に上がる。



エントランスまでは、この時間でも行けるから少し偵察。

コインロッカーは大小あり。大600円、小300円。
この時間では、まだ解放されてません。



まだ閑散としてるのでイベント予定を見る。
ピロウズ、コレクターズも予定に入ってるんだな。

つか、コレクターズSOLD OUTじゃん。



スタッフさんに「のんシガレッツ」の当日券を尋ねたら

「たぶんソールドアウトになってるので、無いと思います」
・・・との返答。

※奥を覗けばタワレコからの花も飾ってありました。



さて、これで大丈夫・・・と一旦渋谷を離れる。

渋谷文化の中心とも言われたクアトロ周りも随分様変わり
したものだ。
WAVEの渋谷クアトロ店閉店セールでは、けっこう買い物を
した記憶がある。
※例によって70年代ロックのCDでしたが・・・

イケてる店だったし、閉店はそれなりのニュースになった。



それなりの経緯があって現在の形態になってるのだろうが
寂しさは拭えないなぁ。

なにかとPARCOと縁のある「のん」ちゃん。
のんシガレッツ公演の成功が、渋谷文化が復興するカギに
なるのだろうか?

そんなことを考えながら地下鉄に乗った。

5/8渋谷詣で「日本列島酒場 上五島 宇田川」へ

2018年05月08日 | 生活
渋谷の際コーポレーション系列飲食店。

今回は「日本列島酒場 上五島 宇田川」へ2回目の来店です。



以前来た時は特製海鮮丼「ごっつ丼」を食べましたが、今回は
もう一つの海鮮丼めあての来店。

「金太郎マグロ丼」…これを食べに来たのです。



1200円なんですが、味噌汁や漬物ついてるし。

そもそも「ごっつ丼」も最後はアゴ出汁をいれて汁飯状態で
かき込むという最高の〆あり、それで1000円だから良心的にも
程があるってもんです。



それで一方の「金太郎マグロ丼」頼んでも、コスパ的に最高
なのは言うまでもないでしょう。

~ってんで「金太郎マグロ丼」をオーダーしましたよ。



以前来た時は目の前でマグロ解体とかしてましたからね。

しかも氷に入れられたモノで、マグロその物は凍ってないと
いう…。



日本でも有数の漁場に恵まれた上五島からの直送の魚です。
まぁ、金太郎マグロ丼に使われるのは養殖の本マグロのよう
ですが…。

ピンク色した綺麗なマグロの切り身が並んでおり、真ん中に
盛られた大トロは分厚さが目立つ。



これを飛魚醤油とワサビで食う。

米の上に切り海苔が敷かれ、その上にワカメが、さらにその
上にマグロ刺身が並んでいる。
※米は酢飯じゃない感じ



美味しくいただいて店を出る。
近大マグロに負けない味で御座いました。
イベントじゃなくても解体を見ること出来るのも、上五島の
ウリかも知れません。

特異性で言えば「ごっつ丼」が優るかなぁ。
改めて次はそっちを食べたいね。

5/8渋谷詣で「のんひとり展」に行く(3回目)

2018年05月08日 | サブカル
5/8は渋谷で「のんちゃん尽くし」です。
メインイベントは「のんシガレッツ初の単独ライブ」で、
全力投球する気マンマンな私なのですが。



その前に、もう一度「のんひとり展」を見て、昼食を摂って、
のんシガレッツ公演会場のクラブ・クアトロの場所チェック
しておこうという腹なのです。



今日の渋谷。
さすがに曇りです。予報は夕方から雨だが、どうなる事やら。
「PARCO GALLERY X」への道順も憶えました。

ハチ公口からスクランブル交差点、センター街を経て到着。



もう大丈夫です。

今回は昼の到着、在庫補充で色々と物販も買えるのか…と
期待に胸が膨らみます。



しかし、2日ほど前に「補充された」「しかもサイン入り」
~という情報あった牙マグカップが無い!

スタッフさんに尋ねたら「売り切れ」なんだそうな!



※「ハムスターのおやつ」は健在でした!

さらに「牙レモネード」もSOLD OUT!
最終日の12時前に無いって事は、もう入荷もしてないって
ことじゃないか!



もう、お目当て2つの入手の希望が断たれてしまったよ!

…気を取り直して展示物を鑑賞。もう一度じっくり見ましょ。
吊るされた服も改めて見て「こういうのもあったのか」…と
印象新たになる。



そして牙ムスメたち。
いや~、売却済みシールが増えてます。

大型ハムスターは300万とかで誰も手が出てないみたい。



ハムちゃんを手放して寂しがるのんちゃんが時々逢いに来て
くれるかもよ…なんて

妄想を働かせてしまう私なのでした。



物によっては販売対象外の作品もあるので

のんちゃんの愛着度合いにより売りに出さない物もあるのかぁ
…なんて、考えてしまいます。



さてさて平日の昼を使っての渋谷チェック。
そんなに時間は使えません。

展示スペースをグルリと回って退館。少し未練はあるけれど、
次の場所に移動せねば。



例によって昼食です。
際コーポさんの飲食店に向かうのです。

※今回は海鮮を食べたい気分だな。

絵本作家の加古里子さんが死去

2018年05月07日 | 生活
「だるまちゃんとてんぐちゃん」等で有名な絵本作家の
加古里子(かこ・さとし)さんが死去された。
92歳。



工学博士で自然科学にも精通した加古さんの絵本は、
子供と一緒に読む大人にも勉強になったし

素朴な絵ながら「パンもカラスも同じものは二つとない」
細かさにも驚かされた。



高齢だったが生涯現役とばかりに、91歳で「だるまちゃん
シリーズ」最新作を発表。

その創作意欲も私にとっては尊敬の対象となっています。
加古先生、ありがとうございました。

のんちゃんが「総員玉砕せよ!!」あとがきを書く意味

2018年05月07日 | 漫画
のんちゃんが水木しげる全集の『総員玉砕せよ!!』のあとがきを…。

「戦争もの」と距離を置いていた筈の彼女が『この世界の片隅に』を
経て戦場の狂気を描いた壮絶作に名を連ねるとは…!


驚き以外なに事も無かったのですが、『この世界の片隅に』関連で
考えると色々と意味が出てくる気がするのです。

のんちゃんが後書きを担当した事が「この世界の片隅に」の描写が
甘い…という声への回答になるのでは?

そんな気がするのです。

「もっと戦時中の現実は厳しかった」「壮絶だった」

しかし片渕須直監督は当然そういう事はご存知だろう。
優しい絵柄で覆い尽くしている要素。あとは自らの考えて調べ、
知って欲しい…。



そして「次」が開かれる。
今、のんちゃんの導きが示された。

私自身も実際体験した身ではないし、大した知識も見識も無いが、
それでも父母から戦時中の話は聞いたし、少年飛行士の研修中に
終戦を迎えた父からは特攻で散った先輩たちの言葉を聞いている。

私より若く、戦争を身近に感じられない人は、これを機会に知って
欲しいと思います。

のんちゃんが水木しげる先生の「総員玉砕せよ!!」あとがきを担当

2018年05月07日 | 漫画
正式には「水木しげる漫画大全集』最終巻「総員玉砕せよ!!他」 ですが。

故水木しげる先生の『総員玉砕せよ!』は、終戦間際、南方の密林、極限の
戦場を描いた壮絶作として有名な漫画で。



実際の戦争体験ある水木先生が描いた「90%以上は事実」と言わしめる作品。
漫画の主人公は壮絶な最期を迎えるが、水木先生は片腕を失って帰還された
事が異なるぐらいだ。

私が実家で保管してるのは、『狂気の戦場/総員玉砕せよ!』(初版)



勇壮な戦闘なく、飢えとビンタと慰安婦と…。

水木ペーソスこそ生きてるが、最後は望みなき総攻撃から白骨化していく
日本兵の描写が凄まじい。



政岡としや先生の「飢餓」戦場と双璧!(人肉食を描く衝撃の劇画だった…)

「戦争もの」と距離を置いていた筈の“のんちゃん”が『この世界の片隅に』を
経て戦場の狂気を描いた壮絶作に名を連ねるとは・・・!

そう驚いたものです。



「この世界の片隅に」において、石になって帰ってきた鬼ィちゃん。
戦地では誰かも分からんようになったのか・・・。

『ゆきゆきて神軍』トークショーで原一男監督は、南方戦線が極限状態となり
人肉食が始まった時期を具体的に語った。



家に帰れば『この世界の片隅に』映画パンフレットに、作品上の年表がある。

捲れば比較する事は可能だ、可能だが・・・私は怖くてパンフレットを開く事は
出来なかった。

「“のん”ひとり展」購入品

2018年05月06日 | サブカル
深夜0時を回ってシミジミ眺めている。
「“のん”ひとり展」の戦利品。

「ハムスターのトートバッグ」・・・これは使いでありそう。



そして、「ハムスターの缶バッジ」2枚。

ガチャガチャにチャレンジし連続で出たもの。
※そこで打ち止めた私の器の小ささよ・・・



ちなみに
今回の「のんの牙みくじ」は『小牙吉』でした!

乳牙、もうすぐ生まれ変わるとの事です。
※500円の入場料券裏が「おみくじ」になってるんですよね。



「人間も食べられます」「おいしいよ!」のポップに乗せられ
試食したら美味しかった『ハムスターのおやつ』。

野菜チップとバナナチップの混合品ですから。
食べれば「サクサク、ポリポリ」と美味しいですよ。



写真で撮ると乾いた感じが出ないというか・・・
漬物みたいに写るから伝わりませんけどね。

家族にも「ペットのおやつ買ってきたの~!?」とか言われたし。



あとはキーケースとチケットケース。
カツラのジェニファーをラスカルに洗われちゃう女の子が可愛い。

チケットケースはジェニファーを外した女の子(ワルイちゃん?)。



でも、やっぱり可愛いので購入。

ゴメンね、私はワルイちゃんよりカワイコちゃんの方が好きみたい。
※「のんひとり展」の趣旨から外れてるなぁ~

「“のん”ひとり展」後はタイガー餃子会舘 宇田川町店へ

2018年05月05日 | 生活
こちらも「日本列島酒場 上五島 宇田川」同様、映画「かぞくへ」応援を
されている店舗です。

際コーポレーション系列の「タイガー餃子会舘 宇田川町店」



「PARCO GALLERY X」から5分も歩かず辿り着ける場所。
※あえて「AKIRA」フェンス側から行ってみる。

センター街の通りを東に含むと建物まるまる際コーポさんが入居されてる
トコロです。



前回行った「日本列島酒場 上五島 宇田川」の一階部分にある中華料理店。

店内は大正・昭和のレトロな中華料理店の雰囲気を演出。
トラの絵もアジアしてます。



※「かぞくへ」のポスターも健在です

入ったら思った以上に広い店内。まぁ、一フロア一店舗だから当然か。

定番の餃子とパクチー担々麺をオーダー。



はい、パクチー盛りが素晴らしい坦々麺が出てまいりました!
いろいろ言われるパクチー盛りですが、好きなんだから仕方ない。

スープは…しっかり辛いです!



餃子も皮がモッチリ、肉汁たっぷりタイプ。

ラー油と醤油で美味しくいただきました!

「“のん”ひとり展 -女の子は牙をむく- 」に行った(2回目②)

2018年05月05日 | サブカル
「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」

2回目訪問はジックリ作品鑑賞と物販チェックとガチャガチャが目的。



コラボドリンクは、《レモネードは牙を剥く》。
無くなり次第終了という事だったがホントにSOLD OUTだった!!

スパイスの効いたレモネード…飲みたかったよ。



作品は…しっかりタイトルを見てから鑑賞。

そうすると当初のイメージとは変わってくるな。それもアートの
醍醐味ですけど。



尖った表現、エキセントリックな作風。色々あるけど私は、やはり
女の子っぽい絵が好きなんだな。

牙を剥く、無鉄砲、チアフル…そんな、のんちゃんも魅力的ですが。



やっぱりハムスターが目立ってます。

初日に大型ハムちゃん見て「シッポが可愛いな」と撮影したんだけど

訪れた方の多くが同様に画像UPされてたのが面白かったなぁ。



あと、作品は売りに出されてるんだけど、けっこう売却済みシールが
貼ってあって驚いた。

万単位の価格だけど、みんな凄いね!



とにかく、塗りも線も思い切りがイイ作品あるのよ。

ためらいが無いのが素晴らしい。
カッコいいよ、「あーちすと」のん。



さてさて、一通り見たから物販コーナーへ移動。Tシャツとトート・
バッグが飾ってあります。

今回はトートバッグを購入。



※おっさんは白Tシャツを直ぐ変色させちゃうのよ…

そして「ハムスターのおやつ」・・・人間も試食OK。(^-^)
~というか、「ペットフードではありません」の文字が…



「人間も食べられます」「おいしいよ!」のポップは初日には無かった筈。

ノリが通じず、意外に売れてないとか?
私は「せっかくだから」とポリポリ試食。けっこう美味しい。



グッズは「ワルイちゃん×ラスカル」コラボグッズをチョイス。
カツラのジェニファーと、それを外した女の子が可愛いのでグッズを購入。

そしてガチャを2度…。これは同じ「ハムちゃん」缶バッジが続いたので
終了し、館外に出たのでした。

「“のん”ひとり展 -女の子は牙をむく- 」に行った(2回目)

2018年05月05日 | サブカル
我等が創作あーちすと「のん」ちゃんが開催する初展覧会
「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」



東京渋谷にある「PARCO GALLERY X」にて、2018年4/19から開催されてて、
私も初日に行ったのですが…

なんか、久々の渋谷ハンズ周辺をウロついたりして時間を使っちゃったり



渋谷PARCO2棟がビル建替えやっるの知らず、そこを目指したりして遠回り。

でも工事フェンスに「AKIRA」あしらってあったりで興味津々でスマホで
撮影したものです。



結局、今回も「AKIRA」を見に行っちゃったんですけどね。

それにしても、またもや快晴です。
奇麗な空にクレーンとフェンスが映えます。



前回は入っても展覧会全体の雰囲気や、贈られた花や、作品の数やムード、
インスタレーションなどの仕掛けを見るので精一杯。

※物販もあったし



しかも「撮影OK」「SNSアップ可」だったもんだから、作品を見に来てんだか
スマホで撮りに来てんだか分からない状態。

※作品タイトルも殆ど見ていないという…



まぁ、でも「だからこそ」前知識なし、当方のイメージだけで受け止める事
できたかも知れない…なんて。

ポジティヴ・コメントを言っておきます。
※そうじゃないと結構はずかしい感想書いてる気もするので…。



上記画像の絵画も「仕掛け」あるの知らなかったし。
穴が開いてて、そこから覗けるのよね。

絵的にも全体が塗られてて私は安心感もって鑑賞する事ができます。



こちら、手前に「頭」がありました。
※というか、髪の毛ですけど。

きっと意味があるんでしょうが、私は暗い人間なので考えないでおきます。

(続く)

PYG「Free With PYG (PYG LIVE ALBUM IN COLOSSEUM)」を聴く

2018年05月04日 | CD紹介(邦楽)
井上堯之(孝之)さん追悼・・・でPYGを聴く。

PYGとは、スパイダースから井上孝之(Lg)、大野克夫(Org)、
タイガースから沢田研二(Vo)、岸辺修三(B)、
テンプターズから萩原健一(Vo)、大口広司(Dr)が参加した所謂
スーパーグループ。

GSからニューロックに脱却するため作られたバンドと言われた
という。



1971年8月16日に行われた、PYGの田園コロシアムライブ。

2枚組だが、構成がヤバイです。
洋楽カバーが半分以上だが、パープル、ZEP、ストーンズ、
スライ、マウンテンなど強力曲ばかり。

さらにはフリー、トラフィックまで演っててビックリですよ!
※しかもFREEは1STアルバムから選曲!

それを、20代前半のショーケンとジュリーが歌うんですから。
もう、エグイですよ。
ギランのハイトーンなんてムリでしょ。歌もカタカナ英語だし。



ディスク:1
1. ブラック・ナイト (Deep Purple)
2. ウォーキング・マイ・シャドー (Free)
3. エヴリ・マザーズ・サン (Traffic)
4. カントリー・コンフォート (Elton John)
5. ヴィッチ (The Rolling Stones)
6. スピード・キング(Deep Purple)
7. カウボーイ (Harry Nilsson)
8. ラヴ・イン・ベイン (The Rolling Stones)
9. ツゥ・ラヴ・サムバディ (Bee Gees)
10. トラベリン・イン・ザ・ダーク (Mountain)

ディスク:2
1. 淋しさをわかりかけた時
2. 戻れない道
3. 何もない部屋
4. 悪魔(シンバシー・フォー・デビル/The Rolling Stones)
5. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー(CCR)
6. 自由に歩いて愛して
7. ハイヤー (Sly & The Family Stone)
8. ゴナ・リーヴ・ユー (Led Zeppelin)
9. 祈る



ギターやキーボード、ベースは安定しています。
井上さんのハードな弾きっぷりも素晴らしいです。

歓声も「キャー、キャー」入っている。人気凄かったんですね。
※アイドル的なモノもあっただろうけど。
 だから「本格ロックも出来るんだぜ」とカバーしたのかな?

オリジナル曲のメロディアスさ、安定のジュリー節を聴くに、
やっぱ自分のキーで歌うのって大事だなと思いました。

むしろ、カバーの破壊力ではショーケンに軍配上げたいな。
意外と言っちゃ失礼だが、自分の歌い方に寄せてシャウトし、
時にデタラメにガナる歌唱はロックしてますよ!

ただし、プラントが中低域で歌ってる「ゴナ・リーヴ・ユー」
でのジュリーの歌唱は安定感あって良い。



日本語ロック論争なんてあった時代
フラワートラベリン・バンドはジョー山中というバイリンガル・
ヴォーカリストを擁し、当初こそ洋楽ロックのカバーでスタート
したが、東洋音階を活かした楽曲に英語歌詞を乗せる手法で高い
評価を得た(主に海外で)。

PYGは、作詞に安井かずみ、作曲に大野克夫というコンビで
歌モノも守備範囲に入れて多様な方向性を示した。

残念ながらヴォーカリスト2名が相次いで役者転向/ソロ歌手と
なり、バンドの終焉を迎えたPYGだったが、井上堯之さん達
メンバーは日本の歌謡界に洋楽ロックのテイストを盛り込んだ
重要人物となった。

※「時の過ぎ行くままに」のミック・テイラーばりの流麗な
 ギターはどうだ!?



「Free With PYG (PYG LIVE ALBUM IN COLOSSEUM)」には、その
縮図が見える。
そしてメンバーの荒々しさ、若さが眩しい。

あらためて井上堯之さんの功績に思いを馳せ、感謝が深まった。
時にギンギンに、時に渋くギターを奏でる井上さんは実に格好
良かったです。

本当に有難うございました。

井上堯之さん死去

2018年05月04日 | 邦楽
1960年代にグループサウンズ「ザ・スパイダース」で活躍し、
その後も沢田研二のバンドを率いたギタリスト井上堯之さんが
5月2日に死去されていたとの事。

享年77。死因は明らかにされていない。

井上堯之バンドとしては、TVドラマの「太陽にほえろ!」や
「傷だらけの天使」のテーマ曲の演奏も行ない日本の劇伴史に
実績を残した。



井上さんは95年に初期の胃がんを手術。09年には肺気腫と
診断され、「今後の活動が困難になる」との理由でステージの
引退を表明。

それでも、病と闘いながらアコースティック中心のソロライブ
など音楽活動を行っていた。

スパイダースではリードギタリストとして海外公演も実現。

71年に解散した後は沢田研二、萩原健一のツインボーカルによる
ロックバンド「PYG」を結成したが、ジュリーのソロデビュー後、
インストゥルメント中心の「井上堯之バンド」になった。

「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」などでヒット曲を歌う
沢田研二を支え、当時のTV音楽番組で強烈な印象を残した。

ただし、井上尭之バンドはジュリーと対等だったと私は思っている。
歌謡曲というか、グラム。

そして「カサブランカ・ダンディ」「憎みきれないろくでなし」は
リフが印象的なHR!

デヴィッド・ボウイとミック・ロンソン。
ザ・ベストテンはトップ・オブ・ザ・ポップス。

ロックは敗れず、芸能界に取り込まれたと思わせつつ内側から食い
破ったのだ!

作曲者としては。近藤真彦の「愚か者」が87年の日本レコード
大賞を受賞した井上さん。



これは最晩年の「宇崎竜童+井上堯之」バンドでも披露された。
セシオン杉並で公演を観たが、もうギンギンに弾くことはせず、
ブルージーなギターを奏でておられた。

ご健在なうちに生のステージに触れることが出来て、幸せでした。

我が初めてのギターヒーロー井上堯之さん。
御冥福を心よりお祈り申し上げます。

横浜シネマリンで「全身小説家」を観る

2018年05月03日 | 生活
横浜シネマリン
「ニッポン国vs泉南石綿村」を見終わって殆ど直ぐに
「全身小説家」。

原一男監督特集であるから、とうぜん疾走プロ。



平成4年5月にガンで亡くなった小説家・井上光晴の晩年
5年間を追ったドキュメンタリー。

映画では、彼が文学を教える生徒や、埴谷雄高、瀬戸内
寂聴らの証言を通して、井上光晴の文学活動と撮影開始
直後に発覚したガンと闘う姿を生々しく撮られている。



故郷でのリサーチなどから明らかになる井上光晴氏の
虚構も再現映像を駆使して表現。
※100%ドキュメント映像じゃなかったんだな。

映画の開始直後、白髪混じりにかかわらず青年のような
語り口で仲間と文学を語る主人公。

彼に心酔するファンや生徒の姿も、今から見ると幾分時代
掛かっている。
共産主義や学生運動の残り香も匂ってくる。

しかし、
井上光晴氏の底なしのサービス精神が明らかになるにつれ、
「虚飾は悪いことなのか?嘘は本当に悪なのか?」そんな
疑問さえ湧いてくる。

虚飾もサービス。
原一男監督も暴くのでは無く、淡々と虚と実を並べていく。



圧巻は肝臓の部分摘出手術だ。
かっ捌いているトコロをモロに延々と撮影している!

血に弱くてヘタレな私は少し手足が冷たくなりましたよ。
ここまで撮るのも凄いし、撮らせる方も凄い。

「あの奥崎謙三を撮った男がオレを選んだのか」という
高揚もあったのかも知れない。

まさに出血大サービスだ。手術まで見せるサービスだ。

虚飾にも一分の理。いや、もっと分がある理を感じた。
「死」までもがおもてなし。

対象を否定しない原一男監督は一貫している。
やはり凄い。



映画はこちらの思い込みをはぐらかすように終焉へ。

ポスターからのイメージは、虚飾を暴かれ、突きつけら
れた老小説家が負けを認め
「もうイイでしょう、充分でしょう。それじゃあね」…と
寂しく去って行くというものだった。

作家と取り巻きの安い関係? 面倒臭い文学談義?
しかし覆されたのは私のチープな固定概念だった。

病に冒されなければ堂々と継続したであろう日常。
それは最後まで営まれた。



原一男監督も井上氏へ虚飾の過去を直接突きつける事は
しなかった。

「全身小説家」

末期の癌さえも奇跡的に持ち直すと虚を張り、そう思い
込もうとしたのかも知れない。

身体の中の病理まで曝け出し、さらに創作物にしようと
する性分。習性。

それが敗北する訳などないのだ。

作品の面白さは言うに及ばず、原一男監督の映画タイトル
センスも当時を席巻した。



「ゆきゆきて、〇〇」に続き「全身〇〇」という言葉が
サブカル界隈で使われまくった。

脱帽で御座います。スクリーンで見れてよかったです。

原一男監督と、横浜シネマリンさんに感謝です。

横浜シネマリンで3回目の「ニッポン国vs泉南石綿村」!

2018年05月03日 | 生活
なんかもう関内が近く感じられる。
道順も知ったから駅からの到着も早い。



ポイントカード(?)も財布からスッと出せて、
一緒に午後上映の「全身小説家」チケットも購入。

さて「ニッポン国vs泉南石綿村」。
さすがに3回目だと登場人物の見分けなど付いてくる。



弁護団の柚岡さんの「労働者と使う側の人間だった」と
いう義憤は理解できる。

客席は初見の人も多いのか、素直な反応を肌で感じる。
見る側も悲しみ、笑い、怒る。



やはり、それぞれ方法論に違いがあった原告団が最後は
一体となって裁判に、官僚に挑む姿が胸を打つ。

そして
最高裁で打ち止め、溜飲を下げて終わり…ではない。



当事者は余りに長い闘いで「区切り」を求めて当然かも
知れないが。

が、しかし。
棄民の歴史は終わらないのだ。

長い?高い?
8年の裁判が、原告の人生が描かれているのだ。そして、
そもそも作品として面白い。

何の問題があるというのか!?

ファミリー劇場が「あの素晴らしい歌をもう一度」を放送

2018年05月02日 | 邦楽
【オールナイトニッポン50周年記念 あの素晴しい歌をもう一度コンサート】

2018年3月に日本武道館で行われたコンサートのTV初放送、これも放送して
くれるというのです。

我らが青春の「ビター・スウィート・サンバ(ハープ・アルバート)」!
名物深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」が50年にわたり紹介してきた、
邦洋の名曲を、12組の豪華アーティストが歌い、演奏する。

放送日:6/24(日)21:00
※TV初



【出演】
泉谷しげる、イルカ、宇崎竜童、太田裕美、尾崎亜美、海援隊、坂崎幸之助、
きたやまおさむ、藤井フミヤ、南こうせつ、森山良子、渡辺美里 ほか

…竜童さんが居ます!
こうせつおいちゃんも!イルカさん、太田裕美さんも!

そして尾崎亜美さんも!
あの「マイ・ピュア・レディ」歌われちゃったら…私ゃ卒倒するぞ!

「♪あ 気持ちが動いてる たった今 恋をしそう♪」

ああ、もうダメ…