都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

料亭丸染

2023-01-27 | 豊島区  
料亭丸染
所在地:豊島区 南大塚1-43
構造・階数:木・2
建設年:?
解体年:2008〜10(平成20〜22)
Photo 2003.10.15

 大塚三業地にあった料亭。JR大塚駅前から東南へ向かう小石川の谷地沿いに大塚三業通りはあり、かつてはその周辺に料亭が多くあった。丸染は三業通りから北側へ坂を少し上った場所のL字型の路地沿いにあったもの。

 規模はあまり大きくなく庭も小さかったようだが、建物が黒板塀で囲まれ、普通より凝った門があるようすはやはり料亭ならでは。かつてはこの店も賑わっていたのだろう。

 最後の頃、建物の外観は老朽化していてあまり魅力的とはいえなかったが、内部はきれいだったのだろうか。入ったことがないので営業していた頃の実際の様子は不明。

 建物は2008年頃まで残っていたが、いつ頃まで営業していたかは未把握。

Tokyo Lost Architecture  
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ひかり町

2023-01-24 | 豊島区  
ひかり町
所在地:豊島区 東池袋1-14
建設年:戦後
解体時期:2006〜07(平成18〜19)
Photo 2004.10.10

 東池袋にいくつかあった戦後の闇市由来の飲み屋街のひとつ。戦後、池袋駅周辺には多くの闇市ができたが、それらは次第に整理されていった。ひかり町は、池袋駅東口界隈で戦災復興土地区画整理事業が行われ、現在のような街区に整理される過程で、元闇市の店舗が移転してできたもの。2000年頃まではひかり町の他にも、人世横丁、栄町通り、美久仁小路が東池袋界隈には存在していたが、人世横丁も2008年頃になくなり、現在は栄町通りと美久仁小路のみになっている。


 Photo 2004.10.10

 横丁の道は街区を南北に貫いている。写真は南側から北向きに見たもの。建物は2階もしくは3階建てがほとんどだったようだ。


 横丁の中ほどから  Photo 2003.10.15

 小さな路地なので雨水が流れる溝は中央部に一筋通されている。


 Photo 2003.10.15

 南北に通された小路に対して、東側から入る短い道も造られていた。最後の写真は南北の道に丁字に取り付いた小路部分。

 ネット上には、ひかり町のとある店が2006年頃に閉店したことが記されている。また2008年発行の住宅地図ではこの場所は既に駐車場になっている。その後しばらくして、跡地には「池袋スクエア」が2012年12月にオープンした。

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#失われた建物 豊島区  #街並み 豊島区  #飲食店  #路地 
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上邸

2023-01-21 | 豊島区  
上邸/旧千葉邸
所在地:豊島区 西池袋2-31-3
構造・階数:木・1
設計指導:遠藤新
建設年:1931(昭和6)
解体年:2007〜09(平成19〜21)
Photo 2007.5.20

 自由学園明日館の西側にあった家。玄関とこれに隣接する部屋が洋風になった和洋折衷住宅だった。洋館部分は壁がピンク色、妻壁上部はハーフティンバー(風?)。

 洋館部分は屋根も緑色の洋瓦で葺かれている。隣接して敷地の奥にあった2階建ての方は、和風の2階建てで南側に大きなガラス窓が取られた建物だった。

「帝都」の残映-東京・近代建築撮り歩き-:上邸(旧千葉邸) - livedoor Blog(ブログ)

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#失われた建物 豊島区  #戸建て住宅  #洋館・洋風住宅  #近代建築 
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キャバレー日の丸

2023-01-18 | 豊島区  
キャバレー日の丸/曙ビル
所在地:豊島区 池袋2-3
構造・階数:SRC・5
建設年:曙ビル 1962(昭和37)
備考 :キャバレー日の丸は1970年代に開店した模様。2008〜09に閉店。
    店舗が入居していた曙ビルは2022年7月時点でも現存。
Photo 1997.2.23

 池袋西口エリアにあったキャバレーで、前項の笹周のすぐそば。私自身はキャバレーに馴染みがないので入ったことはなかったが、レトロな電飾が気になる店舗だった。断りなく真正面から撮影すると面倒なことになりそうだったので、遠目から1カットのみ撮影。塔状の目立つ広告看板がコーナー壁面に張り付いているのが印象的だった。


 Photo 2008.2.11

 2008年に通り掛かったら、塔状の広告看板はなくなって3階までの電飾看板に替えられており、ビル全体も塗り替えられていた。白色電球がチカチカ瞬く看板は昭和な雰囲気。ところどころ電球の球が切れて点いていないのも昔を思い起こさせる。最近はLEDなので球切れもなくきっちりしていて、愛嬌というかダサさがない。

 新宿にも同様の店があり、そちらには「しびれるキャバレー日の丸」という看板が出ていたが、こちらには「しびれる」の文字はナシ。ネットには池袋が支店という記載もあり、なんらかの関係はあるようだが詳細は知らず。

 キャバレー日の丸は2008年か2009年に閉店。2009年12月時点のGoogle ストリートビューでは、ネオンサインもなくなりテナント募集中になっている。
 キャバレーが入居していた曙ビルは2022年7月時点でも存在していて、外壁はまた別の色に塗り替えられている。

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笹周

2023-01-15 | 豊島区  
笹周
所在地:豊島区 池袋2-2
構造・階数:木・2
解体年:2009(平成21)
Photo 2008.2.11

 池袋の西口にあった鴨料理を出す料理屋・居酒屋。私自身は訪れたことがなかったので詳細は知らなかったが、立派な造りの建物が気になって写真を撮っていた。

 下記ブログによれば、昔は和菓子屋だったそうで、創業50年だったという。このブログ記事が書かれた時期が分からないので、何年に創業したのか、また和菓子屋を始めてから50年なのか料理屋になってからなのか、そのへんはよくわからない。(ブログ記事が書かれたのが2005〜10年頃のようなので、そこから考えると1955〜60年頃に創業したことになる。)

 建物の建築年代も分からない。ただこの界隈は戦後の1960年代頃に土地区画整理が行われているので、その頃以降に建てられたものだったのかもしれない。区画整理以前に建てられて区画整理時に曳き家をした可能性はあるが・・・。

 廃業の理由は主人が亡くなったためのようだ。廃業したのは2009年らしく、その年の暮れには既にコインパーキングになっていた。西口界隈ではこのような建物が珍しくなっていただけに惜しい。

笹周(東京・池袋、銘酒と鴨料理)=閉店: とうとう高齢者!
笹周(ささしゅう)/池袋

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鳥常

2020-11-17 | 豊島区  
鳥常
所在地:豊島区雑司が谷2-5
構造・階数:木造・2F
解体年:1998〜99(平成10〜11)頃
Photo 1994.12.3

 目白通りを歩いていて、道の北側にあった店を撮ったもの。この時は開店前か休業日だった模様。

 モルタル塗りの戸袋に店名などが描かれており、焼き鳥を売っていたのは確か。だが、持ち帰り専門だったか、店内での飲食もあったのかなど、店舗形態や営業形態の詳細は覚えていない。

 1998年版の住宅地図に掲載があるが、その2年後の2000年1月には、同所にプレ・ドール目白というマンションが竣工しているので、1998年か1999年に解体されたものと思われる。なお鳥常は同マンション1Fで現在も営業している。


2023.1.28追記
 1957年発行の東京都全住宅案内図帳には「焼鳥・かばやき鳥常」、また1973年発行の住宅地図には「うなぎの鳥常」と記されており、鶏以外も扱っていてむしろ鰻がメインだった時代もあった模様。

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南長崎の木造アパート

2019-12-28 | 豊島区  
木造アパート
所在地:豊島区南長崎2-3
備考 :2009年時点で既に消失、建て替え済
Photo 2006.2.19

 南長崎ニコニコ商店街の道から横丁を北側へ曲がると廃墟化しつつある木造アパートがあった。1階がお店の下駄履きアパートだったようだが、撮影の時点で既に手前の豆腐屋さんも含め、営業していないようだった。この後、ほどなくして解体されて建て替えられた。

#失われた建物 豊島区  #看板建築  #商業系 
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鈴や本店

2019-12-26 | 豊島区  
電話専門 鈴や本店
所在地:豊島区南長崎3-11
備考 :マンションに建て替え
Photo 2006.2.19

 閉まっていたので、どういう店なのか不明だったが、電話回線を引く際の代理店だったのかもしれない。よくあるような携帯電話屋さんではなさそう。二階の軒先が小さなタイル張りなのが目を引いていた。

 その後ほどなくして取り壊されたらしく、現在はヴェル・ウッドというマンション(2008年5月竣工)になっている。

 ちなみに、奥に見えるコインランドリーは、現在は営業していないが建物は現存している。

Tokyo Lost Architecture
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聖書キリスト教会 高田馬場教会

2018-04-08 | 豊島区  
聖書キリスト教会 高田馬場教会
所在地:豊島区高田3−9
建設年:?
構造・階数:?
備考 :1995年頃に解体。
Photo 1988.10.30

 西武新宿線の上り電車が高田馬場駅に到着する直前、神田川を渡る際に鉄橋から見えていた教会。川に沿って華奢な鉄骨フレームが建つ様子がモダンで印象的だった。

 この写真は電車内から撮ったもの。午後で日陰になってしまい、露出不足で発色も悪く、写真としてはかなり良くないが、手もとにはこれしか写真がない。

 近くまで行ったことがなかったため、堂がどのような構造になっていたのかは知らないままで、いつのまにかなくなってしまっていた。改めて調べてみたら、神田川の改修工事のため、1995年に練馬区豊玉北に新会堂を購入して移転したのだそうだ。情報があまりなく、建設年や構造・階数も不明。

 三角形の敷地だったようなので、川沿いの部分はフレームだけで、その北側に実際の礼拝堂が接続していたようだ。

 移転先の建物(東京教会)はカステラの文明堂の工場だったものだそうで、それを改装(改装設計:東畑建築事務所)して使っているそうだ。建物の屋上には高田馬場時代と同様のフレーム型の塔が載っている。

聖書キリスト教会

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雑司が谷あたり2

2012-10-16 | 豊島区  
日本女子大学寮西側の小路にある階段
所在地:豊島区雑司が谷1-3と4の間   Google Map
Photo 2012.7.21

 「ち漢にご用心!」の看板が昔からある、塀沿いの見通しの悪いやや寂しい道。人通りの少ないこんな場所で立ち止まって撮ってるのは完全に不審人物。職務質問されないように注意しないと・・・。

木造家屋
所在地:豊島区雑司が谷1-52   Google Map
Photo 2012.7.21

 庇の下がなんだか気になるのダ・・・。

#階段・坂 豊島区  #古い建物 豊島区 
#動物  #路地
コメント (3)
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