都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

同潤会江戸川アパートメント その1

2019-02-16 | 新宿区  


1号棟屋上から、左 1号棟、右 2号棟   Photo 1997.7.3

同潤会江戸川アパートメント1号棟・2号棟
所在地:新宿区新小川町6
建設年:1934(昭和9)
構造 :RC造
階数 :1号棟 6F、2号棟 4F
備考 :2003年に解体され、集合住宅に建て替え。

 建設当時、戸数、規模、設備などの面で、国内有数の建物であり、「東洋一」と謳われたという。確かにエレベーターを備え、共同浴場、食堂、娯楽室などもあり、一つの街があると言っても良い。

 ただ、長崎県の端島(軍艦島)にも同じ頃、既に鉄筋コンクリートの高層アパートが存在していたはずなので、最大規模かどうかははっきり判らない。

 上海のブロードウェイマンション(19F、1935竣工)も高層かつ大きな建物だが、江戸川アパートメントの方が少しだけ先に完成していて、建築当初は本当に「東洋一」だったのかもしれない。ともかく、当時の東京では、最も大きな部類に属する集合住宅建築だったのは間違いないようだ。

 1号棟はコの字型、2号棟は少しクランクした直線型。


中庭:多くの樹木や草花が植えられ、やや鬱そうとしてはいたが、良く手入れがされた中庭だった。
Photo 1996.4.27


2号棟入口部分  Photo 1995.10.2


1号棟屋上から  Photo 1997.7.3


敷地入口付近からの様子。  Photo 1996.4.27


中庭と1号棟。中庭には鉄棒、ブランコ、ジャングルジム、滑り台などの遊具もあった。
Photo 1996.4.27


中庭から1号棟。外観の大幅な改変はあまりない。
Photo 1995.10.2


藤棚   Photo 1996.4.27


2号棟入口付近 Photo 1996.4.27


階段室の窓 Photo 1995.10.2

同潤会江戸川アパートメント1号棟・2号棟
その1   その2   その3

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 新宿区  #住宅系  #同潤会  #近代建築 
2007.2.26
加筆・再編集 2019.2.12
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