早朝に新宿へ。Photo 2007.8.13
新宿駅東口・ALTA前 2007.8.13 06:43 気温27℃
野外で調査をしたくてもこう暑くてはかなわない。そこで、早朝に出掛けて暑くなる前に歩いてみることに。新宿に6時半頃着いてうろうろする。お盆休みのせいもあって、普段は沢山の人が行き交う新宿ALTA前も人影はまばら。
久々にどんよりした曇りで、霧雨も少し。日差しがなく、急激に気温が上昇することもなさそうなので、2、3時間なら、なんとか街歩きができるとふんで歩き出す。
新宿三丁目モア街
ちょっと裏にまわってみると誰もいない。「Tokyo Nobody」という写真集があったが、まさしくそんな状態。日曜の朝でももう少し人がいるが、やはりお盆なんだなぁ。
新宿伊勢丹前
新宿通りを東へ。伊勢丹の前でも誰もいない瞬間が生まれる。人がいない新宿を撮りに来たわけではなかったが、偶然、珍しい体験をすることになった。普段、馴染みの景色でも、時刻が変わると全く様子が異なることがあることを実感。
#街並み 新宿区 #商業系
8/7に記した虎ノ門1-25の1ブロック南側。
こちらの一角は再開発事業の予定地ではない。道を挟んだ北側では空き地が増えているが、こちらにはまだ路地空間が残り、多くの人が住んでいる。
遠くに見えるのは、虎ノ門3丁目に建設中の、パークコート虎ノ門愛宕タワーという30階建てマンション(高さ98.4m・2008.4完成予定)。2004年に江戸川区に移転した長谷院という寺院の跡地に建設されているようだ。お寺も都心の土地をマンションに売り払ってしまうようになったのかなぁ。愛宕の青松寺は境内が広いので、愛宕グリーンヒルズとして再開発してお寺も残ったが、こちらはそうはならなかったようだ。
港区愛宕1-2
Photo 2007.8.6
右後方のビルは真福寺再開発による愛宕東洋ビル。こちらはオフィスビルと一体化して再開発することで都心に残った。低層部にあるお寺はこちらからは見えない。左後方は第9森ビル。このあたりはやはり森ビルが多い。
虎ノ門、愛宕界隈は交通至便で霞が関や丸の内にも近いので、オフィスやマンションが増えているが、その隙間にひっそりと木造住宅地と路地空間が残っている。
#古い建物 港区 #街並み 港区 #路地 #住宅系 #高層ビル
虎ノ門
数年後にはなくなる風景。
港区虎ノ門1-25
環状第二号線新橋・虎ノ門地区市街地再開発事業予定地
Photo 2007.8.6
上の写真の道の奥に少し見えている西松建設本社ビル以外は、全て再開発予定地内の建物。写真に写っているほとんど全てが数年後にはなくなる。驚いたことに上写真中央の虎ノ門34森ビルも、モダンな17森ビルも、再開発予定地内で建て替えられる予定らしい。手前の空き地は既に立ち退きと解体が終わり、都の管理下にある土地。周辺のビルでも立ち退きが始まっている。ちょうどこの写真のあたりに超高層ビル(規模は未定)が建つ予定らしい。
おおもとの計画は大正10年に立案されたという。昭和21年に戦災復興計画の一環として道路が決定されたが、長らく手つかずのままになっていて、いつの頃からかマッカーサー道路と呼ばれた。40年以上が経過し、もはや造られないのではないかと思われた頃になって、道路の大半が地下の計画となり、その上にビルなどが建つ立体道路制度を用いることになった。そして沿道で市街地再開発事業が都市計画決定された頃から、急速にあたりの様子も変わってきた。
東京都のHPを見ると、平成23年度までが事業予定期間となっているので、もしかすると1、2年の内に既存建物が解体され、その後2年程度で新しい建物が建つことになるのかも知れない。都市計画道路の予定地だったため、今まで全然変化せずに、木造建物が建ち並んでいた地区だが、最近は急速に空き地が増えているようだ。事業が本格化すると変化は早い。この場所も来年どうなっていることだろう。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 港区 #オフィス #モダニズム