正法寺・岐阜大仏 大仏殿
所在地:岐阜市大仏町8
建設年:1800(寛政12)
備考 :岐阜大仏は岐阜県指定重要文化財
Photo 1990.3.21
昔、岐阜に行った時、たまげた建物。
江戸時代に完成した大仏は、太さ1.8mのイチョウを真柱として、木材で骨格を組み竹材を編んで形を作り、それに粘土、和紙を貼り、漆を塗って金箔を貼ったもの。像高13.63m。大仏殿の方は1800年に完成したが、大仏の方には時間が掛かり1832(天保3)年にようやく完成したという。
大仏の大きさのわりに大仏殿が大きくないので、大仏さんは天井に頭がぶつかりそうになっていて、後背も含めてやや猫背になっている。堂内に入ると真上の方から見下ろされている感じで、奈良や鎌倉の大仏のようなものを想像していると、予想外の展開にかなり驚かされる。
大仏殿の方も奈良のものと異なりやや奇妙な形だ。屋根の大きさが上に行くにつれて急に小さくなる三重塔のような形で、お寺の建物としては他ではあまり見たことがない。三層だが内部は二層までの吹き抜けになっている。一層目は巨大な裳階ということなのかもしれない。また頂部の層には入れないようだ。
Googleストリートビューを見たら、吹き抜けの周囲の壁面に通路があって、上の方からも姿を拝めるようだ。ただ当時は上方の通路に上った記憶がない。内部の撮影も禁止だったような気がする。記事化にあたって今回、ストリートビューを見ていたらもういちど見に行きたくなった。
Google Street View
岐阜大仏 - Wikipedia
岐阜 正法寺大仏殿
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