日本橋女学館 中学校・高等学校
所在地:中央区日本橋馬喰町2-7
建設年:1933(昭和8)
構造・階数:RC・3F(後年4Fを増築)
備考 :2007-08に解体。建て替え。
Photo 2005.3.27
学校のホームページには、竣工当時の写真が掲載されている(注:2016年現在では掲載なし)。解体前の様子と比較すると、竣工当初は3階建てで、その3階部分の窓は全てアーチ型だったようだ。また校旗の掲揚塔とおぼしき塔が頂部に付いている。
玄関部分 Photo 1996.10.10
玄関部分のアーチは90年代には茶色やグレーではなかった。上の白黒写真を見ても、色が違うようには見えない。2000年頃になってから煉瓦アーチ風の化粧を施したようだった。
玄関前の水盤? Photo 2005.3.27
玄関右手には水呑み場か手洗い場のようなものがあり、クラシックな雰囲気を出していた。
玄関部分 Photo 2005.3.27
扉やガラスは替えられていたようだ。玄関まわりなどが改修されて綺麗になっていたので、まだまだ使い続けていくのだろうなと思っていたのだが、予想に反してこの2年後には解体されてしまった。
神田川下流側からの様子 Photo 1998.10.31
写っているのは主に1964年(昭和39)に建てられた8階建て新校舎。この校舎は1933年(昭和8)完成の校舎の東側に建っていたもの。前面道路の斜線規制によって上部がすぼまった姿をしていた。
新旧二つの校舎は共に2007頃に解体され、跡地には8階建ての新校舎が2009年に完成したそうだ。
日本橋女学館中学校・高等学校 > 沿革(歴史と伝統)
ニッポン懐景録 > 中央区日本橋馬喰町・横山町
都市風景への旅 > 東京都中央区馬喰町
Wikipedia - 日本橋女学館中学校・高等学校
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 中央区 #近代建築 #海・川・池 #学校
2016.2.26 追記
記載当初は、リンク先に学校のWeb Siteに沿革ページがあり、昔の校舎写真が掲載されていたが、Web Siteがリニューアルされ、沿革ページが無くなり、現在は昔の校舎写真を見られなくなっている。
芝浦工業大学
所在地:港区芝浦3-9
構造・階数:RC・4F
建設年:1936年(昭和11)
2006年(平成18)に解体、建て替え
Photo 2005.10.1
西側コーナーが正面なのだが、その正面側から撮るのを忘れてしまった。正面玄関の写真は、下記の「芝浦工業大学-デジタルアーカイブ-」もしくは、「廃景録」「都市風景への旅」内の各ページを御覧下さい。
大学のサイトには建設当時の写真も掲載されている。窓廻りや階段室、玄関まわりの外壁などの様子はいろいろ変わっているようだが、全体の雰囲気はそれほど変わっていないようだった。
芝浦工業大学-デジタルアーカイブ-から
(http://www.gakujoken.or.jp/Sibaura/SIT/history/kousya.html)
昔の航空写真を見ると建設当初は正面玄関を中心としたL字型の校舎だったことが分かる。その後、校舎は増築が行われ、最終的には二つのコの字型の校舎が、二つの街区に跨るように向き合うキャンパスになっていた。2006年にこの旧校舎は解体され、跡地には新校舎が2009年に完成したそうだ。
芝浦工業大学-デジタルアーカイブ- > 芝浦校舎、昭和13年ころの芝浦校舎航空写真
廃景録 > 芝浦工業大学
都市風景への旅 > 近代建築 > 東京都港区芝浦
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区 #近代建築 #大学
Photo 2012.1.23 22:35
東京では今冬、初めての本格的な雪。21時頃から雨が雪に変わり、あっという間に積もりだした。
Photo 2012.1.23 22:38 Google Map
降り始めが夜だったので、遠くに出掛けて写真を撮るわけにはいかず、とりあえず近所の階段へ。出歩く人も少ないため、足跡がない写真を撮ることもできた。
Photo 2012.1.23 22:41
でもって、階段を下ってからまた上り、足跡を付けてしまう。
Photo 2012.1.23 22:55 Google Map
こちらの階段には、敢えてスロープ部分を上った誰かの足跡が。街灯の光が雪に反射して、意外に明るく写すことができるのも面白い。
Photo 2012.1.23 22:56
夜間で冷たい雪が降っていて、ピンぼけや手ブレが多発してしまったが、いくつかまともなカットも撮れたので、とりあえず満足。
雪は深夜には止んだ。やはり寒いので、30分ほどですぐ帰宅。
1/25追記
都心では6年ぶりに積雪が4cmに達したとテレビで言っていた。ブログを見返してみたら、その6年前(2006.1.21)にも同じ所で写真を撮っていた。。。
都市徘徊blog > 雪の降る町をー4(中野区松が丘の階段)
#階段・坂 中野区 #夕景・夜景 #雪
赤門ビル
赤門ビル
所在地:港区西新橋1-13
建設年:1929年(S4)
構造・階数:RC・4F
解体年:2011年(H23)
Photo 2006.2.21
本郷にも赤門ビルというのがあったが、西新橋にも同名のビルがあった。この建物も、改めて昼間に撮ろうと思っているうちに無くなってしまった。
東南側から Photo 2010.9.15
2009年に外壁に足場が組まれたので、解体されるのだろうなと思っていた。しかし2010年秋に訪れたらまだ建物は残っていた。この時点で、大通りに面した北側と西側は足場で覆われていたが、隣接する空地に面した側にはまだ足場はなかった。
最初の写真で、赤門ビルの左側に並んで写っている二棟のペンシルビル(高橋商店と東和ビルディング)は、この2010年時点で既に解体されていた。
Boutique あかもん Photo 2010.9.15
もう無人なのかと思ったら、1Fではまだブティックが営業中だった。このお店の部分だけは足場が無かったが、その両側や2F以上は既に仮囲いのパネルで覆われてしまっていた。写真上方に写っているのも仮囲いのパネル。
お店の方も、もうなんだか店じまい寸前のような感じ。それでも店員が通りの方を眺めているので、近くに寄って内部を撮る気分にはなれず。
塔屋階の丸窓 Photo 2010.9.15
東側のビルが無くなったため、塔屋が見えていた。最後の頃はガラスが破れかなり汚れていたが、昔は幾何学的デザインのステンドグラスから光が内部に差し込んでいたのだろうか。
最後まで営業していたブティックも退去して、築80年余の建物は2011年に解体された。
ニッポン懐景録 > 港区西新橋
都市風景への旅 > 東京都港区西新橋
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#失われた建物 港区 #近代建築 #オフィス
最近、何枚かの写真を繋げるパノラマ写真をよく撮る。以前からパノラマ写真は好きで、フィルムの時代から、プリントをカッターで切ってつないだりしていた。
パノラマ写真合成用のフリーソフトとしては、「Hugin」がある。読み方がいまだによく分からないが、これはまあ良い。
Photoshopなどでもちろんつなぐことはできるが、接続部分の露出の違いや、歪みをきれいに補正してつなぐことが簡単にはできず、残念に思っていた。
ちょっと前までは「DoubleTake」という簡易合成ソフト(シェアウェア)を使っていた。複数の写真を半自動で配置してブレンドするソフトで、明暗差を適当につないでくれる。これは操作が簡単で重宝していた。ただ、画像の歪みはあまり上手く補正できない。
Huginも昔からあったパノラマ合成用フリーソフトだが、昔は合成境界がギザギザになって格好が悪く、また操作がやや複雑だった。ところが、いつのまにかアップデートされ、かなり合成の精度が上がって仕上がりがきれいになり、かつ使い勝手も良くなっていた。
Huginは合成の仕方を何種類か選べる。パノラマ効果を自然な感じにするもよし、わざと超広角っぽく見せるもよし。
操作にはややコツがあるようで、完全自動ではない。だがそれゆえ、試行錯誤して自分なりに満足できる画像を創ることができるのが面白い。使い方の概要は以下の記事にもあるのでそちらをどうぞ。
Hugin Tutorials(日本語版有り)
SourceForge.JP Magazine
> 簡単な操作で複数の画像をパノラマ写真に合成する「Hugin」
こういうツールがあると、撮影時についそういうモードになる。機会があればパノラマ画像を作れるように撮っておこうと思う。交差点などでむやみに何枚も重ね撮りしたりもする。
最近はカメラ内に合成機能を備えたものも多い。もちろんそれでも充分なのかもしれないが、Huginの面白いところは、昔、フィルムで撮った写真でも、デジタル化すれば、このソフトでつなぐことができる点だ。昔の写真が、改めてきれいに合成できたりすると、結構満足感が得られる。
厳島神社回廊 (画像Clickで別ウィンドウで開きます。)
所在地:広島県廿日市市宮島町
Photo 1999.9.18
冷やし中華始めました、みたいだけど、Facebookはじめました。
実名主義で顔写真も付けて、プライバシーがどうのこうので、日本には馴染まないという話もあったりして、なかなか始める気になれなかった。だが、知人がちらほら始めているのを小耳に挟み、とりあえず登録だけしてのぞいてみるか、という気になり、お正月明けに始めてみた。
ところが、ちょっといじってる間に、次々に同級生や後輩が「友達かも」リストに登場。あらみんなもうやってたのね・・・。
というわけで、否応なしに巻き込まれていく感じに。同窓会の告知なんかには使えそうだな・・・。とりあえず、顔見知りを基本に登録していくつもり。
ただ、今までもブログやってたし、ホームページも作ってたし、それとの兼ね合いはどうすればよいのだ?? 作ったは良いけど、何を書き込めば良いのだ? 何を発信するのだ? 日常生活だだ漏れはしたくないなぁ。
年明けからブログがほぼ完全停止してしまったのは、そのへんの使い分けのスタンスが全然固まらないから。
写真の投稿なんかはブログよりも簡単。Web上で整理もできるので、どんどん上げてくのも有りかもしれない。ただ、ホームページにブログを関係づけていたりするので、時系列でズルズル下へと情報が流れて行くのはあまり好きじゃない。
Blog、Twitter、mixi、Facebook、Google+、いろいろあるけれど、これ以上こういうツールに振り回されたくないなぁ。
でもフィード登録すると情報がプッシュされてくるのは楽。登録しておけばお奨め情報が向こうからやってきて、情報に触れる機会が増えるのは興味深いし面白い。
実はGoogle+の方の登録もしている。Google+の方がサークルを直感的に作れて、流す情報をコントロールできるので、プライバシーとかを大切にしたい場合はGoogle+の方がよいだろうことは分かった。でも、友達の友達は皆友達だ!(古いね~)、的な広がりがあって、良くも悪くもとんでもないつながりを生む、変な可能性はFacebookの方がありそうだ。Google+はまだ加入者が少ないのと、そういうお節介な機能は自粛してるのか、あまり広がりができないのも事実。日本にはmixiもあるので、私的なものはmixi、公的なつながりはFacebookでというように、それらでそれなりに満足しちゃうとGoogle+には行かないかもしれない。もちろんちょっと先のことは分からないけれど・・・。
さて、とりあえずこの先もブログとホームページで、スタティック(静的)に進めていこうと思う。SNSはメモ替わりという人もいた。落ち着いてそれなりにまとまったテキストや写真を流す時はブログ、そこまででもない情報や写真の場合はFacebook、というあたりだろうか。これ、実はあるbloggerの受け売りでもある。
ちょっと最近、雑務が多くて、まちあるきや下見ができていない。正月明けに実家の方をうろついた時のネタも半分お蔵入りしている。そうこうしている内に、もう次の準備をしなければならない時期に。あ~さてさて、なにから書こうかな?
遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
正月は完全に寝正月状態。初詣にも3が日にはいかず、4日になってようやく遠州三山の一つ、油山寺にお詣り。
油山寺(ゆさんじ)を訪れたのは実に30年ぶりだ。高校生の頃、父母と共になんとなく行ってしまったので、当時の記憶はかなり曖昧。国の重要文化財指定を受けている山門と三重塔は、ときどきネットやガイド雑誌などで見たりするので、見たような記憶もあったが、他はほとんど忘れてしまっていた。
山門のそばの駐車場に車を駐め境内へ。
油山寺 山門
所在地:静岡県袋井市村松1 Google Map
建設年:1659年(万治2)掛川城の大手二之門として建立
1873年(明治6)現在地に移築
備考 :国指定重要文化財
Photo 2012.1.4(この記事内全て)
山門は掛川城にあったものが移築されたもので、白壁で鯱が付いたいかめしい姿。明治初期に城主太田備中守が眼病快癒の礼として寄進・移築したのだという。寺院には似合わないごつい姿だが、逆にこれが油山寺を印象的なものにしている。
両大師前を上る階段
三重塔と本堂(薬師本堂)のある場所まで、山門からあんなに歩くというのは全く記憶になかった。折り返しながら上る長い階段があったり、途中に「るりの滝」などというものがあったことも記憶にない。30年前に訪れた時と全く感触が異なり、ほとんど初めて来たような気分だった。
薬師本堂(左)と三重塔(右)
薬師本堂:建設年 1738年(元文3) 静岡県指定有形文化財
三重塔 :建設年 1611年(慶長16) 国指定重要文化財
辛うじて記憶していたのは、三重塔とちょっと変わった屋根の形をした薬師本堂の風景。塔より本堂が数m高い場所に建っているのもなんとなく覚えていたが、こんなに奥にあったっけ?・・・。
三重塔は高さ約23mで、朱塗り、銅葺きの姿が印象的だ。写真ではよく分からないが、3層の屋根は天竺様で垂木が放射状、1層と2層は和様で垂木も平行になっている。上層と下層で垂木の配置が異なるというのはよくあることなのだろうか。五重塔や三重塔をたくさん見て知っているわけではないので、特殊かどうか分からないが、様式が混在しているのは興味深い。
本堂は基本的には恐らく方形屋根。前面の入口部分の庇が頂部から三角形に張り出しているのが独特だ。
油山寺 薬師本堂内部
堂内には千羽鶴や絵馬、額絵などが所狭しと飾られている。お寺のお堂には、怪しい気配が濃厚なものや陰気なものがあるかと思えば、カラッとしているもの、鮮やかでど派手なものなど、いろいろあるが、ここのお堂は、日差しの関係もあってか、堂内も明るく穏やかなかんじ。
Wikipedia > 油山寺
油山寺ホームページ
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